【報告】ゆるっと聞きたい留学秘話Part 4〜Life is not a pancake? ヨーロッパでの700日〜
2022.11.16
皆さんこんにちは!東海コアのよしもえこと吉田萌恵です🙌
2022年10月27日に「ゆるっと聞きたい留学秘話Part 4〜Life is not a pancake? ヨーロッパでの700日〜」を開催しました!
登壇者はトビタテ12期でフィンランドなどに留学中の川澄光(ひかり)さん。
今回は海外からオンラインで留学の様子を教えていただきました。
目次
1.ヘルシンキ大学留学とフィンランド生活
ヨーロッパで一番の森林割合を誇る森林大国であるフィンランドでは森林の生態学にフォーカスしたいと思って飛び立ったそうです。
2021年1月からの半年の予定が、1年になり、1年半となり…、現在も留学中とのこと。
現地では、オンライン授業で知り合った教授にメールを送りフィールド調査に連れて行ってもらったり、リサーチアシスタントとして働いたり、当初は予定していなかった学びがたくさんあったそうです。
受入教授のもとでの、森林動態の研究のフィールド調査では、リンゴンベリーを途中で摘んで食べていたという話も!
学部の友達が持っている森に連れて行ってもらい、現地の森を学んだ経験談もしてくださいました。
フランス人のホストファミリーにお世話になり、冬はスケートやスキーをしたり、秋はベリーやきのこを採取したりと自然との関わりの多い生活だったそうです。
下のスライドの右上の海を覗いているような写真は、歯磨き中の写真だそう。
休日はフィンランドで出会った人と、食事を楽しんだりカードゲームで遊んだりしながら過ごしていたそうです。彼らとの会話や経験は、もっとも学びの多い時間の一つであった。創作日本食作りの実験もたくさん行い、あんこから味噌まで手作りし始めたんだとか!
一番おいしかったフィンランド料理は?トナカイは食べましたか?などたくさんの質問にも答えてくださいました。
答えは「トナカイもヘラジカも森で見かけたし、食べました!!」でした。
2.インターンとボランティア生活
フランスのアルプスでフランス林野庁の元の森林管理の現場を見せていただきながらONFでインターンを行ったそうです。
インターンを通してどうしたら持続的に森林を更新できるのかを調査。
平坦なフィンランドの森よりも、山がちな日本の森と近しいところもあったとおっしゃっていました。
活動の中で苗床や更新施業地を訪れ、毎木調査にも参加したり…。
フランスの森のトネリコの木やモミの木も、虫が媒介する病気で枯れていて、日本の松枯れやナラ枯れと同様に、人間活動のせいで生態系に影響が出ている課題を痛感したとそうです。
でも、森林生態学的な知見のもとに、長期的な視点で、持続的な森林管理から学ぶことがたくさんあったとのこと。
また、有機農家でボランティアの話もしてくださいました。
森と共存して生活をしている農家さんの元でボランティアを行い、フィンランドの農家さんは森をいっぱい持ってたり、イギリスの農家さんは木を育てていたり。
ここでも現地で調達できる食材で日本食(風)を振る舞ったことを教えてくださいました。
イタリアの農家では2日間5人で190キロオリーブの実を摘んだのに、20キロ程の油にしかならなかった!けれど、味は最高だった!という話は衝撃的でした。
3.海外での生活を通して
地球規模での気候変動は、大きな課題であり、無視することはできないことを実感した。
「今後やりたいことは?」という質問に対して、「帰国後は、海外で学んだことを活かしながら、環境へ考慮した持続可能な、エディブルフォレストや農・林を作りながら食を通したコミュニティづくりを行いたいと夢見ている」とおっしゃっていました。
初めてのイベントで緊張していたそうですが、笑顔あふれる、ゆるっと楽しい時間でした!!
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