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第143回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第13弾大川梨恵さん【日本とヨルダンの文化交流】

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4期かほ

4期かほ

2021.04.19

みなさんこんにちは! 

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です! 

ユニークな国留学!という特集で 地図ではみたことあるけど。。。。 

名前は聞いたことがあるけど。。。。

 実は全然どんな国か知らない!!

といったようなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介しています!

 そんな特集の第13弾!今回のユニークな国は。。。。。 

「ヨルダン」です!! 

今回は、ヨルダンに留学した大学6期の大川梨恵さんにインタビューしてみました! 

 

トビタテ!留学JAPANでの留学  

大川梨恵(おおかわりえ)さん 

大学6期新興国コース

テーマ:日本とヨルダンの文化交流

 

難民の支援がしたい

鈴木)大川さんはヨルダンに行かれたのですね。中東に行ったことがある日本人は特に少ないので、どのような体験をされたのかとても気になります。

 

ヨルダンに行こうと思ったきっかけを教えてください!

 

大川)将来的に中東の難民支援をしたいという目標があったからです。

 

高校生の時に、「私はマララ」という本を読んで、イスラム教の教育に関心を持ちました。また、当時はシリアの内戦についてもよくニュースでよく流れていたので、イスラム教関連の勉強をしたいと思うようになり、イスラム教関連の教授やゼミが多い大学に進学しました。

 

鈴木)高校生の時から素晴らしい目標を持たれていたのですね!とても尊敬します。

 

現地ではどのような活動をされたのですか?

 

大川)日本語教師のインターン、SNSを通じてのヨルダンの魅力発信、アラビア語の習得がメインの活動でした。難民キャンプの調査に、アラビア語通訳として参加したこともあります。また、日本人補習校で、ヨルダンに住んでいる日本ルーツの子どもに日本語を教える先生もやらせていただいていました。

 

ヨルダンにはアニメを通じて日本が好きな人が多く、日本語を勉強したい人もたくさんいて、いろいろなレベルの人に日本語を教えていました。

 

①こちらから見て一番左が私です。真ん中のイエメン人の友人にイエメン風のお化粧をしてもらい、イエメンのドレスで友達の結婚式に出席しました。日本のことがすごく好きで、日本語もペラペラ!浴衣の着付けも自分でできるんです!右の子はヨルダン人で、ヨルダンの伝統的なドレスを着ています。

 

友達の結婚式に行ったときの写真です。

 

鈴木)中東にもアニメが好きな人がいるんですね!

 

大川)私がヨルダンに住んでいた1年間で、3回も日本のお祭りが行われていました。みなさんコスプレのレベルもとても高いんですよ!

 

ヨルダンのオタクページ、ということで「JOTAKU」というネットのグループがあるのですが、そこに「アラビア語が話せる日本人です!」と自己紹介投稿をしたら一気に200人くらいからFacebookの友達リクエストがきました。笑 みなさん日本のことがとても好きなんだな〜と感動しました。

 

②「日本人が浴衣を着て行ったらとても喜ぶよ!」とイエメン人の子に浴衣を借りて、着付けてもらいました。イベント会場に行ってみたらその通りで、みんなが寄ってきてくれました。日本からしてみたら中東というと遠いかもしれませんが、向こうの人たちには日本のことが好きな人も多いです。

ヨルダンで開催された日本のお祭りにて

 

鈴木)難民キャンプにも行かれたとのことですが、その難民キャンプはどのような場所でしたか?

 

大川)難民キャンプにはいくつか行ったのですが、ザアタリ難民キャンプという、シリア難民が暮らすとても大きな難民キャンプがとても印象的でした。世界で2番目に大きく、都市としてもヨルダンで4番目に大きい場所とされているキャンプです※。でも、どんなに大きくてもそこはキャンプで、私たちが住んでいるような街にある、いい意味でのごちゃごちゃ感が全くない。開けた平野に、人工的に作られたような場所だなあと感じてしまいました。

 

また、ヨルダンをはじめとして、中東の国って意外と生活水準が高いんです。蛇口をひねれば水もお湯も出るし、停電もあまりない。私たちが突然、電気があまり来ない仮設住宅で暮らすとなると大変ですよね。シリアの人たちにとっても、難民キャンプでの生活は元々の暮らしの水準とかなり違うので、本当に大変だと思います。

 

鈴木)難民キャンプの実態について、あまり想像がつかなかったのですが、やはり現地での暮らしは大変なのですね…

ホスピタリティがある国

大川)ヨルダンのことが好きな理由はたくさんありますが、中でもやっぱり「人が優しかった」ことがヨルダンのことが好きな1番の理由だなあと思います。ヨルダンの人・・ヨルダン人だけでなく、イエメン人やシリア人、パレスチナ人・・・みんな本当に優しかったんですよ。

 

鈴木)それは意外でした。そのような一面があるのですね。

 

大川)私は座学があんまり得意じゃなくて(笑)、アラビア語に関しても、文字が読めるくらいの最低限レベルでヨルダンに渡航したんです。そんなレベルからアラビア語を話せるようになったのも、現地の友人が根気よく私とのアラビア語の会話に付き合ってくれたからだと思います。

 

③私の誕生日が10月末でハロウィーンに近いので、友達がサプライズパーティーをしてくれました。「自分の身近な人を大事に!」とか、「喜んでもらいたい!」という気持ちがすごく大きい人たちでした。

 

誕生日パーティーにて

 

元々中東で難民支援をしたいという気持ちがあって行ったヨルダン留学ですが、現地に行ったことで、よりその想いが強くなりました。1年間、本当に大事にしてもらったので、その恩を返したい、という気持ちもあると思います。日本に帰国した後は、国際協力NGO・日本国際ボランティアセンター(JVC)にて、パレスチナインターンを1年勤めました。また、今の勤務先も国際協力NGOなのですが、中東地域をメインで担当させていただいております。

 

大事にしてもらった恩を返しに

鈴木)すごい、高校生の時からの目標を叶えられたのですね! 

 

大川)いえいえ、機会に恵まれたなあと思います。

 

現在私が働いている国際協力NGOは、直接現地に事務所を持っているわけではありません。現地で活動しているNGOを支援するNGOです。たとえば、ヨルダンの冬の厳しさを知っているからこそ、越冬支援の必要性を理解できますし(家の中で息が白くなるほど寒いんです!)、私たちとはまた違った現地の「男女平等」を知っているので、全てこちらの価値観に合わせるべきだ!と押し付けずに済んでいるのかなと思います。

 

鈴木)紛争地域で、なおかつ宗教が絡むと、事情が複雑になってくると思います。

 

大川)そうですね。一口に男女平等と言っても、その国や地域の宗教や土着の文化でかなり異なってきます。こちらの基準が進んでいて正しいもの!と押し付けることのないよう、現地の人たちの気持ちや考えを尊重した支援をしていきたいと思います。

 

鈴木)今後お仕事で現地を訪問される可能性はありますか?

 

大川)新型コロナウイルスの流行が落ち着いたら、仕事で現地に行って、現地の人と直接関わったり、アラビア語通訳もしたいと思っています。中東だけでなく、チャンスがあればどこにでも行きたいなあとも思います。やっぱりまた冒険したいですね〜!

 

https://www.japanforunhcr.org/archives/2679/?fbclid=IwAR1yiyPEyNVqfQ6ly1RlgziiSuLEfn-M9qo7OSK00p3F_D2d6yOKQQkE5I4(ザアタリ難民キャンプについて・UNHCR)

編集後記

若い時から高い目標を持って達成しながらも、謙虚な大川さんは、本当に素敵だと思いました。

 

私も留学先のロシアで、日本人からすると普段は無愛想に見えるかもしれないロシア人が、仲良くなったら親切にしてくれたという経験を思い出しました。

 

今後も大川さんの活躍を応援しております!

 

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