第168回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第18弾和田紘尚さん【ベトナムでインターンシップ】
2021.06.18
みなさんこんにちは!
大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!
ユニークな国留学!という特集で
地図ではみたことあるけど。。。。
名前は聞いたことがあるけど。。。。
実は全然どんな国か知らない!!といったようなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介していきたいと思います!
そんな特集の第18弾!今回のユニークな国は。。。。。
「ベトナム」です!!
今回はベトナムに留学した大学4期の和田さんにインタビューしてみました!
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
和田紘尚(わだひろひさ)さん
大学4期新興国コース
テーマ:日本の良い物を世界に、世界の良い物を日本に
発展途上国で日本の物を広める
鈴木)ベトナムで留学とインターンをしようと思ったきっかけを教えてください!
和田)90年代に生まれた私は、バブル時期を経験した事がないため、経済が発展している国を一度体感してみたいと思っていました。更に、日本の物を世界に広めるインターンをしたいと思っていました。ベトナムに行ったのは、希望していたインターン先があったからです。
鈴木)東南アジアは現在、経済成長が著しいと言われていますよね!
ベトナムはどのような国でしたか?
和田)親日国だと思いました。ベトナムの人達は、日本の文化や美容、食べ物に興味がありました。ベトナム人達が日本人に対して「AJINOMOTO」と呼んでくる事もありました。
鈴木)ベトナムで味の素が流行っているというのは意外でした。親日国というのは日本人としても嬉しいですね。
和田)はい。かつて日本が経済支援をしていたということもあり、交流も深いです。
ベトナム人は、日本人と似ているところもあります。あまり自己主張しないとか、勤勉なところとかですね。それもあって、ベトナム人達は、日本がベトナムのロールモデルだと思ってくれているようにも感じました。
鈴木)日本に良い印象を抱いてくれているのは嬉しいですね!
現地ではどのようなことをされましたか?
和田)語学学校では、ベトナム語を学びました。
インターン先では、日本の物を紹介する商社で、WEBマーケティングやサイトのブログ執筆を行いました。
そのうち、サイトでは商品を実際に手に取ることが難しいので、「カフェを運営して商品を手に取って貰いやすくしよう」ということになり、カフェ開設の運営や企画を行いました。
鈴木)珍しいものも多いので、実際に見てもらった方がどんなものかわかってもらいやすくなりそうですね!
和田)はい。カフェでは、書道家や茶道家を招いて茶道や書道を体験してもらうことも行いました。日本語を勉強する人も多いので、日本語教室も開きました。普通の日本語学校とは異なり、ビジネススキルを身につけてもらうといったことも行いました。
写真①茶道教室を開催時に撮ったメンバーとの写真です。日本文化を発信するカフェを宣伝部スタッフとして運営していました。日本の茶道家をベトナムに招き、ベトナム人とベトナム在住の外国人や日本人に茶道を体験してもらいました。
和田さんは写真右から2番目、左の男性は日本人、女性2人はベトナム人
写真②日本語教室を開催時に撮った写真です。ベトナムは親日国でもあり、日本への留学や日本の会社で働くことに関心を持つベトナム人が多くいます。そういったベトナム人向けに、現地の語学学校で学べないテーマを題材にし、日本語教室を週に1-2回実施しました。こういったことを通じて、カフェの常連になってもらうことも狙いとして、取り組んでました。
日本語教室の様子
また、年に一回開催されるジャパンフェスティバルでは、日本メーカー協賛のもと、場所をかりて自分達の商品の販売もしました。例えば、インターン先と取引のある某大手総合電気メーカーのジューサーで作ったスムージーを販売する、といったことです。
鈴木)プロの力もかりたんですね!本格的ですね!
写真③ベトナムの友人と一緒に韓国焼肉に行った時の写真です。運営していたカフェの常連さんと仲良くなったことがきっかけで、ベトナムにある様々な場所にバイクで遊びに行ったり、飲みに行きました。ベトナムの若者は日本に凄く興味を持っている印象を持ちました。
当たり前の事を当たり前だと思わないように
鈴木)帰国後はどのような活動をされているのですか?
和田)就職活動が終わってから、ニュージーランドへ語学留学に行きました。将来は英語を使った仕事をしたいと思っていましたが、ベトナムでは英語力を身に着ける機会が少なかったからです。
鈴木)留学での経験が活きていると感じるのはどのような場面ですか?
和田)行動力が身に付いたと思っています。
また、何ごとに関しても当たり前だと思わないように、一旦立ち止まって考えるようになりました。
鈴木)「当たり前のことを当たり前だと思わないようにすること」について、詳しく教えてください。
和田)ひとつ例に挙げるとすると、日本人とベトナム人は、働き方が違います。日本人だと期限が迫っていたら仕事を優先することが当たり前ですが、ベトナム人は期限直前でも終業時間になったら帰宅します。
鈴木)やはり違いはあるんですね。ロシア人にもそういう部分がありました。
和田)ベトナム人にとって、家族との食事時間が何より大切にしているからなんですね。そのうち、相手にこちらの考えを押し付けないことの大切さを学びました。期限に間に合わないかもしれないことについては、事前にスケジュールを練り直すことで解決しました。
飲料を通じて日本を幸せに
鈴木)留学の経験を活かした上での将来の目標は何ですか?
和田)飲料というものを通じて日本を幸せにできたらいいな、と考えています。
鈴木)ほんわかしていいですね!
和田)留学や海外旅行を通じて、日本が窮屈だと感じることがありました。ヨーロッパに旅行に行った時、大声で駅員さんが車内で話している自由な感じに驚きました。ルールをしっかり守るといった日本人には受け入れ難い場面かもしれしませんね。消費者が世の中で抱える悩みや困り事を解決できる飲料を提供することで、少しでも幸せに感じる瞬間を作ることができたら嬉しいです。
それから、日本の物を世界に広めたいと思っています。私は現在飲料会社で働いているので、飲料でそれがどれだけできるのかは分かりませんが、この分野においても取り組めたら、と思っています。特に健康を意識した飲料を海外に届ける事ができるといいです。東南アジアなどでは、健康を意識した飲料が日本ほどありませんし、開拓できるんじゃないかと思います。
編集後記
働き方の違いのお話を聞いて、私もロシアにいた時に、現地の官僚主義と本気で闘ったことを思い出しました。
日本が好きな者としては、日本の物を積極的に世界に広めようとしてくれている方がいることは嬉しいです。
和田さんの今後の活動を応援致します!
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