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第148回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第16弾湯川知樹さん【セルビアでスポーツ留学】

4期かほ

4期かほ

2021.05.06

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

ユニークな国留学!という特集で

 

地図ではみたことあるけど。。。。

名前は聞いたことがあるけど。。。。

実は全然どんな国か知らない!!といったようなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介しています!

 

そんな特集の第16弾!今回のユニークな国は。。。。。

「セルビア」です!!

 

セルビアは、旧ユーゴスラビアの国の一つです。

今回はそんなセルビアに留学した大学4期の湯川知樹さんにインタビューしてみました!

トビタテ!留学JAPANでの留学

湯川知樹(ゆかわともき)さん

大学4期新興国コース

留学テーマ:スポーツ留学

 スポーツ強国に行ってみたい!

鈴木)セルビアに留学とは珍しいですね!湯川さんは元々セルビアに興味があったのですか?

湯川)いえ、実はセルビアのことはそこまで知りませんでした。大学の交換留学提携校から来ているセルビアの留学生とサッカーを通じて仲良くなったことがきっかけで興味を持ち始めました。

鈴木)セルビアはストイコビッチなど有名なサッカー選手も多いですよね。

湯川)はい。テニスのジョコビッチも有名ですし、この前のオリンピックでもセルビア代表がバスケで銀メダルを獲得していました。スポーツがなぜ強いのか、その秘訣について知りたいという思いから留学を考え始めました。

また、現地でのボランティア活動の一環として、自分が長いこと続けてきたサッカーを教えることにも関心があり、自分の経験がどのくらい還元できるか試してみたいという気持ちもありましたね。

こういった思いが強くなり、セルビア留学を決意したんです。

物質的な豊かさがなくても…

鈴木)留学してみてセルビアはどのような国でしたか?

湯川)鈴木さんはロシアにいたので分かると思いますが、セルビアも社会主義国だったので、日本などの資本主義国は異なり、ビルが無機質だと感じる事もありました。

鈴木)確かに、私も東欧を歩いて、東ヨーロッパの旧共産圏は建物がみんな同じように見えることもありました。

湯川)セルビアでは更に、ユーゴ内戦での傷が癒えていない場所が現在でも残っています。半壊のビルも沢山残っていました。

鈴木)内戦が終わって20年ほど経つのに、まだ復興しきれていないところがあるんですね…

湯川)はい。それもあって、ヨーロッパの中でも新興国的な要素も見られるのだと思います。しかし、昔からの文化が根づいていて、現地の人が誇りに思っていました。宗教で言うと、ロシアと同じく、正教の国ですね。

それから、日本よりも物質的には豊かではないのですが、それなりにみんな楽しんでいると思いました。

鈴木)そういう意味でもロシアと通じるところがありますね。

 

文武両道

 鈴木)留学中はどのようなことをしていましたか?

湯川)語学学校ではセルビア語を勉強しました。

他にもボランティアでサッカーを教えたり、現地の三部リーグで活動するサッカーチームに所属してプレーしていたりしました。

鈴木)三部チームとはどのようなチームですか?

湯川)セミプロみたいなものです。お金をもらって仕事でやっている人もいれば、趣味でやっている人もいました。

*セミプロ:アマチュアだけど半分職業として取り組んでいる人

参考*コトバンク「セミプロ

写真①

 留学中は旅行にも行きました。イタリアミラノのサンシーロスタジアムでの一枚です。

 当時インテルに長友佑都選手が所属しており、ピッチで躍動する姿は同じ日本人として、誇らしく感じました。

旧ユーゴスラビアの国々との縁

鈴木)帰国後はどのような活動をされているのですか?

湯川)大学にセルビア語の先生がいるのですが、一緒にセルビア料理を作り、パーティーの手伝いをしました。

それから、大学の部活のチームに戻って活動をしました。

鈴木)現地でのプレー経験を日本で活かせたことはありましたか?

湯川)はい。セルビアでの経験を通じて、日本人はプレーも正直な人が多い一方、セルビア人はルールの中での騙し合いをやるのが上手いと思いました。審判が見ていない所で小突いたり、ポジション取りの駆け引きをしたりするのが上手なんです。僕は、そういったしたたかさも身に着けて、帰国後はチームメイトに教えることもできました。

それから、セルビアの隣国ボスニアに渡航し、日本人のサッカー選手の宮本氏が作ったサッカーチームの子供たちにサッカーを教えに行きました。

写真②日本帰国後、サッカー元日本代表宮本恒靖氏が設立した、ボスニアヘルツェゴビナのモスタルにある「マリモスト」と呼ばれるサッカークラブで、子どもたちにサッカーを教えるボランティアをしたときの写真です。

大阪のチームに所属していた宮本選手がボスニアの子供達を招待した時に、セルビア語を使いながらサポートを行いました。

鈴木)それはすごいですね!ボスニアでもセルビア語が話されていたんでしたっけ?

湯川)はい、ボスニア語もセルビア語もクロアチア語も時に同じ言語とされます。

*言語の分類には諸説あります。

鈴木)ロシア語はセルビア語と同じスラブ語なのですが、あの辺りの言語は更によく似ているときいたことがあります。 

湯川)そうですね。そういえばセルビアに住んでいるロシア人を呼んでパーティーを開いたこともあったのですが、やはり言葉が似ていると思いました。

「外国」「欧米」のステレオタイプに惑わされない

鈴木)現在留学での経験が活きていると感じる場面はありますか?

湯川)私は現在証券会社で営業をしているのですが、仕事柄経済の話をお客さんとする際に、メジャーではなく、社会主義時代を経験したセルビアの話は、お客さんの興味をひき、営業に繋げるための糸口となっているので、他の営業マンには真似できないような交渉ができていると感じることもあります。

 

写真③

 セルビアの首都ベオグラードでの一枚です。

 中心街のビルなんですが、紛争時のNATOからの爆弾でボロボロになったままで、今も残っていました。

 戦争の後25年経っていた当時も癒えぬ傷として、市民の心に残っているのを示すかのようでした。

鈴木)私も比較的珍しい国に留学していたので分かるのですが、同じ「外国」でも北米や西欧のような価値観を持つ国ばかりではないということはもっと知られてほしいです。

湯川)私もそう思います。

それから、人の見た目や行動は表面的なものにすぎなくて、行動や考え方をみればその人の人となりが分かると思えるようになったことが役に立っています。

留学前は言葉が分からない事もあり、外国人が何をしているのか分からなくて、怖いと思う事もありました。しかし、言語を学びながらコミュニケーションをとっていく中で、人の肩書などにとらわれず、その人がどのような人かは、習慣などを見ればわかるようになりました。

今では目上の方と会っても、物おじせずに接することができるようになりました。

鈴木)留学の経験を活かした上での将来の目標は何ですか?

湯川)実は、もう一度留学したいと思っています。セルビアかどうかはあまりこだわりがないんですけれども(笑) 

 その場合、ビジネスの実務に活かせるようなMBAを取って、会社にとらわれない働き方をできるようになりたいですね。

編集後記

セルビアは、ロシアと同じくスラブ系かつ旧社会主義国ということもあり、以前から気になっていました。ユーゴスラビア内戦後の現状や言語の話など、サッカーを通じて湯川さんが経験された話は非常に興味深かったです。

外国、欧米といっても本当に色々な国や考え方があるという意見は、同じく東欧に留学していた者として共感します。

今後も湯川さんのご活躍を応援致します!

 

 

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