とまりぎ とまりぎ ートビタテ生の拠り所、トビタテ生の和を作るー

【インタビュー】~とまりぎはつづくよどこまでも~「2021年度全体コアー後編」

青山実央【ライター,大学12期】

青山実央【ライター,大学12期】

2021.06.14

とまりぎが誕生して5年。現在は100名を超えるトビタテ生がとまりぎコアメンバーとして,トビタテ生へ出会いの場を提供しています。そのコアメンバーを束ねているのがとまりぎ全体コアです。今回は2021年度に新しくとまりぎ全体コアとなった5人のトビタテ生にインタビューを行いました。全体コアになろうと思ったきっかけ,全体コアとして活動するにあったって大事にしたいこと,そして今後のとまりぎでやったみたいことを聞きました。今回は後編をお届けします!
前編はこちらから!
【インタビュアー:青山実央(2021年度とまりぎHPライター,大学12期)】

2021年度全体コアのみなさん

名前:大濵良太(おおはまりょうた)
トビタテの期・コース:大学12期・多様性人材コース

2021年度とまりぎ全体コア代表。2020年度から関西支部に所属し、9月からは関西支部の副代表を務める。地域支部活動以外にもとまりぎ内での「教育×エヴァ活チーム」の創設にも携わる。2021年度は代表として、全体副代表やサポーターとともに組織全体のマネジメントを行う。

名前:内山翔太(うちやましょうた)
トビタテの期・コース:高校1期・アカデミックコース

2021年度とまりぎ全体コア副代表。北海道・東北・北信越を有する北ブロックを担当する。年に1回開催されている期集まり・同窓会,そして,社会人,高校生コースと連携したコミュニティ作りを担当する。

名前:藤谷雄紀(ふじやゆうき)
トビタテの期・コース:大学11期・理系,複合・融合系人材コース(未来テクノロジー人材枠)

2021年度とまりぎ全体コア副代表。関東・東海・関西を有するセントラルブロックを担当する。とまりぎでは,留学後の2019年度後期から東海コアで活動。2020年度は東海コア代表を務めた。2021年度は,地域を軸・起点にして,コミュニティの発展を目指す。

名前:合田剛(ごうだつよし)
トビタテの期・コース:大学11期・理系,複合・融合系人材コース

2021年度とまりぎ全体コア副代表。中国・四国・九州を有する西ブロックを担当する。2020年度からとまりぎ中国コアにて活動。副代表になった現在もとまりぎ中国のコアメンバーとして活動する。2021年度は地域を超えた活動のサポートに尽力する。

名前:梶原美雪(かじはらみゆき)
トビタテの期・コース:高校5期・アカデミック・テイクオフコース

2021年度全体コア広報統括。とまりぎの広報全般を統括する「とまりぎ広報戦略チーム」のリーダーも務める。2020年度に務めていた関西支部での広報担当の経験を活かして,各地域の特色ある発信ができる環境整備に取り組む。今までのデータと未来の情報を駆使して,トビタテ・とまりぎの現状を”知る権利” が有効に使えるための経由地を目指す。

 

トビタテ生の帰る場所の1つが「とまりぎ」でありたい

― とまりぎの理念である「トビタテ生のよりどころ」とはどんなものだと思いますか?

 大濵
 「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」がいつか終わってしまった時に,トビタテ生同士のつながりを保つ受け皿が「とまりぎ」であり,「トビタテ生のよりどころ」だと思います。トビタテ生の活動の情報がとまりぎを介して得られるっていうのがトビタテ生とトビタテ生をつなぐものだと思います。「とまりぎ」はイベントサークルではないので,文字通り「木」という認識は大事にしていきたいです。このトビタテ生の「木」という存在は2021年度だけではなく,今後も目指していきたいものです。

 

 合田
 「帰る場所」というよりは「帰ってくる場所の1つ」だと思います。自分が楽しめる場所であり,みんなも楽しめる場所だったらいいです。もちろん,トビタテ生への情報提供はし続けていかないといけないと思っています。その情報をもとに,トビタテ生自身がとまりぎを選ぶっていう形が理想だと思います。そういう意味では「なんでとまりぎに帰ってこないの?」とか「トビタテココミュニティにもっと貢献してよ」「トビタテコミュニティって大事だよね」っていう押し付けはしたくないんです。そのコミュニティが大事かどうかって人それぞれなので,本当に帰りたくなったときにいつでも戻ってこられる場所が「とまりぎ」っていう認識がトビタテ生に持ってもらえたらうれしいです。

 

 内山
 そこのあたりは合田と自分では少し意見が違います。そういう帰れるコミュニティを選べる人って,自分の目的がしっかりしていて積極性がある,人脈が豊富で所属できるコミュニティがたくさんある強い人に限られてくると思うんです。トビタテ生でも必ずしもそんな人ばかりではないと思います。どんな状態でも,気軽に戻れるコミュニティが「とまりぎ」であり,よりどころだと思います。元気じゃない時や辛い時でも来れる安心できる居場所になりたいです。本当は戻りたいと思っているトビタテ生も温かく迎えられるようなトビタテ生のセーフティネットに「とまりぎ」がなれたらいいなと願っています。

 

 藤谷
 トビタテ生の “Hub” だと思います。帰ってきたくなるような「とまりぎ」っていう話をいろんな人がしていると思うんですけど,ずっと,「とまりぎ」やトビタテコミュニティにいなきゃいけない訳じゃないと思います。そういう意味では流動的でいいんじゃないかなと思います。「なんかいいよね,とまりぎ」ってトビタテ生に思ってもらえたら,うれしいし,自分にとっていいことも悪いこと関係なく,何かあったときにふらっと帰ってきてくれたらいいです。そういう意味では,流動して,持続していくからこそいいんじゃないかなと思います。
 トビタテ生に「トビタテで留学してよかったことはなんですか?」って聞いたときに,「とまりぎのコミュニティです」っていう答えが全員から返ってくる存在になれたら,いいんじゃないかなと思います。

 

 梶原
 自分の価値観や考え方が広がる場所であってほしいなと思います。
 私は高校生コース出身なので,実際に大学生に上がったときに,とまりぎコアとして活動して,価値観が広がったり,普段の学生生活では経験できないことができたんです。そんな風に「とまりぎコミュニティに参加したら,なんか得した!」っていう留学した後も刺激が得られる空間であったらいいな思います。

 

 内山
 社会人トビタテ生の目線から話すと,学生の頃よりも自分の所属できるコミュニティが狭くなって来た気がします。仕事や人生で悩んだ時に,自分の初心に戻れる場というか,「あの頃はなんで留学したいって思っていたのか」って自分の原点に立ち返られる場が「とまりぎ」であるといいなと思っています。
 それこそ,ライフキャリアが変わるタイミング,例えば,結婚したとき,子どもが生まれたときに安心して相談できる仲間がたくさんいるっていうことは心の拠り所になるなと思います。自分らしくいられるコミュニティがあり、信頼できる仲間との関係が生涯続いていくことってほんとに支えになると信じています。そんなトビタテ生同士が繋がれるとまりぎをこれから10年後も,20年後もずっと盛り上げていきたいです。

 

 梶原
 大学生になりたての学生とかが起業家やいろんな分野で活動している人と知り合える空間でそんなにないと思います。そんな方たちが同じコミュニティにいるって本当に貴重ですよね。なので,縦の繋がりをどんどん伸ばしていける「とまりぎ」っていうのも理想です。

 

 大濵
 このとまりぎの魅力をたくさんのトビタテ生に広めていかないといけないなと思います。事後研修に参加していても,とまりぎHPの存在が知られていなかったり,トビタテのコミュニティの一覧があるっていうことも知られていなかったりして,本当にもったいないなと思います。

 

いままでのとまりぎと何か違う「とまりぎ」を目指して

― 2021年のとまりぎはこうでありたいという理想や夢はありますか?

 梶原
 広報の仕事の魅力をたくさん伝えていきたいです。地域広報ってとまりぎコアの中ではやっぱり大変なイメージがあるんです。でも,それ以上に魅力的なところがたくさんあると思います。私もまだ気づけていないですけど。地域広報の仕事のやりやすさ,そして,とまりぎの魅力をたくさんのトビタテ生にみんなで伝えられる場を作りたいです。

 

 藤谷
 「今までのとまりぎと何か違うぞ!」っていうとまりぎにしたいです。自分は,最後には東海に戻りたいなって考えているくらい地元にこだわりがあるんです。なので,まずは地域を起点にして,熱意や思いを外に広げていくっていうことをしたいなと思っています。なんでも「地域」を1つのきっかけに始めていきたいです。自分の中で「地域」っていう要素が欠けてしまうと全体コアに来た意味がなくなってしまうので,これは大事にしていきたいです。

 

 内山

 どんな状態のトビタテ生でも,どんな属性のトビタテ生も羽を休められる場所が「とまりぎ」であってほしいです。その環境をこの2021年度で作り上げていきます。

 

 合田
 自分は2021年度の全体コアを楽しみたいです。それに尽きます。(笑)それ以外にも実際に自分が活かしていきたいなということは「地域の内輪感」です。今年は何が違うのかっていうと,地域の結束力が強くなってきていることだと思います。コアメンバーの人数が増えてきて,地域コアの結束力が昨年度1年間で強くなったし,昨年度はそこを意識しているコアメンバーが多かったと思います。その結束力を今年度うまく活かしていきたいです。「内輪感」って聞くと悪いイメージがあると思うんですけど,「内輪感」そのものが悪いのではなくて,見せ方が悪いんじゃないかなと思います。今,地域の結束力が強まっている中で,それをどうやってコアの外にアピールしていくのかということを大事にしていきたいです。

 

 大濵
 地域コアがメインのとまりぎということを意識していきたいです。今のとまりぎは地域コアがなくなったら,なくなってしまいます。なので,地域コアを第一に考えていきたいです。
 ただ,とまりぎの意義や価値は2016年から変わっていないと思うんです。同窓会を開催したり,トビタテ生の情報のプラットフォームとして機能したり,地域のトビタテ生をつなげたりするっていう同窓会組織としての役割は変わらないものです。
 現状は地域コアの活動が目立っているので,どうしても「内輪感」っていうものが出てきてしまいます。でも,それ以外の同窓会組織としての役割,そして,情報プラットフォームとしての役割がきちんとトビタテ生に知ってもらえれば,自然と内輪感が気にならなくなると思います。
 そういう意味で,2021年度は地域コア活動をメインに捉えながら,それ以外も目立っている状態を目指したいなと思います。

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