想いをつなぐとまりぎ
2015年に発足したトビタテ生の同窓組織「とまりぎ」
この度は、とまりぎ公式HPビュー数25万人を記念して、とまりぎ創設から現在に至るまでのお話を、歴代のとまりぎ代表3名に伺いました。
・初代代表 宮内雄飛さん(1期生 ベトナム)
・3代目代表 矢津田昭仁さん(3期生 アメリカ)
・現代表 大川采久さん(7期生 インド)
とまりぎ創設期
藤枝
それでは早速ですが、トビタテ生の同窓組織「とまりぎ」の創設に至ったきっかけを教えてください。
宮内さん
1期生として、壮行会、事前研修から事後研修、成果報告会までトビタテのパッケージが一通り終わったときに、こんなに面白いトビタテ生との付き合いがここで終わってしまうのはもったいない!と思ったのが最初のきっかけでした。当時学生だった自分たちが、5年後10年後にいろんな分野で活躍し始める、そこで将来一緒に何かできたら面白いのではないかと思ったんですよね。
藤枝
当時、「とまりぎ」に対して抱いていたビジョンを教えてください。
宮内さん
創設のきっかけとも重なりますが、トビタテ生が将来にわたって刺激を得たい、一緒に何かしたいと思った時に、気軽に相談したり仲間を募ったりできる場にしたいと思っていました。その上で、トビタテ生には「これがしたい!」といった強い想いを持った人が多いので、このコミュニティを通じてトビタテ生の想いを実現に繋げることで社会に対して還元できたらいいなとも。
2015年の発足当時、とまりぎの仮称は「Next Japan Leaders(通称NJL)」でしたが、個人的にはこの名前があまり好きではありませんでした。単なる“意識高い系“の組織、というよりは、いつでも帰ってくることができて、常に温かく迎え入れてくれるコミュニティであって欲しいと願っていました。これは、当時も今も変わりませんね。「とまりぎ」という名前の由来にもなります。
とまりぎ過渡期
藤枝
矢津田さん
当時同じ九州コアの吉開さんから、同窓会の運営メンバーとして誘われたのがきっかっけでした。詳細がわからないまま文科省に行ったら、いつの間にかとまりぎコア(運営メンバー)のバトンを渡されていて笑。そこから九州コア、全体コアを拝命しました。そして、全体の代表になってからは、代表になったからにはとまりぎを全国規模で動かし、理念に掲げる「トビタテ生の和(輪)を作る」組織にしたい、と思いました。
藤枝
矢津田さんが代表時代、とまりぎの過渡期をどのようにマネジメントしたのか教えてください。
矢津田さん
先も述べた「トビタテ生の和を作る」組織にするため、全国規模で動かすための組織立てに尽力しました。当初、メンバーの数も少なく、役職なども形骸化しかけていたので、全体コア、地域コアなどの概念をより明確化しました。その上で、具体的なアクションとして、名簿の作成とトビタテ生のプラットフォームづくりを目指しました。また、各地域でのイベントの開催と年1回の同窓会の開催をしっかりと遂行することで、とまりぎの活動基盤を構築しました。メンバー一人一人が、今後とまりぎをどうしていきたいのかを考えながら、活動していましたね。中でも個人的に印象に残っているのは、とまりぎのプラットフォームとしての在り方を議論して、Work-placeというFacebookと同じデザインの企業向けSNSの導入を試みたことと、その延長でNPO法人化するかどうかの議論をしたことです。ここではお話ししきれないほど、色々と試行錯誤していました笑
いまのとまりぎ
藤枝
ここまでのたくさんの想いを受け継いで、現在とまりぎの代表を担う大川さんが思う、とまりぎの強みや今後どうしていきたいのか教えてください。
大川さん
とまりぎは、前代までの土台の上に成り立っています。今は、とまりぎコアの数も100人前後なので、組織としてスケールメリットを生かせる段階にあります。この強みを生かして、やりたいことを誰でもできるような環境作りをしていく必要がありますね。今後は、全てのトビタテ生が、最低でも年に1回、とまりぎのイベントに参加してもらう、という目標を立てて活動していきたいと考えています。そのために、これまで積み重ねてきたとまりぎの名簿や、イベントに参加してくれた人のデータを分析し、より今のトビタテ生のニーズに応えていきたいです。
とまりぎの未来について
藤枝
ここまで、とまりぎの創設から今に至るまでの変遷を3人の代表に聞いてきましたが、ここからは、5年後10年後のとまりぎの未来について伺います。今後、とまりぎがどのようなコミュニティであるべきか、そのためには何をしていくべきか、などお聞かせください。
宮内さん
私は、トビタテ生の拠り所であり、トビタテ生が多様なチャネルで、興味のあるところに気兼ねなくアクセスできるプラットフォーム=とまりぎであり続けて欲しいと思います。とまりぎは、トビタテ生同士のハブになる、ということに真の価値があると信じているので、引き続き色々な立場の人を巻き込んで、一緒にトビタテ生のコミュニティを盛り上げていくことが重要なのかなと思います。
矢津田さん
私も、トビタテ生が背伸びせず等身大で今、欲しいものを得ることのできる、そんなコミュニティであって欲しいと思います。社会人での集まりでも、バラエティな話題で楽しいです。ガチな転職相談や仕事の悩み、お互いの業界を話すこともあれば、最近だとボードゲームするために集まったりとか、バチェラーの話で盛り上がるために集まったりとか笑。いつでも温かく迎え入れてくれるホームのような存在で今後もあり続けて欲しいです。
社会人になると、特定の人としか関わることができないので、いろんなトビタテ生から刺激を得られるのも良いですよね。
大川さん
5年後10年後、トビタテ生の経験値が上がっていくごとに、とまりぎのコミュニティとしての価値も上がると考えています。今からトビタテ生同士のつながりを構築していくことが、将来どれほど価値のあることなのかを伝えていくのも大事なことだと思います。
正直、とまりぎ=学生団体のイメージを持っている人も多いかと思います。それゆえ離れてしまうことも。でも本当は、トビタテ生の約半数は社会人ですし、最近ではライフステージに合わせたイベントの企画にも力を入れています。オンライン企画が多い今、社会人を巻き込んでいくことは以前よりも難しくないと思います。
宮内さん
おっしゃる通りですね。学生時代からトビタテ・コミュニティに深く関わっていた人はもちろんですが、少し距離を置いていたトビタテ生の中にも働きはじめて数年が経過するとトビタテ・コミュニティを求め出す人は多くいます。こう行ったニーズにうまく応えていきたいですね。
矢津田さん
最近、周りのトビタテ生から結婚のワードをよく聞くようになってきました。ライフステージが変化してきていることを実感しますし、集まり方は変わってきていますね。多様なトビタテ生を受け入れていく、というところを考えて、移ろいながら最適解を見つけていく、とまりぎの姿勢は昔も今も変わっていないと思います。また、イベントに参加してみると、思いもよらないつながりを感じることができ、毎度参加して良かった!と思うことができます。ぜひ、とまりぎのイベントで会いましょう!
藤枝
最後に、この記事を読んでくださった皆さんにメッセージをお願いします。
宮内さん
トビタテ生に対する想いは人それぞれだと思いますが、同窓組織とまりぎはトビタテ生一人一人がいつでも気軽に戻ってくることができる場です。トビタテとは少し疎遠だという方も気軽にとまりぎに足を運んでくださいね。
矢津田さん
とまりぎは、本当にいろいろな方の想いがつながって、今の素敵なとまりぎのカタチになっていると思います。そのことを皆さんにはぜひ、ご理解いただけたら嬉しいです。
大川さん
これから、とまりぎの形や雰囲気は大きく変わっていくと思います。その経過をみんなで楽しんでいきましょう。
藤枝
後述
今回、とまりぎの創設から現在に至るまで、代表を務めた3名にお話を伺うことができました。当初、とまりぎに対して抱いていたビジョン、どのようにコミュニティが変遷していったのか、将来とまりぎがどのような役割を担っていくのか、など少しでも皆様に伝われば幸いです。いろいろな方の思いと熱意の詰まったとまりぎが、より多くのトビタテ生から愛され続ける組織になるよう、今後の活動をしていきたいと強く思います。
また、今回のインタビュー記事では書きききれなかった、とまりぎ創設の裏話や運営メンバーの裏話に関しては、次回記念記事で改めて紹介させていただけたら嬉しいです。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
とまりぎ全体コア広報 藤枝穂乃花
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