愛知のトビタテ生による高校訪問大作戦vol.2 愛知県立明和高等学校
2020.12.29
こんにちは!トビタテ9期でイギリスに演劇留学をしていました、若杉美穂です!
”高校生にチャレンジのきっかけを届けたい”
という思いから愛知県のトビタテ生と共に展開している高校訪問の第2弾・明和高校での出張オンラインワークショップのレポートをお届けします。
目次
高校訪問大作戦「母校へGO!」とは?
愛知県のトビタテ生がそれぞれの母校を中心に東海圏の高校を訪問し、留学経験を伝える活動で、中・高校生のみんなに、チャレンジするきっかけを届けよう!というプロジェクトです。賛同してくれた11名のトビタテ生と共に、皆で作った企画書を持って各高校の先生にお願いに回っています。
9月に高田高校(三重県)で行った第一弾ワークショップを皮切りに、10月に明和高校(愛知県)、愛知高校(愛知県)でのオンライン訪問が実現!
現在、企画中の高校もあり、東海圏からこれからも熱く盛り上げていこうと思っています。
「母校へGO!」誕生の詳しい経緯は、第一弾・高田高校の記事をご覧ください♡
https://tobitate-net.com/2020/11/12/post-12198/
初の母校訪問!愛知県立明和高等学校へGO!
第一弾の高田高校は、事務局の麻由さんにご紹介いただいた高田高校の伊佐山先生にご協力いただき実現したものだったので、メンバーの母校訪問としてはこれが初の挑戦となります。企画書を持ってドキドキの中、母校の先生方にお願いにあがります。明和高校出身だったのが、私と11期でスウェーデンに留学した佐々木あみちゃんの2人!あみちゃんが明和高校の英語の先生と繋がりがある!とのことだったので、あみちゃんにメールでお願いをしてもらうことに。するとその先生から「ぜひお話を聞きたい」というとっても嬉しいお返事をいただくことができました😊
今、母校の後輩たちは何が聞きたいんだろう?ー先生との打ち合わせー
今回快くご協力いただいた先生との打ち合わせはZoomで行いました。今の高校生のみんなの関心を伺いながら、当日お話をする内容を考えていきます。
高校時代にどうやって英語や海外と触れる機会を増やしていたか、母校での経験がどのようにその後に活きたか、高校生のみんなが進路を考える前に伝えられることはないかなどなど、親しみを感じてもらいやすい卒業生だからこそ伝えられる内容を模索していきました。また先生が参加者の皆さんに事前アンケートを行ってくださり、皆がどんなことを気になっているのかもバッチリ把握した上で、プレゼンを作っていきました◎
大学9期・若杉美穂によるワークショップ
最初にお話したのは私、若杉美穂です。聞いてくれる皆が将来にワクワクできる時間を目指してお話をさせてもらいました!
高校訪問への思い
私がこの高校訪問で1番のゴールに置いているのは「高校生の皆が将来にワクワクできる時間を届けること」です。
私には演劇という夢がありました。決して大そうなものじゃありません。ただ純粋に小さい頃から心の中にあった憧れです。でも現実的じゃないし、能力に長けていないのも自分で分かるし、いつしか「叶うはずのない子供の頃の夢」として心の隅っこに置くようになりました。
留学もそうです。かっこいいなとは思うものの、1人で海外に行くなんて怖いし、自分にはできない、縁のないことだと思っていました。
それが大学入学後、目標に向かって自分の道を切り開いていく素敵な人たちにたくさん出会い、自分もやってみたいとちょっぴり勇気を持てるようになりました。
私にとっては、そうしたかけがえのない出会いが、チャレンジの源の全てでした。超慎重派だった私が大学での出会いに背中を押されて一歩踏み出せたように、私も以前の私のように挑戦に悩む誰かの力になれたら嬉しいと、僭越ながら感じています。
私自身は、私が出会ったかっこいい人たちとは程遠いですが、それでも「え!怖がりでもこんなことできちゃうんだ!」「あの人ができたなら私にもできるかも!」だなんて思ってもらえたらいいなと思っています。
未曽有の世の中、やりたかったことができなくなってしまった高校生の皆さんも沢山いると思います。それでもこの高校訪問を通して、少し先の未来を想像してワクワクしたり、これからが楽しみになったりする時間を届けられたら嬉しく思います。
話した内容
「怖がりで超慎重派高校生だった私でも、演劇留学をして、世界57ヵ国を旅できたこと」
とても慎重な性格で、高校時代は「私が留学なんて…」と思っていた私が留学を決断するまでの流れや現地でのチャレンジをお話しました。
また、海外に強く関心を持ったきっかけが高校のオーストラリア海外研修に参加したことだったので、高校時代の経験がどうその後に活きたかということも話しました。その他、英語のスピーチ大会に出たことや英語の先生におすすめしてもらった図書館の教材など、当時の自分がなんとか英語に触れたくてやっていたことを少しでも参考になればと思い紹介しました。
イベント後のアンケートでも「留学に行く前の不安も聞けて自分も同じだと自信が持てた」「話を聞きながらとてもワクワクできた」というとっても嬉しい声が!✨オンラインでの訪問ではありましたが、高校生の皆がキラキラした目で話を聞いてくれて、私自身もパワーをもらいました!
怖がりだった私でも、自分の思いを追いかけて一歩踏み出してみたら、かけがえのない経験ができました。母校の後輩にあたる皆さんにも、やりたいことが見つかったら、その思いを大切に育んでいってもらえたらとても嬉しく思います。
大学11期・佐々木あみによるワークショップ
続いてこの3月までスウェーデンに留学をしていたあみちゃんのワークショップです!
話した内容
最も重点を置いて話したことは二つあります。一つに自分自身のスウェーデンへの交換留学の経験、そして二つ目に高校時代からできる留学準備についてです。
スウェーデン交換留学に関しては、できるだけ現地でのリアルな様子が伝わるように、そして楽しそうだと高校生のみんなに感じてもらえるようにお話をしました。12人の愉快なルームメイトたち、自分の誕生日パーティを開いた話、などなど、留学って楽しそう!と思ってもらえるように心がけました。
そして二つ目に、高校生からできる留学への準備についても、自分の経験と見解が元にはなりますがお話をしました。元々話す予定はなかったのですが、事前アンケートで、高校生の時に何をしていたか、高校生の時の英語力はどれほどかという質問が多くあったので急遽追加。正直留学準備は大学生からでも間に合うし、高校生の時は高校生だからこそできることをすれば良いと思っているのですが(笑)、ちょっとした英語の勉強方法や、英語の授業がどう役に立つのかなどをお話ししました。
その他にも、自分自身が高校生の時に実はすごく内向的だったことや、留学で学んだこと、奨学金の話、名古屋大学の留学プログラムなどについてもお話しました。
後の質問タイムでは、「留学するとグローバル人材になれると言うけれど、具体的にどうなるのか」「留学をしてどう成長したか」といった、私も少し考えさせられることを聞いてくれました。留学がゴールではなく、留学を通して成長することに焦点が当たっているからこそ出てくる質問で、ただ海外に行きたかった高校生の時の自分に見習わせたいくらいでした(笑)
質問もなかなか途切れることがなく、こんな風に積極的になれるみんなだったら、きっと海外に行っても自分らしくいられるだろうなと心強くも感じ、さらに母校愛が増した一日でした。
高校訪問への思い
高校訪問授業をする上で考えていることが二つあります。
一つに、高校時代、留学の詳しい情報が足りなくて大学選びに困った経験を、後輩にしてほしくないということ。二つ目に、自分が話したいからではなく、授業を通して何かを持って帰ってもらえるように心がけることです。
前者に関して、自分は高校生の頃、大学では留学に行くことを心に決めていました。しかし、どれくらい奨学金があるのか、結局いくらかかるのか、どこの大学や学部が留学しやすいのか、一人暮らしだったら留学中の部屋や家具はどうするのか、、等々たくさんの悩みがありました。そして最終的に、お金やアパートが不安なこともあり、地元の大学に残ることを決めました。しかし、実はトビタテを始め奨学金はたくさんあるし、一人暮らしをしていても留学をする人はたくさんいる。大学選びを後悔はしていませんが、もし高校生の時にこんなことやあんなことも知っていたら、違う選択をしているかもしれないと思うと、少しもやもやが残ります。後輩たちには、できるだけたくさんの情報を得た上で、納得できる進路選択をしてほしいなと思い、母校で話すことを決めました。
また、二点目に関して、自分の経験を話すことはとても気持ちが良いです。少なくとも私は、自分の経験談を聞きたいと言われると嬉しくなるし、話すのもとても楽しいです(笑)。ですが、イベントを開くということは、聞いてくれている人の1時間や2時間を頂くということです。話を聞いてよかったと思ってもらえるように、絶対に何かを持って帰ってほしいと考えています。今回は、自分の経験をただ話すだけでなくて、みんなが何を聞きたいか、何に興味があるかを徹底的に考えて、プレゼンを3回作り直しました。授業後のゴールとして、聞いてくれる高校生のみんなが自分の知りたかったことを聞けて、留学に対してもっと前向きな気持ちをもって、そして今日から何かすぐに行動に移せるような状態になっていてほしいと考えて臨みました。
イベント後のアンケートでは、「卒業生の生の声が聞けて良かった!」「進路選択において、お金の面や日本の大学の留学制度について新しく知ることがあった」「興味を持ったことに、前よりも挑戦しようと思った」などとても嬉しい声を聞くことができました!
明和高校への訪問を終えて
イベント最後の質問コーナーでも高校生の皆さんからたくさんの質問がありました!オンラインでの訪問にも関わらず、積極的に参加してくれた皆さんに感謝です♡
私たちの提案に快くご協力いただいた明和高校の先生方に、心から感謝申し上げます!当日もとても暖かい雰囲気で迎え入れてくださいました。
これからもどんどん東海圏での高校訪問を盛り上げていきたいと思います!
そして私たちの「母校へGO!」とは別件ですが、『トビタテ!世界へ』応援コミュニティが、2020年1月から3月にクラウドファンディングで募集した資金を元にして、2020年10月20日から順次、全国のすべての中学校・高等学校等計15,342校へ留学・キャリア教育に活用できる書籍『トビタテ!世界へ』を配本し、留学啓発やキャリア教育の授業にも書籍を活用できる教材も併せて配布しているそうです!ご興味ある方は下記ご覧ください。https://note.com/tobitate_for_all/n/nc65fc3a44d5c
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