第27回とまりぎインタビュー:小勝さやかさん【骨太な英語教育!】

 

トビタテ留学Japan6期の幡谷拓弥です!事務局インターンや、とまりぎ関東、ブラマネなどをしていてトビタテ大好きお兄さんの名を自負しています。同窓会組織である「とまりぎ」のHPにて、インタビューを通してトビタテ生のOB・OGの方の活躍の紹介をしていきます。今回のトビタテ生は、トビタテ8期の小勝さやかさんです。小勝さんは、「学校教育における骨太な英語教師を目指して」というテーマでアメリカへ留学なされていました。現在は、学校と地域をつなげるコミュニティの創出に取り組まれています。そんな小勝さんから、留学と今後の進路についてお聞きしてきました!

 

なぜ「骨太な英語教育」というテーマを建てたのでしょうか?


学校の先生ってすごく大変そうだなと感じたことがあって、教員の勤務時間とか問題になってたりしているからね。例えば、英語授業を受けたことがない世代が英語の授業を作るってすごく大変そうじゃない?その時に、国際交流協会とかの活躍できる人材がいるのに連携できないのはすごく勿体無いと考えたわけ。地域と連携していく事で先生の負担って軽減できるのはないかなと感じたんだよね。それと、ラッキーなことに大学生活の中で、30校以上現場を見せてもらう機会があった。だからこそ現場の状況をイメージできるけど、中々普通の大学生にとっては難しい。こういった課題ってひとつひとつが独立しているような気はするんだけど、それを繋げることはできないのかなと思ったのがきっかけなんだよね。

 


30校以上も現場を見られたのは確かにすごいね。現場をたくさん見たことで、それぞれの課題が何かしらの関係性を持っていたことに気づいた訳だね。

 


そうそう。それを解決するための手段として、自分が活躍できれば良いなと思ったんだよね。
それでカリフォルニアのパロアルトという所に行きました。なぜカリフォルニアかと言うと、第2言語として英語を学ぶ人が多いというデータがあったから。そしてなぜパロアルトかと言うと、茨城県土浦市の姉妹都市であったのが理由。私が土浦市と連携を組んで留学することで、今後そういったことに興味がある人の助力になれるとも考えたからね。

 


なるほどね。現地では実際どう言った活動をしていたの??

 


教育工学といって、ICTを用いてオンライン上でデータベースのやり取りをする教育を学んできた感じかな。

 


すごいね。シリコンバレーに近いところだからこその教育という感じだね。すごく魅力的なんだけど、日本で導入することってできるのかな。

 


今それは課題感としてあって、なおかつ来年度から働く訳なんだけど、私だけがそういうことをやってしまっては他のクラスとの差異を生んでしまう。また、導入のためにお金が掛かるので中々すぐ導入ということにはならないと思うな。お金の問題は非常に大きいよね。

今後の進路はどうするの??


国としての教育に対する投資ももっと必要だね。
今後の進路としては、公立の学校で働いたりするの?

 


そうだね。公立の学校で働く。というか公立以外は考えられなかったかな。幼少期から大学までずっと公立校で育ってきたから私立という考えが浮かばなかった。いろんな子が集まる公立校で色々チャレンジして行きたいかなと思う。あと、前述したけど地域と繋げたいからね。

 


そうだったね。そういう意味でも公立校のがいいのか。

 


まぁ、それは後付け的な意味合いでもあるけどね。

 


これから働くのは中学校だったよね?どうして中学校を選んだの?

 


英語を慣れ親しむ段階なのって中学校からだと考えて、そこを教えられれば良いかなと思っていた。色々紆余曲折はあったんだけどね。

向こうの経験を通して、意識の変化とかはあった?


向こうの教育を見てきて、今考えてることのベースとかになってたりはするの?
留学する前から、先ほど話してくれた強い思いがあったのか、それとも元々持っていたのか。

 


それは留学する前からあって、実際に現場に行ってみて、それをアウトプットしてきたような感じなのかな。
留学経験を通して、より具体的になったということは言えるかな。
向こうではハンズオンラーニングと言って物作りをベースに学ぶスタイルがあったのよね。今って3Dプリンターがあるから、自分のアイデアをその場で作れたりするでしょう。でもそれを作り上げるには数学的知識や、プログラミングの知識がないといけないし、クリエイティブ性も必要。もの凄く複合的な学習環境なんだよね。単純に「それって良いな」って感じた。学ぶ理由が、自分のアイデアベースだからね。

 


なるほど。日本みたいに学術学んでから実学に落とし込むのではなく、実学に興味を持たせてからそこに至るまでのアプローチを学ばせる感じなんだね。

 


日本でそのようなことを応用するなら、今学んでいることがどういったものに繋がっているのかをちゃんと伝えられるようになりたいかな。キャリア教育に繋がるイメージ。

もう一つの思い・・・。


しばらく考えていたことがあって、「自律学習者」をちゃんと育てたいってことなんだよね。興味がある分野も苦手な分野にも自主的に取り組めるようになって欲しい。

 


なかなか難しそうだね。

 


でも、大学ってそうじゃない!?私は高校まで受け身の授業をしてきたけど。割と点数は取れていたわけ。別に東大に入るとかそういうわけではないけど。
でも大学に入った時に、レポートが全然書けなかった・・・!
その壁にぶち当たったのよね。
もう最大の難関は卒論だったね。トピックが全然浮かばなかった。そこで「自分がやりたいことを見つけられないような教育を受けてきた」と気づいたのよね。
だからこそ、学ぶことを自分事として意味付けできるような自律学習者を育てていきたい。

将来的な展望


一応、今後は中学校教師になると思うのだけれども、将来的には教育改革に着手できるようなもう少し上の組織に行こうとは考えているのかな??

 


結構それは思っているかな。なんか自己中な感じもするんだけど、大きい組織の上からトップダウンで教育改革にガッと舵を取った方が変化したりするのかなと考えてる。
私が今からやろうとしていることは、草の根活動みたいな形だと考えていて、そこに興味のある先生が集まってそれが大きくなって次の目標を立てるような感じなのかとは感じているかな。

 


なんだか堀ちゃん(トビタテ6期生)と同じ強い思いを抱えてるね。仲間集めに近い感じ。

自分を突き動かす信念とは?


そこまで教育に力を入れたい強い思いはどういった所から来ているの??

 


なかなか難しい質問だ。

 


じゃ、なんで教育に興味を持ったのかな??

 


子供の成長にすごく感動できるからかな。「これってこういうことなんじゃない!?」と急に発見する子供と一緒に、自分も新しい発見ができるっていう感動が本当に心を打つんだ。例えば、「カイロの中身を見たい」と言う子供のためにカイロを切り開くんだけど、私はカイロの中身の成分に砂鉄が入ってることを知っていた。だから磁石を持ってくるんだけど、私が思った以上に砂鉄が付いてすごくびっくりした事とかがあったんだよね!子供と学びを共有できたことがすごく嬉しかった。

 


「わかっちゃいるけど、実際やってみると面白い!」みたいな感覚だね。
根源的な意味での「教育に対する信念」はどういったことなのかな?

 


学びの共有ってとこかな。今のエピソードを通して、シェアっていう学びがあって、シェアして広がる喜びを感じたんだよね。そこに楽しみを見出せるかも凄く大事だと思う。「良いものはシェアしたい、なんならそれが楽しければより良いよね」っていう感じかな。

 


実際活動の中で楽しさを生み出す仕組みとかは考えてたりする?

 


それに関しては、声かけが大事かなって。まずは、教室とかワークショップとか日常、それらを分断しない。8時半から授業だとして、それまでは普通に会話してるのに8時半になると急に「先生」になっちゃうのは良くないなって。もちろん先生ではあるんだけど、学習のサポートとして、子供の悩みに一緒に付き合ってあげるような声かけをしたいなって。

 


考えるきっかけを生むようにしているんだね〜。
ぜひ、素敵な先生となって日本の将来を引っ張っていける先生コミュニティなどを作って欲しいです!!
素敵なお話をありがとうございました!!!!