第24回:櫻井 翔太さん(新興国コース、5期生)前編

 みなさんこんにちは!トビタテ6期生の遠藤です!今回は「防災×ディザスターツーリズム」でフィリピンに留学していた櫻井翔太君にインタビューをしました。私がトビタテの2次選考を受ける時に、フィリピン繋がりということもあって翔太くんにアドバイスをしてもらっていました。その時のことを思い出しつつ、留学中の話から帰国後の活動や就活について聞いてみました!!!

インターンしていたNGOでの仕事仲間との写真)

 

留学内容

遠藤)翔太くん、今日は短い時間だけどインタビューよろしくお願いします!

 櫻井)こちらこそよろしくお願いします!

 遠藤)さっそくだけどどんな留学していたか教えて!

 櫻井)僕はフィリピンに2016年の9月から2017年の9月の1年間「防災×ディザスターツーリズム」をテーマに留学していました。僕がインターンしていたNGO LOOBはフィリピンのイロイロ市にあるコミュニティ開発をしている団体で、主に通訳やESAP(English for Social Action Program)というプログラムの運営をしている団体です。そのプログラムは、日本人がフィリピンで英語を学びながらボランティアができるもので、簡単にいうと『英語学習+体験学習』とみたいなものです。あとは日本の学生団体が毎春と毎夏にワークキャンプに訪れていて、その企画・運営・通訳をしていました。

 遠藤)そうなんだ!

 櫻井)あとは自分がやっていたプロジェクトは現地の高校生20名をコミュニティの防災リーダーとして育成するということもやっていました。フィリピンに来てから始めの3ヶ月は僕がいたところから3時間くらいかかるコンセプシオン駅に通って地域の人たちと信頼関係を築きました。その結果40人くらい現地の人が協力してくれて、彼らの中にはヘルスセンターの人や地方自治体や町役場の人、学校の校長先生などがいてたくさんの人を巻き込むことができたんです。

 1年間の留学中にフィリピンだけではなく、1ヶ月間だけインドネシアにもディザスターツーリズムを学ぶために行っていました。複数の都市を巡っていたんですけど、スマトラ沖地震の被害を受けたバンダアチェには津波博物館があって、そこは町を挙げてディザスターツーリズムを進めているところでした。そこの地域では津波や地震の影響を受けた建物の多くは当時のまま残っているんですよ。それには宗教的な考え方が影響していて、災害を乗り越える、乗り越えないという決断は個人に依存しているところがあって、被害を受けた建物を見ると震災を思い出してしまうから取り壊すという場合が日本では多いです。一方でインドネシアの場合はイスラム教では「災害は神からの試練」という考え方があって、人間として乗り越えるものだよねという認識があります。だから災害から得た教訓や建物とかはそのまま残して次の世代に伝えていこうとしていて、ディザスターツーリズムのあり方について学びました。

 そして最終的にはコンセプシオンでのプロジェクトの高校生20名の中から選抜した3名をレイテ島のタクロバンへ連れていって、ディザスターツーリズムを活かしたプログラムを行いました。

(インドネシアのバンダアチェに行った際に津波博物館に訪れた時の写真)

 

防災×ディザスターツーリズム」と留学

遠藤)どうして「防災とディザスターツーリズム」をテーマに留学しようと思ったのか、そのきっかけを教えて!

 

櫻井)僕は出身が福島県いわき市ということもあって、大学1年生くらいの時に震災復興の団体を立ち上げたんですよ。地元を中心に町の活性化や県外の人への啓発活動をしていました。その時にいわきでのスタディツアーを企画していて、どんなスタディツアーモデルなのかを知るために岩手県や宮城県で開催されていたツアーに何度も参加しました。そこで一泊二日っていう短期間のスタディツアーにもかかわらず、たくさんの場所を訪れたり参加者の方にできるだけたくさんの情報を与えたりしていたんですよね。震災の現状をより知ってほしいという主催者側の気持ちもわかるんですけど、、、。そのスタディツアーで一番伝えたいことは、震災から学んだ教訓を次に活かすことなのにツアー終了後は自分の生活の中で全然防災に繋がってないなと感じました。理解はできるけど、実際に活かすことってないなって思ったんです。 

 

そのあと自分で団体では農業をテーマに絞ってスタディツアーのプログラムを考えました。「いわきと農業」という共通項に被っている人たちを参加者にすることで、スタディツアー終了後も自分の活動のフィールドとしていわきと関われるみたいなところで活かすことができるんじゃないかなって思いついたんです。それをもう少し一般的にするには「防災」というひとつの大きなテーマで「ディザスターツーリズム」も活かせることができるモデルを作りたいと思ったのがきっかけです。

 

遠藤)そういう経緯があって留学しようと思ったんだね!すごい!

 

櫻井)留学を考えた時のキーワードとしては、観光・災害・英語が出てきたんです。この3つに当てはまる国はどこかなって考えた時に、観光大国であって災害大国でもあるそして英語がいろんなところで話されているのがフィリピンだったので、フィリピンに決めました。

 

後編へ続く。