第140回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第12弾 由井拓帆さん(前編)【世界を豊かにするビジネスマンに!】
2021.04.12
みなさんこんにちは!
大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!
ユニークな国留学!という特集で 地図ではみたことあるけど。。。。
名前は聞いたことがあるけど。。。。
実は全然どんな国か知らない!!
といったようなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介しています!
そんな特集の第12弾!今回のユニークな国は。。。。。
「インド」と「シンガポール」です!!
今回は、インドとシンガポールに留学した、大学4期の由井さんの記事の前編・シンガポール編です!
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
由井拓帆(ゆいたくほ)さん
大学4期新興国コース
留学テーマ: BOPビジネスで世界を豊かにするビジネスマンに!
BOPビジネスのフィールドで活躍したい!
鈴木)由井さんはなぜインドとシンガポールに留学をしようと思ったのですか?
由井)鈴木さんはBOP(Base of the economic pyramid)ビジネスという言葉はご存知ですか?年間所得が3000ドル以下で生活する貧困層を巻き込んで行うビジネスのことです。私はこのBOPビジネスのコンセプトに魅力を感じ、将来携わりたいと思いました。そのため、BOPビジネスを行う上で重要となる語学力、ビジネス経験、国際協力の視点といった要素を身につけるために、今回の留学およびインターンを計画しました。
インドとシンガポールを選んだのは、ASEAN地域のビジネス拠点であるシンガポールで語学とビジネス経験を詰み、当時、BOPビジネスの注目が集まっていた南アジア地域東南アジア地域での実地経験を得るためです。
鈴木)明確な目標を持った上で現地に行かれたんですね!
アジアのビジネスの中心でダイバーシティを学ぶ
鈴木)シンガポールはどのような国でしたか?
由井)ASEAN地域のビジネスの中心というだけあって、グローバルにビジネスが行われている印象を受けました。語学力を身に着ける上でもぴったりな環境でした。
鈴木)現地ではどのような活動をされたのですか?
由井)語学学校では、ビジネスインターンに向けた英語力の強化に励んだり、インドのNGOインターン面接に向けた準備に取り組みました。
更に、ビジネスインターン開始前からシンガポールの文化に慣れようと思い、ホームステイをしました。ステイ先のファミリーは華僑でしたが、隣にはインド系の家族が住まれていて、多様性に富んだ国でした。
写真①ホストブラザーがNUSを卒業ということで、ホストマザーと出席。ちなみに、マザーはシンガポールのアスリート、ブラザーは学校の先生。この5か月で、シンガポールがアナザースカイとなる。
5か月住ませてもらったホストファミリーの大学卒業式に出席
鈴木)シンガポールは多民族国家ですが、本当にいろいろな人が住んでいたんですね!
由井)はい。その環境のおかげで、シンガポールのダイバーシティについて学ぶ機会もありました。シンガポールでお世話になったある人が、いわゆる「レイシスト」的な考えを持つ人物だったんです。
鈴木)由井さんがそのように思われた理由は何ですか?
由井)その人は、シンガポールに住んでいる特定の民族の人を信じることができない、という発言をしていました。
本気のディスカッションを行ったところ、その人は、「これまでの人生の中で○○系の人とのコミュニケーションの中で不快な思いを経験したから、嫌な印象をもってしょうがないのでは」、と主張していました。一方で、自身に対しては優しく接するその人に対し困惑しながらも、私は、ダイバーシティな社会で「レイシスト」を受け入れるべきなのか?という、命題に直面しました。
鈴木)由井さんの中で『ダイバーシティな社会で「レイシスト」を受け入れるべきなのか?』という問題について、結論は出ていますか?
由井)相手をリスペクトした言動・振る舞いをすれば、受け入れられると考えています。例えば、○○系の人は苦手と言う感情があっても、その人に対するリスペクトがあれば失礼な言動や振る舞いはしないはずです。近寄らないといった選択肢もあります。心では「苦手」と思っていても、相手に対するリスペクトをもった行動を心がければ考え方は個人の自由と思うようになりました。海外の文化に触れるというという点で、貴重な体験だったと思います。
鈴木)語学の勉強やホームステイの他にはどのようなことをされましたか?
由井)語学学校は3か月ほどで卒業し、それ以降はイベントマーケティングの会社でインターンをしました(ホームステイは継続)。仕事内容は、電話応答のような初歩的なものから、イベント企画、広報、総務と幅広く経験させていただきました。
②シンガポールに拠点を構えるイベント・マーケティング会社で、初めての長期インターン。フルコミットの3か月間となる。当初、電話一本かけるのに緊張していたのも今となっては良い思い出。
インターン先での卒業式
編集後記
私もロシアにいた時に、現地の人と本気でぶつかり合ったことを思い出しました。
「レイシスト」も受け入れるべきか、というお話は興味深かったです。
後編のインド編では、由井さんがインドNGOで、現地の社会問題解決に取り組んだ経験を取り上げました。
後編も是非ご覧ください!
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