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第157回とまりぎインタビュー:川合由佳さん【国際助産師を目指してフィリピンへ】

2021.05.24

みなさんこんにちは!トビタテ高校3期の積千夏です。今回はフィリピンのセブ島に留学していた川合由花さんにお話を伺いました!

トビタテ!留学JAPANでの留学

川合由花さん

高校5期

プロフェッショナル

国際助産師を目指して

積)どうしてフィリピンのセブ島を選んだのですか?

川合)自分は、国際助産師を目指しています。その夢に近づくための留学だったので、そこまで国に強いこだわりはありませんでした。最初は、みんなが留学しているアメリカとかカナダで留学したいって思っていましたが、受け入れ先のことを調べていくと、資格がないと難しいみたいで、現実的に厳しい。先進国で留学しなくても、資格がなくてもできる医療ボランティアで考えたときに、ガーナかフィリピンのセブ島が選択肢として残りました。でも、初めての留学で不安もりましたし、治安が悪いとのことで、学校の先生にガーナは止められました。それに、一番やりたかった病院での実習ができるのがフィリピンのセブ島だったのです。調べていくうちに、セブ島で日本人が出産したというのを聞いて、その方にも会ってお話を聞きたいなと思ってセブ島に決めました。

積)国際助産師になるためのファーストスッテプだったのですね!それで、資格が必要ではいセブ島に決めたのですね!

川合)そうです!医療系なので、どうしても資格が必要になることが多くて…。フィリピンのセブ島では病院の実習が資格なしでできたので、実際はボランティアではなく、実習をメインに活動していました。

病院実習

積)どんな活動をしていたのですか?

川合)主に、病院で実習をしていました。セブ島では妊婦さんが定期検診を受けられるので、それに参加してお腹の大きさを測ったり、赤ちゃんの心音を聞くということを体験させてもらいました。大きな病院では、帝王切開と自然分娩の出産に立ち会わせてもらって、出産するときのお母さんの血圧が下がらないかチェックしていました。

医療英語の専門学校にもずっと通っていたので、そこで実習前に色々な医療英語を学んでいました。

積)医療系ってボランティアだけしかできないのかと思っていましたが、インターンみたいな活動もできたのですね!

川合)私もボランティアだけだと思っていました。でも、せっかく留学するならもっと色々な体験がしたいと思っていたので実践的な活動ができるプログラムを選びました。

積)確かに色々なことをされていますね。忙しそう!

川合)そうですね、忙しかったです。他にも、現地で出産した日本人の方にもお話を伺いました。その方は、フィリピンの離島に住んでいたので、自分で船で行きました。その方達が積極的に取り組んでいて、最近は日本でも話題になっている「おむつなし育児」の協会の方にも帰国後にお会いしました。色々なつながりができましたね。

積)行動力がありますね!現地で大変だったことはありますか?

川合)医療英語がすごく難しかったです。聞いたことのないような言葉だったり、発音もすごく難しくて、体の部位を覚えるだけでもすごく苦労しましたね。英語は学校でマンツーマンだったので嫌でも話すしかない環境でした。でも、徐々に慣れていきましたね。

積)学校に通いながらの活動ですよね。寮生活でしたか?

川合)寮生活でした。留学といえばホームステイって自分はウキウキしていたんですけど、フィリピンでは寮が多いみたいで、寮生活でした。寮でも、日本人ではない方と一緒でした。「ちょっと…おいおい」って思うこともありましたけど(笑)

積)海外の方と一緒に生活すると大変なことも多くありそうですね。でも、ずっと英語が話せる環境でいいですね!

 

現地の医療英語学校で脈拍の測定を練習している時の写真

看護大学へ進学

積)現地での活動が今につながっているなと思うことや、活かされていることはありますか?

川合)今は、看護大学に通っています。医療英語は日本の医療と関係ないと思っていましたが、学んでみると、省略されている専門用語とかで英語を使っていることが多かったりするので、すごく活かされていると思います。基礎が留学で学べたので、とても難しいことでも、抵抗なく理解しやすいかなとも思いますね。自分の留学経験から、実習が辛くても留学できた、という自信が今でもつながっているなとも思います。

積)私も医療英語って日本の医療とあまり関係ないと思っていました。今後の目標や、やってみたいことはありますか?

川合)高校3年生の時で医療の知識が0の中、留学したので大学生でももう一度留学したいです。まだまだではありますが、ワンステップ上げた医療系で留学したいなって思います。

積)留学する前も留学した後も夢は変わっていないんですね!

川合)看護大学を卒業して、助産師の学校に進学する予定です。国際助産師と言っても、どの国で働くのか、どんな資格を取るのかはまだ明確ではありません。進路を決める時期でもある高校3年生の夏休みに留学したので、自分の夢についても深く考えました。看護師としてまず免許取るには甘い気持ちじゃダメだよって大学の先生にも言われていますが、自分は留学で辛い経験もしたから大丈夫かなって思っています。留学したことで本当に自分の芯はブレなくなったなと思っています。

 

川合さん

大きな病院で分娩に立ち会った時の写真

編集後記

インタビューありがとうございました。国際助産師という夢を目指して留学し、今は看護大学に通われている川合さん。夢に向けての活動を応援しています。

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