第173回とまりぎインタビュー:東田若奈さん【本場イギリスでミュージカル留学!】
2021.06.28
みなさんこんにちは!トビタテ高校3期の積千夏です。今回はイギリスに4週間ミュージカル留学していた東田若奈さんにお話を伺いました。
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
東田若奈さん
高校3期
スポーツ・芸術
ミュージカル留学
積)留学をしたきっかけを教えてください
東田)私は、留学=語学留学というイメージが強くて留学するつもりはありませんでした。でも私が通っていたミュージカルスクールの先輩がトビタテを使ってミュージカルをテーマにアメリカに留学していました。「え!そんなことできるんだ!」っていうのを知ってスポーツ芸術コースに申し込みましたね。
積)トビタテのいいところですよね!ロンドンに留学する前からミュージカルのお勉強はされていたんですか?
東田)留学前から、習い事としてミュージカルスクールに通っていました。
積)そうだったんですね!現地では、学校に通っていたんですか?
東田)そうですね、最初の2週間は語学学校に通いながら歌のプライベートレッスンを受けて、3週目に現地の芸術系の学校が開催しているワークショップに参加しました。最後の4週目はロンドンから離れた場所で寮に滞在しながらレッスンを受けていました。
積)それはどんなワークショップだったのですか?
東田)イギリスにある劇場街のウエストエンドで実際に舞台に立っている方が、日替わりで教えに来てくれるというワークショップに参加していました。
積)全然想像ができない!(笑)
東田)1週間のミュージカルコースでした!作品の中から1曲をとって、その歌を教えてもらったり、振り写しをしてもらったりしました。
積)そうだったんですね!4週目は場所を移動して…
東田)ロンドンから離れてトリングという場所に滞在していました。そこは寮が付いている学校で、朝から晩までダンスのレッスンをしていました。
Tring Park School for the Performing Arts の本館内、トリングで1週間のダンスコースを終え帰る直前の一枚
役作りに正解はない
積)転々としていたんですね!心に残っていることはありますか?
東田)プロの舞台をたくさん観られたのは、すごく貴重だったなと思います。また、初めて演技だけのプライベートレッスンを受けました。もちろん歌やダンスを通して演じないといけないんですけど、今まで自分は正しいもの、何が正解かを求めていました。ですが、実際にレッスンを受けていく中で、役作りに正解なんてないんだなって思いました。
積)それはどんな時に思ったんですか?
東田)その役を演じた時に、先生から色々質問されて、役になりきって答えるんです。「あなたは何歳ですか」って聞かれた時に「Maybe…」って言ったんです。年齢を聞かれた時に「多分18歳です」なんて言わないですよね。それはおかしいよって言われました。正解はないから自分がどういう役を作っていくのか、どんな人を作りあげるのかっていうところが大事なんだなって実感しました。
積)日本とのレッスンの違いは感じましたか?
東田)数が違いますね。日本でも最近は色々なスタジオとか増えてきていると思いますが、アメリカやイギリスに比べるとそんなに多くはないと思います。
積)やっぱり現地のほうが盛んなんですね
東田)劇場街があるくらいですので、実際のプロのパフォーマーも多いと思います。言語が違う分、海外の作品を日本に持ってくることがほとんどで、日本ではオリジナルミュージカルはあまりないので、もっとたくさん日本でもオリジナルミュージカルが出てくるといいなと思います。
あと、私だけではないと思いますが、留学したことで英語に対する考え方も変わりました。もともと英語は好きでしたが勉強の中の一つとして捉えていました。留学して人と話して、初めて英語って言語なんだなって思いました。そこで、もっと話したい、話せるようになりたいって思いましたね。
積)留学する前って英語を話す機会が多くはないから、ただ覚えるだけみたいなイメージがあります。留学して話して初めてコミュニケーションできるんだって思いますよね。
気になっていたことなんですけど…イギリスってご飯美味しくないんですか?(笑)
東田)私がラッキーだったのか、そこまで美味しくないご飯を食べることはなかったです。イギリスに行った話をすると、よく「ご飯美味しくなかったでしょう」って言われます(笑)私は3週間ホームステイで、ホストマザーのご飯はいつも美味しかったです。
積)ホームステイだったんですね!
東田)すごく温かい家庭でした!今でも連絡を取っています。留学中は休日に公園に行ったり、映画も一緒に見に行きました!
ロンドンでお世話になったホストファミリー、お別れの日に撮影
全てが今に繋がっている
積)留学が活かされているなと思うことはありますか?
東田)言ってしまえば全てだと思っています。留学したことで英語にも自信がついて、帰国後スピーチコンテストにも参加して賞をいただきました。留学がきっかけで英語も伸びたし、もっと勉強したいと思うようになりました。海外に行って、現地の方達とレッスンを受けたことで一気に視野も広がりました。もちろんミュージカルがあるのは日本だけではないし、他の国でも同世代の人が頑張っていて、ミュージカルを楽しむ人がいて、自分の将来を考える上でも視野が広がりました。
積)確かに日本にいたら、そういう方達とお話しする機会は少ないかもしれませんね。今でもミュージカルは続けているんですか?
東田)続けています!在学中はミュージカルに絞らず、色々なことを勉強したいなと思って、芸術系の大学には進学せず、学外でミュージカルを続けています。
積)留学で学んだことが直に活かされてる!ミュージカルだけに絞らずに他の分野のお勉強もしているんですね!
東田)そうですね、ミュージカルでは演技が基盤になるんです。演技をする上で、どんな経験も活かせると思っています。もちろん歌やダンスのスキルはもっと磨かないといけないと思っていますが、色々な人と関わって、色々な価値観をぶつけ合って、もっと広い考え方を身につけることが必要だと感じています。
積)これからの目標、やりたいことはありますか?
東田)将来もずっとミュージカルをやることが目標です。プロとしてやりたいなと思っています。これからの目標はトビタテで留学したときと変わっていません。
編集後記
インタビューありがとうございました。留学前も留学後も夢は変わらず、ミュージカルを続けているとお話された東田さん。とても素敵です!これからも応援しています。
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