第23回:三木 浩江さん(多様性人材コース、4期生)

2021年10月26日

皆さん、こんにちは!トビタテ7期の梅木です!
今回は”世界における抹茶の可能性”をテーマに留学した三木浩江さんをインタビューさせていただきました!日本のコンテンツを世界に発信したい!そんな熱い想いを語っていただきました。

 

梅木:はじめまして!! 本日はよろしくお願いします!

三木:よろしくー。梅木君ってCHAHOでインターンしてたよね?

梅木:そうなんですよ!3か月ほどCHAHOで日本茶販売をさせていただきました!三木さんのCHAHOでのインターン経験もお聞きしたいと思ってます。

三木:なるほど! わかりました!

※CHAHOとは日本の島根県松江のお茶屋、中村茶舗(なかむらちゃほ)がタイに進出して開いたカフェ。

多文化を受容したうえで独自の価値を生む

梅木:現在、三木さんは日本茶を世界に広げるために大使館や海外のお茶屋さんと商談など様々な活動をされておられるとお聞きしたのですが、留学も日本茶に関連した内容だったのですか?

三木:私は 
Twining ロンドン一号店にて ※Twining ロンドン一号店にて

梅木:なるほど。トビタテ留学もお茶に関連した内容だったのですね。日本茶をテーマに留学を決めたのはどんな理由があったのですか?

三木:ベトナムでグローバルシッププログラムに参加した時に、日本のコンテンツを世界へ届けるため、現地にある日本企業でインターン活動させていただいたの。その時に“違和感”を感じてね。

梅木:違和感ですか。

三木:インターンをさせていただいている時に“現地の思考性を無視している”ことに対して違和感を感じたの。日本製品は品質が良いから現地でもヒットするだろうという、現地の文化や価値観を無視しがちな態度を見たときに、相手の文化を受容したうえで日本のコンテンツを提供して独自の価値を共創する必要性をその時に感じたの。

梅木:なるほど、ベトナムでのインターン経験がトビタテ留学に繋がったんですね。

 

日本茶を世界に

梅木:留学では5カ国でインターン活動をしていたとお聞きしています。実際にどんな活動をされていましたか?

三木:そうだね。まず初めにバンコクで初めて日本茶事業を始めたCHAHOでインターンをさせてもらったよ。梅木君もお世話になっていたところ。

梅木:お世話になりましたね。留学を終えた今でも社員の方とは連絡を取ってます。実際に活動してみてどうでしたか?

三木:そうだなぁ。私は“日本人”として自分ができることに意識して活動してたね。

梅木:日本人としてですか

三木:うん。業務の一つに「日本人だからおもてなしのプロでしょ」と言われ、社員研修を担当することになって、そこで”おもてなし文化”、“一期一会”の精神について研修で教える機会があったの。カフェでの商品陳列やお客様への対応の仕方など改善を図ったね。

梅木:CHAHOの店舗では日本人スタッフがおられないので、三木さんの言動が日本人を代表していると言っても過言じゃないですよね。

三木:そうだね。私の言動全てが「日本」として見られていると感じた。次のインターン先はロンドンに行って、商流を作る事を意識しながら活動してた。具体的にはイギリスで活躍されているコーディネーターの方に5つ星ホテル、カフェ、ティーショップなど紹介してもらって、お茶の商談やテイスティング、実際に日本のお茶を現地の人に飲んでもらうために物流からマーケティング、営業、プロモーション活動もさせてもらったよ。


プライベートワインクラブでのテイスティング写真プライベートワインクラブでのテイスティング写真

梅木:バンコクとは違う内容でインターンをされていたのですね。

三木:ロンドンではビジネスとして他国に商品のニーズと商流を作ることの難しさと面白さを体感したな。最後のインターンはNYのフリーペーパーの会社に所属しながらカフェ、抹茶関係者に取材して回ったよ!

 

一瞬の出会いと感動を

梅木:留学がすごく充実していますね。帰国してからどんな活動をしていますか?

三木:帰国してからも、日本のコンテンツを世界に広げたい!っていう想いは根幹にあって、今は商談を通して茶屋さんや行政の方と関係性を構築したり現地の販路を開拓しながら、現地のレストランや日本茶業務代理店で日本茶のPR活動をさせてもらってます。
帰国後は留学中に出会った現地の方やトビタテ生とビジネスを通じた関係性がグッと増えて、色んな人と繋がっていることを本当に実感してます。


英国日本大使館との写真

英国日本大使館との写真

 

梅木:こういう繋がりが今後の展開に大きな影響を与えそうですね。

三木:こういう出会いって本当に大切だと思っていて、出会わせてもらった人たちとコラボして、ご縁が繋がって、可能性が広がっていくことが一番面白い。抹茶ってイノベーションに繋がる可能性に溢れた日本のプロダクトだと思っているの。人種や宗教、ジェンダー関係なく誰もが楽しむことができるし、ドリンクやスイーツにも使えることができる。そして、お酒や米みたいに色んな日本の嗜好品と組み合わせができるから可能性が無限大だよね。
最近だとインドの大使館で開催された、日本茶×お寿司のイベントにも招待していただいて、日本茶のPRをさせていただく機会を頂いたり、「ビーガンケーキ×抹茶」「ヨガ×抹茶」のようなイベントも最近共同開催したかな。

梅木:抹茶もすごいし、三木さんの活動量もすごいな…(笑)

三木:実は留学を終えてから、日本茶アンバサダーを目指している人をサポートする活動をしたり、色んな学校に講演を頼まれて自分の留学体験をお話させていただく機会が増えたんだよね。その中でびっくりしたことがあったの。

梅木:えっ何ですか?

三木:つい最近、ある学校教員の方から「三木さんの講演に触発されて、私、日本茶アンバサダーになった!」って報告してくれたことがあったの!!

梅木:まさかの先生(笑)

三木:ね(笑)私は“一瞬の出会いと感動を!”という理念を基に活動してるの。インドの大使館での活動含めて、今まで出会った人たちとのご縁が今の活動に密接に結びついてると感じることがすごく多くて、人と会う時はただその人に向かい合うんじゃなくて、今後この人とはどんな風に繋がって関係を紡いでいくのかを想像しながらその人の前に立ってお話させてもらってる。

梅木:まさに、一期一会ですよね。三木さんの今後の活躍が楽しみです!本日はペルーにいるにも関わらずお電話させていただきありがとうございました!

三木:ありがとう。全然大丈夫、ペルー時間だと7:00amだからいい朝活になったよ(笑)

 


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