第19回:播磨 初弥子さん(世界トップレベル大学コース、7期生)

2021年10月26日

こんにちは!事務局でインターンをしている遠藤です!今回はトビタテ7期の播磨初弥子(はりまそやこ)さんです。播磨さんは、世界トップレベル大学等コースでシアトルにあるワシントン大学に留学をしていました!知り合いのトビタテ生に播磨さんを紹介していただいて実現したインタビュー。環境問題に関心がある播磨さんの留学中の話や、現在働いている会社を選んだきっかけなど聞いてみました!

 

留学のきっかけ

遠藤)こんばんは!今日はよろしくお願いします!

播磨)よろしくお願いします!

遠藤)さっそくなんですが、播磨さんの留学テーマを教えてください!

播磨)私の留学テーマは「環境に優しい食事を学ぶ」をテーマに留学していたよ。

今地球では温暖化をはじめとした環境問題が深刻な問題だけど、誰にでも関係あるはずのことなのに、問題意識を持っている人が周りに少ないなと思っていて。

そこで、私たちにとって身近な「食」と結びつけて、温暖化のための取り組みを食というアプローチで誰でもできたらいいなと思ったんだよね。

だから、食を通してどのように環境に優しくできるかということを学びに行ったんです。

遠藤)そもそも、環境問題に興味を持ったきっかけはあるんでしょうか。

播磨)小学生の時に、「地球」っていう本だったかな。世界中で起こっているさまざまな社会問題を紹介している図鑑を読んだんです。それで、世界から水や森林がなくなっていることに衝撃を受けて。その世界の現状に自分も加担しているのに、何もしていない。だから、この解決のために自分の時間を使いたい!と思ったんだ。

大学に入ってからもしばらくはアクションが取れていなかったんだけど、就活を通してやっぱり何かやってから卒業したいなと思って。トビタテを知ったとき、これはチャンスだ!と思って、応募したんです。

遠藤)留学に行ってみて、どうでしたか?

播磨)留学先のシアトルは、個人レベルでサスティナブルな意識が浸透している都市でした。私が出会った現地の人で、地球に負荷をかけないためにベジタリアンになったという人が少なからずいて、環境に対する意識がすごいなと思ったんだよね!街自体も、ベジタリアンにも暮らしやすいようにメニューが充実していました。

遠藤)ベジタリアンを選ぶことって、環境に優しいの?

播磨)牛や豚などの家畜用の飼料を作るために広大な森林が伐採されていたり、私たちが食べる数百グラムのお肉を作るのにその何倍もの多くの水が使われているんです。肉を食べない、あるいは、食べる量を減らすというだけで、簡単に環境への負荷を減らすことができるんですよ。

遠藤)環境と食事がここまで密接に繋がっているなんて知らなかったなあ、、、。

播磨)ベジタリアンといってもずっとお肉を食べないとかではなくて、出来るだけお肉を食べないようにするだけでもいいんだよ。例えば週一でお肉を控えるとか。初めからお肉を抜くんじゃなくて、自分なりの持続的に続けていきやすい方法でできるだけたくさんの人がやっていけばいいなと思ってる。

(ベジタリアンバーガーで、ビーツをつかったパティ。)

 

現在やっていること

遠藤)次に今現在やっていることについて教えてください!

播磨)今グッドルーム株式会社というリノベーション・デザイナーズ賃貸物件を紹介する会社で働いていて、私はメディア事業部の掲載チームのリーダーをしているんだ。アプリやウェブサイトでは、物件の写真や募集情報だけでなく、ライターさんが書き下ろしたそのお部屋だけのキャッチコピーとストーリーが掲載されているところが特徴なんですよ。

遠藤)私もウェブサイトを拝見してストーリーのひとつひとつが「ここに住んだらこんな生活が始まりそう!」と思えるようなものばかりで感動しました!

播磨)そうそう!そのような紹介を通して、お客様に「お部屋のここが好き!」と思ってもらえるようなお部屋とのマッチングをお手伝いして、賃貸でも「ふつうだけど、ちょっとよい暮らし」を提案できたらいいなと思っています。

 

就職の決め手

遠藤)播磨さんが現在所属している会社で働きたいと思った動機はなんだったんですか?

播磨)会社がやっていることや会社の理念が社会にとって意義があるか、また自分がそれらを心から信じられるかということを私は大事にして就活していました。そういう意味ではグッドルームはとても合ってたんだよね。

実は不動産業界はまだまだ古いところがあって、物件を選ぶ時にお客様にとって提供される情報が少なかったりするんだよね。例えば、ネットで調べた時に物件の写真が外観しか掲載されていなかったりとか。だけど、グッドルームはスタッフがひとつひとつのお部屋を取材して、部屋だけではなくそこの周辺地域の紹介もして、実際住んだ時に役立つような生活提案を行っているんです。入居者目線に立って、お部屋の不便なところも隠さずに伝えているんだよね!

遠藤)お部屋のマイナスポイントも記載しているって、お客さんのことをすごく大事にしている会社だな~という印象を持ちました。

播磨)あとはIT化が遅れている業界だから、そこに切り込んで紙文化を無くしていこうとしていたりと、「革命を起こせそうな会社だな」と感じたのも理由の一つだよ。

そういう意味でも、グッドルームが大きくなればなるほど、皆さんがお部屋を選ぶ自由が増えて、お部屋探しもIT化してどんどん楽になって、業界さえも巻き込んでどんどんいい方向に変えていける。いいことづくめだから、自分が入社して頑張る意義があるなって。

 

留学経験と現在

遠藤)留学で得た経験が今のお仕事でどのように生かされているか教えてください!

播磨)何かをやりたいとか行動に移したいと思った時に、自分で実際に行動できたことが自信になっているかな!

遠藤)たしかに、留学計画は自分で考える必要がありますしね!

播磨)そしてしっかり仕事の意味を考えられたことも大きいです。

遠藤)と、いうと??

播磨)環境問題に取り組む仕事ができるのが楽しいと感じれて、それが仕事上でのモチベーションになったんです。

 

今後について

遠藤)今後やっていきたいことはありますか?

播磨)今後やりたいことは2つあって、1つは社外に向けて。そしてもう1つは社内に向けてです。まず社外に対しては会社を大きくしていって、グッドルームとして「環境に良い暮らし」を発信していきたいな!そして社内では、今やっているビジネスの中でもっと持続的にやっていく方法を模索して、確立したい。グッドルームでは、メディアの他にも、TOMOSというリノベーション施工事業というハードな部分もあるので。

やっぱりお引越しのタイミングは人生の中でターニングポイントだと思うんです。その時に、環境にも良くてその人自身もハッピーになれるような暮らしを提案できるようになりたいですね!

遠藤)留学中は「食」の切り口で、今は職場の強みを生かして「住」の切り口で、環境問題の解決に取り組んでいきたいということですね。

インタビューはこれで以上です!ご協力ありがとうございました!

播磨)ありがとうございました!

(部署の方々との写真。右から5番目が播磨さん。)

編集後記

播磨さんがインタビュー内で語っていたように、自分が続けられるやり方で環境問題と向き合っていくことが大事だと思いました。食事や住環境はどちらも個人が選ぶことができるものです。せっかくなら小さなことから環境に優しいことで自分も幸せになれることを始めていきたいですね!