とまりぎ とまりぎ ートビタテ生の拠り所、トビタテ生の和を作るー

第175回とまりぎインタビュー:細見桃花さん【海外大学への進学を目指して!】

2021.06.30

みなさん、こんにちは。高校3期生の積千夏です。今日はアメリカの大学に進学された細見桃花さんにお話を伺いました。

トビタテ!留学JAPANでの留学

細見桃花さん

高校2期

アカデミックテイクオフ

海外大学に進学したい

積)留学のきっかけを教えてください!

細見)高校に入学した時から海外の大学に進学したいと思っていました。大学進学前にアメリカの空気がどういうものなのかを実際に味わってみたいと考えていた時にトビタテを知ったのがきっかけです。学校の先生に相談すると「授業のない夏休みなら行ってもいい」と言われました。先生は本当に受かると思わずに許可を出してくれたみたいですが(笑)無事にトビタテに合格し、高校2年生の時にアメリカに2週間留学しました。

積)アメリカの大学に進学したいなというのは高校1年生の時からずっと思っていたのですか?

細見)そうですね。海外大学に進学する選択肢はありだなと思っていました。2週間でも機会があるなら行ってみようと思ってチャレンジしました。

積)行く前からしっかりした目標があったのですね。現地では語学学校に通っていましたか?

細見)エージェンシーの留学プログラムで留学していたので、午前中は語学学校で英語の勉強が、午後には街の散策やアクティビティがありました。ホームステイだったので夜はホストファミリーと過ごしていました。

積)私も同じ留学プログラムを利用して留学していました!私は日本人だけの授業だったり、あまり現地の方とお話しする機会がなかったんですよ。現地の方と、お話をする機会はありましたか?

細見)午前中の授業はレベルごとにクラス分けされていたのですが、日本人が私一人だけだったんです。その時に海外の方とお話ししたり、海外の方達と一緒にランチしたりしていました。ですが、午後は結構日本人といることが多かったです。仲良くなった日本人の友達と日本語を話しちゃうっていうことがよくありました。

語学学校の先生との1枚

積)それでも午前中のクラスでは日本人1人だったんですね!ホストファミリーの方とお出かけや観光もしましたか?

細見)ホストファミリーがキリスト教の方だったので、定期的に教会に行きました。一緒にご飯作ったりもしましたし、休日は動物園にも遊びに行きました。 

積)教会にも行ったんですね!私行ったことないんですよね。

細見)日本に住んでいたらあまり行かないですよね。私にとっても初めての経験でしたし、自分はキリスト教徒ではないので、あの機会がなかったら、観光以外で教会に行くことは今後もなかったと思います。現地の方の日常を体験できて良かったなと思います。

言わないと伝わらない

積)一番印象に残っていることはありますか?

細見)良くも悪くも言わないと察してくれなかったんです。こういうこと察してくれないかなと思っていたんですけど、言わないと伝わらない文化だったので、最初はホストファミリーの意見に流されてしまうことも多かったんです。

でもある日、言われていた予定とは違ったアクティビティがしたい!と強く思った日があったんです。それで、ためらいながらも、自分はこういうことを思っていて、本当はこれをしたいんだよねって伝えたんです。そしたら、「そういう風に思っていたなら、全然そっちやってくれていいよ」って、快く受け入れてもらったんです。すごく小さな出来事ですが、私にとってはすごく大きな経験になりました。自分の意思を伝えて受け入れてもらえたっていうのが心に残っています。

積)その気持ちすごくわかります!言う前って、言ってもいいのかな…ってためらっちゃいますよね。

細見)そうなんですよね。あくまでファミリーとして受け入れてもらっているというのは分かっていたんですけど、どこかでゲストという気持ちが残っていたんです。でも、そこに甘えず、ちゃんと主体的になれた瞬間がそれだったのかなと思います。日本とは意見を言うことに対しての心構えが日本とは違う感じがしました。

お好み焼きをホストファミリーに振る舞う細見さん

自分の意見が求められることの多い環境下で

積)トビタテでの留学が活かされているなと思うことはありますか?

 細見)大学進学の前に現地で生活を体験すると言うことが留学の目的だったので、帰国後のモチベーションはすごく上がったし、自信にも繋がりました。私の高校でトビタテで留学したのは私が初めてだったので、学校に頼んで後輩に向けての講演会をさせてもらったり、高校卒業後もトビタテ志望者との懇談会をさせてもらったりしました。自分の行動を次の世代に繋げていくというトビタテ生の使命を体現させてもらったので、それも実りのある経験だったと思いましたね。

積)現地に行って、やっぱりアメリカには行きたくないとはならなかったんですね!

細見)アメリカの、いい意味であまり周りのことを気にしない、周りのことを受け入れる肯定感ある空気が自分に合っていたのかなと思います。加えて、アメリカにはリベラルアーツの大学が多かったので、色々なことを学んでみたいなと思っていた自分にぴったりだと感じました。トビタテ留学中の授業では、ディスカッションで自分の意見を聞かれることも多かったのですが、それに対する免疫が全然なくて悔しい思いをしました。アメリカの大学で、自分の意見を求められることの多い環境下で、自分に足りない部分を直したいと思ってアメリカの大学に入学を決めました。

積)今後の目標や、やりたいことはありますか?

細見)異文化圏での生活や、トビタテ生との交流を通じて、「こういう生き方もあるんだ」と、生き方の多様性をトビタテに教えてもらいました。どのような職業に就いても、どういう生き方でも、受け入れてもらえる場所があるということを、自分の姿を通して伝えられるような人になりたいなと思います。

授業終わりに自然公園へハイキング、写真はくぼみにできた小さな滝

編集後記

トビタテでの留学は目指していた「海外大学進学」の大きな第一歩だったのですね!有言実行されていて素敵です。インタビューありがとうございました。これからの活動も応援しています!

 

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