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第131回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第6弾福岡拓磨さん【南米で子供の貧困支援】

4期かほ

4期かほ

2021.03.15

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木です!

ユニークな国留学!という特集で

地図ではみたことあるけど。。。。

名前は聞いたことがあるけど。。。。

実は全然どんな国か知らない!!といったようなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介していきたいと思います!

そんな特集の第六弾!今回のユニークな国は。。。。。

「チリ」と「アルゼンチン」です!!

チリとアルゼンチンがどんな国かは皆さんご存知ですか?

どちらも南米に位置する国ですが、それぞれ特徴があるようです。

今回はそんなチリとアルゼンチンに留学した大学4期の福岡さんにインタビューしてみました!

トビタテ!留学JAPANでの留学

福岡拓磨さん

大学4期 新興国コース

 コース:南米で貧困支援と日本発信

子供が大好きな福岡さんの貧困支援の方法とは? 

鈴木)早速ですが、福岡さんは現地でどのようなことをされていたのですか?

福岡)1年目はアルゼンチンで貧困支援をしました。炊き出しの手伝いをしたり、路上で歌って稼いだお金で子供達にお菓子を配ったりしました。

無料食堂にお菓子を届けてきました。

ボランティアの人はとても優しく迎えてくれました。

子供達も歓迎してくれました。

鈴木)路上で歌って!行動力がありますね!

福岡)2年目はチリで、大学の放課後に日本語学科の学生に日本語を教えたり、日本の企業に学生を紹介したりしました。友達が主催した日本についてのイベントの運営もしました。アニメ以外の、抹茶などの目立たないけど日本らしい物を売り込むためにスポンサーにお願いしてサンプル商品を配りました。現地の人が無料で日本の新しいものをためすことができる一方、日本企業は新しい顧客を獲得できるので、ウィンウィンですね。

鈴木)一口に日本の物といっても様々な物がありますが、注目されていないだけで素晴らしい物は沢山ありますよね。

 「このままお金をたくさん稼いで散在してもむなしいだけだな」

鈴木)南米で貧困支援と日本イベントをしようと思ったきっかけを教えてください!

福岡)私は、もともと学生時代に自分で学生を集めて家庭教師の斡旋をしていてものすごく稼いでいたのですが、その結果金の亡者みたいな生活をしていました、、、
しかし、ある時「このままお金をたくさん稼いで散在してもむなしいだけだな、このままじゃだめだな」と思うようになりました。そこで、お金を使って自分が本当にやりたいことをやろうと感じてアメリカに渡ったわけです。

その時一番印象強く残っているのが、サンフランシスコのヒスパニック系の移民用教育施設でボランティアをしていた時に、そこにいたお母さんが言っていた「南米にはもっと大変な人がいる」という言葉でした。その言葉がきっかけで、自分の目で現地を見ることを決意しました。

2年目の活動をしたのは、自分が得意であるお金を作ることを、人を助けるために役立てたい、と思ったからです。

また、自分が貧しい人を助けて気持ちよくなってただけと気づいたので、物を与えるのではなく、働いていただける環境を作りたいと思うようになりました。

かつてアメリカのカトリック修道院で一文無しの生活をした時に、食事を持ってきてもらったり、托鉢をしたり、いろいろな人に助けてもらいながら生活をした経験がありました。
今までは自分がボランティアをして助ける側だったのですが、初めて人から助けてもらう立場になった時に、申し訳なく、恥ずかしく感じてしまいました。
なので、貧困支援をするときは、単に物を恵んであげるのでなく、仕事を作ってあげたいと思いました。それが南米でビジネスをしようと思ったきっかけです。

鈴木)支援活動をするときに相手の立場になることは大切であるという話はよく聞きます。

日本らしいチリと陽気なアルゼンチン

鈴木)チリとアルゼンチンはどのような国でしたか?

福岡)チリは、南米の中でも日本っぽいところがある国です。
真面目だけど内気な人が多いです。私が日本学科にいたので余計にそう感じたかもしれませんが、その後南米の他の国を回って、チリの人が特に穏やかだと確信しました。
実際に、南米の中でも多くの日本企業が進出しているのはチリなので、馬が合うのかもしれません。 

アルゼンチンは、南米の中でも楽しい思い出が多いです。現地の人達は陽気でノリが良く、すぐに受け入れてくれたので、簡単に打ち解けて仲間になることができました。

鈴木)チリが日本と似ているというのは意外でした。私は南米に行ったことがないのでそれぞれどのような国か全く見当がつかなかったのですが、チリとアルゼンチンについてはちょっとイメージが湧いてきました。

子供に関わる仕事がしたい!

鈴木)帰国後はどのような活動をされているのですか?

福岡)大学卒業後、留学中から行っていたビジネスをビジネスコンテストに出しました。最初はそのお金を持って向こうで商品を売ろうとしていましたが、残念ながらコロナや内戦で帰国せざるを得ませんでした。今は保育園で働いたり、家庭教師の斡旋の仕事をしたりしています。 

鈴木)現地での経験が活きていると感じるのはどのような場面ですか?

福岡)子供と関係ない所で働くより、子供に関係あることで仕事をする方が私には合っているのではないかと思った場面です。
私には飽き症な所があるのですが、留学を通じて、子供に関することであれば続けることができると思いました。ビジネスについて、コロナでダメになった時にまだまだやれるぞ、という気になれなかったのは、自分の中で本当にやりたいことではなかったからだと思います。
一方、保育園の仕事は決して給料が高いわけではありませんが、子供に関係することなので続いています。子供と遊んでいる時はストレスフリーなんです。稼ぐものとやりたいことを繋げたらいいんじゃないかと思いました。

鈴木)福岡さんのお話を聞いていると、本当に子供が好きなんだという事が伝わってきます!

留学の経験を活かした上での将来の目標は何ですか?

福岡)トビタテで知り合った人3人と保育園を作る計画を立てています。テレワークをしているような方が過疎地域など田舎の方に、都市部から移住したいと思えるような教育施設を作る計画を立てています。

鈴木)夢があって素敵ですね!

編集後記

南米のそれぞれの国の違いについてお話を聞く事が出来て興味深かったです。保育所不足の今日この頃ですが、福岡さんのような人に日本の保育を支えていってほしいと思いました!

今後も福岡さんの活動を応援いたします!

 

 

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