【報告&予告】8/28(水)おかえり会 次回9/25(水)募集中!

2022年5月2日

おかえり会を開催しました!

8月の大学生コースおかえり会を、8月28日(水)17:30より、文科省15階の特別会議室で実施しました。8,9期生の5名が参加し、それぞれの留学体験を発表してくれました。


5名は全員はじめましてなものの、あっという間に意気投合。会議室でのお話が19時頃終わり、その後の懇親会も全員参加。22時頃まで、ご飯を食べながらアツく語り合いました…!
留学の前後でも、アツい仲間ができるのが、トビタテの特徴!
次回の大学生コース版のおかえり会は、9月25日(水)に実施します!
お申し込みはコチラから!
https://reg31.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mema-lashma-4ee4b2e7671e6ccd2635ad5f6f49e462

 

今回の参加者のみなさんはこちら。

①松尾 智成 さん (所属 京都大学修士2年)
期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 理系、複合・融合系人材コース
留学先 オランダ、メキシコ
※facebookはこちら: https://www.facebook.com/profile.php?id=100002121665031

②中井澤 卓哉 さん (筑波大学教育学類4年)
期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 多様性人材コース
留学先 スロベニア
※facebookはこちら: https://www.facebook.com/profile.php?id=100009430934081

③川崎 千尋 さん (横浜国立大学4年)
期・コース トビタテ!留学JAPAN 8期 新興国コース
留学先 フィリピン

④吉田 充宏 さん (東京大学経済学部4年)
期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 世界トップレベルコース
留学先 アメリカ
※facebookはこちら: https://www.facebook.com/profile.php?id=100014300618887

※もう1名の記載は本HPでは控えさせていただきます。

期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 理系、複合・融合系人材コース
名前 松尾 智成 さん
所属 京都大学修士2年
留学先 オランダ、メキシコ
留学先機関 Wageningen大学
留学期間 12ヶ月
留学テーマ 全球レベルでの森林保全のための基礎研究

食品多国籍企業が多く、フードバレーとして知られるオランダの地域に位置している公立のWageningen大学。自然科学分野で有名で、All Englishの授業を受講し、生態学や管理学を学び、林齢の異なる森林を測定・解析したという松尾さん。


メキシコでは、メキシコ南西部にあるロマボニータという自治体で森林研究をしたそう。長距離バスを3回乗り継ぎ、移動にかかった時間は28時間。人口500人くらいの大きな村があり、現地の人にも手伝ってもらいながら、フィールドワークを進めていた松尾さん。1日10時間くらいかけてフィールドワークに没頭していたところ、現地の人に相手にされなくなってしまったという悲しいエピソードが…。なぜかというと、現地の人にとっては、1日5時間くらいのイメージで、10時間はハードワークだったそうです。
研究成果としては、性質の異なるさまざまな木を樹林したとしても、生き残るのは、光をうまく吸収できる木が有利であること。これが基礎研究であり、ひいては、アマゾン森林火災、違法伐採の際に、森林を回復させていくことに応用できる研究になったとのこと。
研究以外も充実していて、所属したサッカーチームでは地域の新聞に取り上げられてヒーローになったりしたことも!
今後は、オーストラリアとガーナでも森林研究を行い、PhDを海外で取得することを検討中。直近では、9月から3か月間、メキシコ、オーストラリア、オランダにも研究に行く予定だそうです。

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次回の大学生コース版のおかえり会は、9月25日(水)に実施します!
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期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 多様性人材コース
名前 中井澤 卓哉 さん
所属 筑波大学教育学類4年
留学先 スロベニア
留学先機関 リュブリャナ大学
留学期間 10ヶ月
留学テーマ 外国語としての日本語教育×アクティブラーニングの実践

言語習得について興味関心があり、英語を学校で勉強してもなかなかうまくならないことから、「どうしたら効果的な言語教育ができるか?」という問題意識をもち、日本語教育を、アシスタントではなく、自分自身が先生となって教えられる場所を探し、スロベニア、ウズベキスタン、アゼルバイジャンなどの候補地の中から、スロベニアにトビタった中井澤さん。


日本語の先生はもちろん、卒論・修論のネイティブチェックをしたり、外国からスロベニアに来た留学生に、スロベニア語の先生を実施したりもしたそう。また、せっかく日本語を学んでも、働き口が少ないという現状に対し、インターンプログラムを立ち上げたことも。
日本語教育では、学生から、「恋と愛の違いは何か?」という不意打ちの質問が出ることもあり、回答に悩んだこともあったそうですが、結果的には、効果的な言語教育は、時と場合によって異なる、ということを教えてくれました。例えば、母語が何かによっても適切な教授法が異なるそうです。
今後は、海外の大学院進学を視野に入れていて、その先に日本語の先生の選択肢も考え中?これからに期待!

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次回の大学生コース版のおかえり会は、9月25日(水)に実施します!
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期・コース トビタテ!留学JAPAN 8期 新興国コース
名前 川崎 千尋 さん
所属 横浜国立大学4年
留学先 フィリピン
留学先機関 フィリピン大学、日系企業
留学期間 12ヶ月
留学テーマ 社会問題を長期的な目線で解決するためのヒントを得る!

フィリピンにはこれまでに6回程度行っているという川崎さん。今回は、①フィリピン大学へ交換留学をし、②企業インターンをし、③NPOインターンをしたという留学計画。
フィリピン大学では、マルコス政権時代の経済を学び、企業では、global mobility serviceにて、貧困層で銀行から信用を得られない人達にローンを組ませるITサービスの提供や、ローンを完済した人700名程度に向けたイベントを企画運営。NPOインターンでは、ごみ山があったところのコミュニティの支援として、日本語教室とイベントのファンドレイズ、スタディツアーなどを運営しました。日本語教室にいた川崎さんの生徒さんがJLPTを受けたことはとても大きな成果で嬉しかったと話してくれました。


帰国後の活動としては、海外挑戦コミュニティsocial connectに参画し、トビタテと同様に、座学ではなく実践活動のある留学を推奨する学生のオンラインサロンを展開しているそうで、4月からは、お仕事でミャンマーへ。新しい学校の立ち上げをするそうです。
改めて、トビタテでよかったこととして、「人との繋がり」をあげてくれました。「交換留学だけだったら偏っていたが、企業やNPOとの関わり、そしてトビタテ生との交流があることで視野が広がった」。川崎さんにとって「人との繋がり」が大事なポイントで、8/31(土)の同窓会「tobitate祭」にも参加するそうです!
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期・コース トビタテ!留学JAPAN 9期 世界トップレベルコース
名前 吉田 充宏 さん
所属 東京大学経済学部4年
留学先 アメリカ
留学先機関 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
留学期間 9ヶ月
留学テーマ 二重の異文化体験

以前に、海外プログラムでインドネシアの国立トップ大学生たちと共に過ごした際のこと。英語もできて賢くて有能な彼らが、仲良くなって買い物に行くと、吉田さんにとっては安価に感じる金額が、インドネシア学生にとっては高価だという、彼らとの金銭感覚の違いに驚き、生まれた国が違うだけで、構造的に所得に差ができているアンフェアな状況から、開発経済に興味を持ったという吉田さん。


将来は、国際機関で貧困の軽減をしたく、現状の自分には、「環境適応力」、「文化が違う人とコラボする力」、「語学力」が不足しているという課題を感じ、3つを一気に身に着けるために、①英語②課題の多さ③スペイン語(移民が多い)の3点から、アメリカ・イリノイ大学への留学を決意しました。実証分析、社会分析による経済学を学びながら、スペイン語も学習したそうです。また、実践活動として、留学生の身ながら、コスタリカの経済やビジネスを学び、コスタリカでのホームステイをする、大学のプログラムへも参加しました。
コスタリカのプログラムに参加したことで、アメリカでは自分が留学生なものの、コスタリカではアメリカ人がminorityであり、自分の英語はダメだと思っていたが、アメリカ人はスペイン語ができない一方で、自分はスペイン語がちょっと喋れたことで自信に繋がり、「二重の文化体験」ができたと話してくれました。
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次回の大学生コース版のおかえり会は、9月25日(水)に実施します!
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▼トビタテ生先輩・とまりぎ代表 荒井 悠太さんからのコメント
「留学を2年前に終えた今でも、留学が自分にとってどんな経験だったのかなと振り返る機会がある。そこで成長できたかどうかという「点」だけではなく、それ以上に、経験や価値観が変わる「線」が、今後の自分自身の背中を押してくれる支えになると思う。」

▼トビタテ!留学JAPAN事務局 萬谷審議役からのコメント
「普段は、固い会議に使われている、この文科省の会議室が、とてもアットホームな場になって新鮮です!トビタテは、留学プログラム自体ももちろん特徴だが、その後のつながり・コミュニティをつくっていけるのが大きな特徴なので、このネットワークを大事にしてほしいと思います。」