とまりぎ とまりぎ ートビタテ生の拠り所、トビタテ生の和を作るー

【報告】「ジビエトーク!ジビエの奥深い世界へようこそ」〜ごちそうさん通信vol.5〜

2020.09.18

ジビエとわたし~ふたりの物語~

「ひとくち惚れしました」徳島から猟師さんを応援する

大学に入るまで、ジビエについて全く知らなかったという北野真帆さん。どうして関わるようになったのでしょうか。

ジビエのソーセージを使用したホットドッグを頬張る北野真帆さん

まほちゃんがジビエに出会うきっかけはどのようなものだったんですか?

まほ
まほ
大学でバーベキューをした際に出されたお肉なんです。それが本当に美味しくて、何のお肉なんだろうと思って。

まほ
まほ
そこで初めて鹿肉を食べたんです。どうしたらこんなに美味しくなるんだろうと、こんなお肉にできる猟師さんはすごいなっていうことから興味をもちました!

 

ジビエの美味しさが衝撃的で、「ひとくち惚れ」したまほちゃんですが、美味しいジビエを食べる機会はまだまだ少ないのが現実と言います。そこで、環境問題やジビエを身近に思ってもらうために「食べる」から始めたいと考えたそう。

 

まほ
まほ
徳島県はジビエ利用モデル地区に全国から選定された県なんです。
まほ
まほ
捕獲した鳥獣を有効活用し、地域の活性化に繋げるため、「地域が美しく栄えて欲しい」という気持ちを込めて”阿波地美栄(あわじびえ)”と名付けてジビエ料理の普及と消費拡大に県で取り組んでいます。
徳島県すごいですね!まほちゃんは今後、ジビエをどう盛り上げていきたいと考えてますか?
まほ
まほ
「いつ、どこで、どのように食べてもらうか」を研究しながら、商品開発や販売経路の開拓を目指していきたいと考えています!
まほ
まほ
もちろん、さまざまな問題はあるけれど、まずは美味しいジビエを食べて欲しいなって。楽しい、美味しいという切り口から、熱い猟師さんを応援していきたいです。

 

 

「辛いけどアドレナリンに溢れた日々です!」
現役女子大生猟師の一日

女子大生として学びながら現役の猟師としても活動している、下出采花さん。猟師として目指す世界と秘めた想いとはなんでしょうか。

石川県の故郷と幼い頃の下出采花さん

さいかちゃんは、どうして猟師になろうと思ったんですか?
こうへい
こうへい
さいか
さいか
きっかけは尊敬する曾祖母の村を守りたかったからなんです。
さいか
さいか
猟師さんが高齢で引退してしまったり、過疎化で人が減ったりして、獣と人間の境界が薄くなってしまいました。
その結果、農作物だけではなく、人家やその庭などにも鳥獣被害が及ぶようになっていき、どちらにとっても幸せになっていない。
さいか
さいか
誰かがやらなければいけないことならば、私がやろうと猟師の世界に入りました!
そんな想いから猟師を目指したんですね!すごい!
こうへい
こうへい

猟師ていうと、銃を使うイメージがありますが実際には免許によってできることが分かれているとのことで教えてもらいました。

さいか
さいか
狩猟免許、と一口に言ってもその中には使う道具によって、網・わな・銃一種・銃二種の4つの種類があります。また、狩猟を行ってよい場所や期間も法律や都道府県条例で定められています。
さいか
さいか
扱い方を誤ると危険な道具を使う、生きものの命にかかわる狩猟は簡単にできるわけではなく、現役の猟師は様々なことに気を配り、常に周りを見ながら活動しているんですよ。
猟をするのってなかなか大変そうだね。
こうへい
こうへい

ここで女子大生猟師、さいかが狩猟に出る一日を紹介します。

朝、6時ごろに起きて身支度を整えます。出猟前は髪や服に香料が残らないよう気を付けています。そこからわなを作り、山に仕掛けに行きます。それが終わると、お昼ご飯をもって日暮れまで犬を使ったグループ猟に出かけます。日没以降は銃が使えなくなるので、16時ごろからその日の獲物を解体し、この日の狩猟は終了です。

夜は自由時間もありますが、肉の下処理をしたり、狩猟をするうえで覚えておかなければならないことの再確認に時間を割いたりするので、睡眠以外はほぼ狩猟漬けになります。

さいか
さいか
大変なように見えるかもしれませんが、猟師として山に入ると、学ぶことが多く、獣との知恵比べのような側面があるため、常に名探偵コナンのような謎解きをしている気分です。出猟しているときは毎日とても楽しく、アドレナリン豊富な日々です。
さいかちゃんは、今後どう猟師として関わっていきたいか教えてください!
こうへい
こうへい
さいか
さいか
狩猟は常に頭を使うのでとても楽しいものでして。狩猟を通して人間と獣の世界の境界線をはっきりさせ、人も獣もそれぞれ豊かに生きていける世界を作りたいです。その結果、山に近いところでの人の暮らしを守れたらいいなと考えています。

トークイベントを終えて

猟師として鳥獣たちを狩る、ジビエとして美味しくいただけるように取り組むというお二人。関わり方は異なりますが、社会問題に向き合いながら、どこか楽しげに語っているのは心からジビエを愛しているからでしょうか。そんな印象的なトークイベントでした。

皆さんも、この機会に「ジビエの奥深い世界」を覗いてみませんか?

参加者の声

狩猟やジビエ肉の活かし方について、網羅的なお話を聞け、勉強になりました!また、お二人がとても楽しそうに話していて、めっちゃよかったです。
20代女性
20代女性
20代男性
20代男性
ジビエに惹かれて参加したが、新しい世界観を見せてくれて最高だった!
ジビエのお肉を消費するという観点で、食生活を変えてみたいと考えました。
20代女性
20代女性

 

次回予告

◇日時:2020年9月22日(火)20:00~
◇主催:お料理コミュニティ『ごちそうさん』
◇共催:「異文化発信」プロジェクト
◇開催方法:オンラインzoomにて配信
◇参加方法:Facebookイベントより参加申し込みをお願いします。

『ごちそうさん』メンバーに!

ごちそうさんのFacebookグループへの参加はこちらから』
現在、こちらに参加いただける方はトビタテ生ならびに事務局関係者に限定しています。

ごちそうさんFacebookページやほかSNSにて『ごちそうさん』の美味しい、楽しい情報配信をしておりますので、是非ご覧ください!

 

 

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