第39回 とまりぎインタビュー:船田美咲さん【教育をツールとして自分の描きたい未来をつくる】

みなさん、こんにちは、トビタテ留学JAPAN高校生コース3期生の積千夏です。今日は船田美咲さんにインタビューしてきました!留学しようと思ったきっかけから、なんでもポジティブ思考になったきっかけまで、すごく面白い話で、是非みなさんにも読んでいただきたい記事です!

トビタテ!留学JAPANでの留学

船田美咲さん
高校生コース第2期
アカデミックロング

 

積)こんにちは、初めまして!今日はよろしくお願いします!

船田)こんにちは、よろしくお願いします!

積)今パスポート紛失してるって…大丈夫なんですか?

船田)でも命以外は何を失っても何とかなるし、まあ大丈夫かなって(笑)

積)うん、まあ確かにそうですね(笑)これまで留学されたことはありましたか。

船田)高校1年生の時にアルペンスキーをやっていて、その合宿でニュージーランドに行ってたんですけど、そこには日本人と行って、長期滞在でもなかったので、あまり苦しむことはなくて。この留学が初めての一人での滞在でした。

 

留学のきっかけ

積)この留学をしたきっかけとか出来事ってありましたか。

船田)きっかけがそのニュージーランドの合宿の時に、スキー場でたまたま一緒にリフトに乗った男の子が、13歳で大学に通っているって言っていて、意味わかんないってなって思って。

積)え!13!13歳で!!?

船田)しかもニュージーランドに留学している子で、そんな人がいるって想像をしたこともなくて「あー、自分は本当に井の中の蛙だったんだな」ってすごく衝撃を受けて。しかも、ニュージランに行って、もともと英語が好きだったのに現地に行ったら全く話せないし、海外が好きだから海外で仕事したいなって思っていたのに、絶対に無理だって気がついてしまって。このまま日本にいたら絶対に無理じゃんって思って、海外に行こうと決めました。

 

 

アジアクラブ

積)留学中の活動についても教えていただけますか。

船田)秋はサッカーをして、冬は演劇をして、春はテニスをしました。あと「アジアクラブ」を他の子と立ち上げて、定期的に折り紙を折ったり、中国のお正月の大きいお祭りを主催したりしました。

積)自分で立ち上げるって…すごい!!そのクラブにはアジア系の方々がたくさんいて、みんなでアジア文化を広めようと活動されていたのですか。

船田)そうですね、もともと立ち上げた子の二人は、白人で中国語を勉強している子でした。インディアナ州は白人が多いので、アジア人だけじゃなくて、むしろ白人の方が積極的に来ている感じでした。

積)それはすごくいいですね!私の先輩でアメリカのアジア人があまりいない州に留学していて、差別を受けたり、ひどいことを言われたって留学体験談を聞いたことがあるんですけど、そんなことは全然なかったんですか。

船田)私はなかったですね、友達が隣の高校に行っていて、まあ隣って言っても車で40分くらい離れた場所なんですけど、その子は嫌なこととかあったって言っていたんですけど、私が通っていた高校が、たまたますごく優しい人が多くて、留学生だから興味を持って話しかけてくれる人もたくさんいて、良い経験をたくさんしました。

演劇、オクラホマのワンシーン

 

ホームステイ先でのトラブル

積)ホームシックにはなりませんでしたか。

船田)そんなに自分の家族と仲が良かったわけじゃないので、そんなにはなかったんですけど、最初のホームステイ先の家族とうまくいかなくて、その時は辛すぎましたね。ホームステイ先が全然愛を提供してくれなくて(笑)普通に「今日どうだった?」とか普通に何気無い話ができる親っていいなって。自分の親が寂しくなったことはありますけど、基本的には、あまりなかったですね。

積)そのホストファミリーとは普通に会話とかもしなかったんですか

船田)「Good morning」って言っても無視するし、私が日本食作っても手つけないし、なんかやばいですよね。ルールとかも自分の子供に対してはすごくフレキシブルなのに、私にだけはすごく怒ってきたりとか…。学校っていうより家族内での差別がひどかったですね。

積)え、ひどい…。

船田)それでもう相当メンタル強くなったので、めっちゃ感謝しています。

積)それは強くなりますね、そのホストファミリーはチェンジしたのですか

船田)はい、しました。6ヶ月後に!ホストファミリーってみんなそんなもんかなって思っていて、それをアメリカ人の友達に話したら、「え?それは普通じゃない」って言われて、それで変えました。

積)じゃあ、それまで全く気がつかなかったんですか。

船田)うーん、留学は辛いってトビタテでもめっちゃ言うじゃないですか、事前研修とか「絶対辛いから、むしろほとんど辛い期間だから」って、だからそんなもんかなって(笑)事前に辛い辛い言われすぎて、辛いのだと思って行ったので、むしろ「逃げたくないな」みたいな(笑)

積)その後のホストファミリーとは上手くやっていけましたか?

船田)その後のホストファミリーは、その普通じゃないって言ってくれた友達の家族だったので、すごく仲良くて!!

積)そんなことあるんですね!!それってたまたまですか。

船田)いや、その友達がホストファミリーになるよって言ってくれて!

ホストファミリーとの一枚

どんなことでもポジティブに変換する力

積)それは良かったですね!留学の経験とかで今に活かされていることってありますか。

船田)二つあって、一つ目はホストファミリーとの生活が辛すぎたときに、毎日をいかにポジティブに生きるかって考えていて。究極に落ちていた時は「今日も屋根と食事がある、なんて自分は幸せなんだろう」っていうレベルまで落ちたんですけど、その経験があるからこそ、どんなことでもポジティブに変換する力がついて、今のパスポートを失くしている状況も屁でもないなって。そういう力がついたのは本当に良かったなって思います。

二つ目は、すごくアウトゴーイングになったことですね。留学していると友達がいないから自分で作らないといけないじゃないですか。特に私の学校は田舎だから、小学校低学年から高校まで一緒で、みんな知り合いって感じだったから、そういう環境にいって1から友達を作るって結構大変だったんですけど、自分から話しかけて友達になって。それがあったからこそ、今はもう日本語が話せるって、それだけで誰でも友達になれるって感じですね。

 

今後の目標

積)今後の目標を教えてください!

船田)今、大学で留学していて思ったことなんですけど、資本主義を終わらせたいっていう大きな夢があります。
社会学とか文化人類学とか取っていると、いろいろ社会の問題とか国家間の貧困とかもそうだし、国の中でもフードロスとか環境問題のことも全部、本当に根本的な問題を突き詰めていくと、今の資本主義の方達が問題だなっていうのは、私はすごく感じていて、資本主義そのものが悪いわけじゃなくて、今の私たちの使い方がおかしいだけなんですけど。
今、みんな資本主義とか経済は自然に成り立っているものだと思っているけど、そもそも人間が何万年も生きてきた中で資本主義って数百年だから、すごく歴史が浅いし。自然にできたものじゃなくて一部の金持ちの人たちが自分の利益を増やすために、能動的に作り出しているものだから、別の経済の形に移ることもできるし、今の形を終わらせることもできる。具体的には分からないけど、それが1つあって。
その1つの方法として教育っていうのはすごく大切だなって思っています。高校の頃は良い教育を作りたいとか広めたいってところにフォーカスしていたんですけど、今は教育をツールとして自分の描きたい未来をつくることです。

 

編集後記

今年はデンマークとスウェーデンに留学する予定の船田さん!北欧に行ってさらに学びを深め、ただ良い教育を取り入れるのではなく、教育を通して目標に向かっていく姿を楽しみにしています。本当にありがとうございました。