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第179回:理系のトビタテ生特集 第1弾秋光大地さん【耐震構造を学ぶ】

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

2021.09.01

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

「理系のトビタテ生特集」という特集で、

理系分野を専門に学びに行っていたトビタテ生にスポットライトを当てて、留学中に学んだことや、その後の活躍をご紹介していきたいと思います!

そんな特集の第1弾!今回の専門分野は。。。。。

耐震構造」です!!

地震が多い日本では重要な学問ですね。

今回は、耐震構造を学びに留学した大学4期の秋光大地さんにインタビューしてみました!

トビタテ!留学JAPANでの留学

秋光大地(あきみつたいち)さん

大学4期 理系コース

留学 テーマ:耐震構造を学ぶ

憧れの海外で学ぶなら、耐震構造だ!

鈴木)秋光さんの専攻を教えてください。

秋光)私は、高専の建築学科で勉強していました。

建築の中でも色々な分野があるのですが、その中でも特に構造力学という分野に進もうと私は思い、構造力学を専攻していました。

鈴木)構造力学とはどのような学問ですか?

秋光)たとえば、人が床の上を歩いても壊れないかどうかとか、地震が来ても壊れないかどうかなど、建築物の強さなどを調べる学問です。

鈴木)日本にとっては必要不可欠な学問ですね!秋光さんが特に構造力学に惹きつけられた理由は何ですか?

秋光)建築学の中でも色々な分野に触れてみて、その中でも構造力学が自分に向いていると思ったからです。こんな細い柱なのにこんなに重い建造物が立つんだとか、柱を作ってみて倒れなかった時に達成感を感じて感動したりとか、ずっと取り組んでいても飽きなかったんです。

鈴木)留学に行くことを決めたきっかけを教えてください。

秋光)私は、元々海外へ行くことに興味がありました。勉強している中で、日本の技術力が廃れつつあると思ったのと、日本にずっといるより海外に行った方がいい環境で働けると思ったからです。ただ、なかなか海外に行く機会はないな、と思いながら過ごしていました。

そんな中、「トビタテ!留学JAPAN」を友達の紹介で知ったことで、留学へ行こうと思いました。

鈴木)元々海外への憧れがあったんですね!

秋光)外国で学ぶなら地震に関わる研究をしたいと思いました。アメリカには、日本よりも巨大な本物の建物を揺らすことができる設備もありますしね。

日本ではできないことを学びに

鈴木)留学中に専門的に勉強したことを詳しく教えてください。

秋光)現地では、理論的なことよりも実験設備を使って実験するという実技的なことをメインに研究していました。

たとえば、NASAから受け取った遠心分離機(長い棒の先に容器をつけた上で振り回す装置)を用いた実験などを行いました。

写真①NASAから持ってきた巨大な遠心分離装置で、一度装置を動かすのに1,000万円程度かかるそうです。地盤を縮小したものを配置して遠心分離することで、実物大の実験を模擬的に再現することができます。

UC Davis (University of California, Davis)の研究施設でのインターンで

鈴木)NASAから!本格的ですね。

秋光)それから、容器にどのように内容物を入れていくか、そのあとにどのように結果を処理していくか、といったことも学びました。たとえば、真四角の容器に土を入れて振り回した時に、容器の位置によってかかる遠心力の状態が異なることをどのように考えるか、といったようなことですね。

他にも、コンクリートを潰す実験もしました。 

また、大きい建物が振動させられる様子を見学しました。建物そのものも揺らすのですが、その他にも、ある企業が自社製品である大きな機械を病院に置きたいときに、地震が来ても壊れないかどうか確認するために、建物を揺らしてみて壊れないかどうか確認するということも行いました。病院の設備が壊れると、患者さんの命にも関わりますしね。こうした実験は日本では見られなかったので、貴重な体験でした。

写真②地震の研究という名目で留学していたのですが、留学開始から長く経ってニュージーランドに到着した頃には建設現場への興味も膨らみ始めたので、長期休暇中に無理を承知で現場見学をお願いしたらいけました。

学校の建設現場や、その資材を作る工場をいろいろ見学させていただきました。

写真③留学中はほとんど車移動が必須でしたので、アメリカでもニュージーランドでも車を購入しました。それを用いてほぼ毎週末旅行に行ったり長期休暇にアメリカ横断などをしたりと、留学活動以外の部分も満喫していました!

居住地から車で2時間のサンフランシスコの港です。

構造設計の実務ソフトを作り直したい

鈴木)留学後は何をされていますか?

秋光)帰国直後は、デザインコンペティションで橋を作るコンテストに参加しました。

鈴木)コンテストについて詳しく教えてください。

秋光)留学中に作成した構造設計最適化ソフトで、コンピューター上に橋の3Dモデルをつくり、おもりをのせます。3Dの橋が重さに耐え切れず壊れてしまうなど、橋の弱い部分が分かったら、その部分が壊れないように修正していくというものでした。コンピューターでひたすらモデリングを重ね、一番良い橋を作れるよう作業を続けたところ、全国最優秀賞と国土交通大臣賞をいただきました。

鈴木)二つも賞を受け取ったのですね!凄いですね!

秋光)その後2年生として東京大学に編入し、構造力学を引き続き勉強しています。

編入できたのは、留学中に身に着けた英語力のおかげかもしれません。 

卒業論文でも構造力学について取り組んでいるのですが、教授を説得して予算を沢山つけてもらえました。

また、現在ではインターンで構造設計事務所に引き抜いてもらえて働いています。これは一級建築士の資格を取得したことも大きいかもしれません。

鈴木)専門分野を極められているのですね。将来の夢について教えてください。

秋光)基本的には構造設計事務所で働くことを考えております。しかし、構造力学について勉強したことで、勉強しなくてはいけないことがあまりにも多く、自分にできるんだろうか、という不安もあります。したがって、留学中に現地の人に影響されたことをきっかけに学び始め、現在でも取り組み続けているプログラミング関係のことをするかもしれません。構造設計の実務で使われているソフトに満足していないので、それに手を加えるという形で世の中に貢献したいと思ってますしね。

編集後記

留学中に専門分野以外のことについても力をつけようと学んでいた秋光さんは素晴らしいと思いました。

自分にできることが増えると、可能性が広がると思います。

今後も秋光さんのご活躍を応援しております!

 

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