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第191回:理系のトビタテ生特集 第8弾渡邉碧為さん【ものづくり×インダストリー4.0】

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

2021.10.13

みなさんこんにちは!

 

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

「理系のトビタテ生特集」という特集で、

理系分野を専門に学びに行っていたトビタテ生にスポットライトを当てて、留学中に学んだことや、その後の活躍をご紹介しております!

 

そんな特集の第8弾!今回の専門分野は。。。。。

「 ものづくり」です!!

 

今回は、プログラミングを学びにドイツへ留学した大学4期の渡邉さんにインタビューしてみました!

 

トビタテ!留学JAPANでの留学

 渡邉碧為(わたなべあおい)さん

大学4期 理系・融合複合コース

留学テーマ:ものづくり×インダストリー4.0

 

取り組んでみて、楽しさに気づいた

鈴木)渡邉さんの専門分野を教えてください。

渡邉)私の専門は、機械電気工学です。エンジニアとか、ロボコンをやっている学科だと考えていただくと、想像しやすいかもしれません。

鈴木)その分野に興味をもったきっかけを教えてください。

渡邉)小さいころにロボコンを見て面白そうだと思ったことはあります。

しかし、実は自分の中ではきっかけはそんなに大きくないです。何かに取り組んで初めてその面白さに気づくことは誰でもあると思うのですが、私も、実際にエンジニアの勉強を始めてみて面白いと思ったことが大きいです。例えば、プログラミングのシステムがきれいに動いていることや、プログラミングをする過程で、一つ一つの課題を解決するプロセスが楽しいと思いました。

鈴木)おっしゃるように、何かを始めてから気づく面白さもありますよね。

留学に行こうと思ったきっかけを教えてください。

渡邉)私の研究室の先生が、学内にいる仲が良い先生に相談して、留学に行くことに決めました。

私は元々高専で勉強していました。高専は、高校の後そのまま短大に進学するような学校で、3、4年生の時は、時間に余裕がありました。その時に、高専の4年生ならトビタテの大学コースで留学できるという機会があるというを聞きました。私の通う高専では、元々交換留学というプログラムが全くありませんでした。初めてその学校から海外に行く機会を得ることができないかということで、ドイツから応用物理を教えに来ていた先生の仲介もあり、クレーベというドイツの応用科学大学の方にで受け入れてもらい、エンジニアリングを学ぶことになりました。

鈴木)留学は、渡邉さんの通う学校で、初の快挙だったのですね!

先生達も協力的ですね。

渡邉)ドイツでは当時、インダストリー4.0といって、物事をインターネットにつなげて、産業の自動化を進めようという国家政策が行われていました。高専でエンジニアリングを学んでいるというバックグラウンドを持ったままドイツで留学するにあたり、興味があったので、このような留学テーマに決めました。

鈴木)留学内容について教えてください。

渡邉)一年間ドイツにいたのですが、最初の半年間は、大学の講義を受けました。並行して日本法人でインターンをする予定でしたが、ビザの関係でできなくなってしまいました。

しかし、大学のプログラミングの授業の成績が良かったので、医療用の使い捨て樹脂製レンズを作っている近くの工場でインターンをしないかと言われたので、紆余曲折ありましたが、後半はそこでインターンをすることにしました。 

樹脂製のレンズを作る時に気泡入りの物ができることがあります。そういった時はレンズを成形する金型を一度清掃しなければいけなかったのですが、それらを検品して清掃のタイミングを通知するシステムを作れないかというテーマ(課題)をいただき、画像処理の一部にたずさわらせていただきました。私の留学テーマの内容とも一致していた上に、産業の現場で取り組ませていただく機会がなかったので勉強になりました。

*ここでの「レンズ」とは…光を曲げるような物のこと。(渡邉さん談)

写真①現地の大学で半年間工学を学んだあと、大学の近くにある企業でインターンシップをさせていただき、不良品の検出システムの作成をさせていただきました。

 

大学での活動の様子(渡邉さん:写真左)

 

写真②世界最大級の産業見本市、ハノーファー・メッセに行ったときの写真です。中はめちゃくちゃ広くて回りきれませんでした。次世代の産業に向けたデモ用のロボットアームや生産ラインなどがたくさん展示してありました。

ハノーファー・メッセ

 

写真③休暇中にベルリンに旅行に行ったときの写真です。デュッセルドルフからベルリンに向かうバスの中で仲良くなった中国人の友人に撮ってもらいました。ユダヤ博物館、バウハウス・アーカイブ、ドイツ技術博物館などに行きました。文化的に見どころが多くて楽しかったです。

ベルリン

 

自分が開発した技術が、世の中で使われるようになってほしい

鈴木)帰国後の活動について教えてください。

渡邉)最初は就職しようと思っていましたが、留学に行って考え方が変わりました。工場でシステムを作ってみて、自分にはできないと感じることがあったり、言語・文化的な背景について知らないことがあったりと、社会に出る前にもっと学んだ方がいいことがあると実感しました。そこで、大学に編入しました。

現在は、大学院の修士1年生で、材料工学の勉強をしています。一方で、農業を自動化できるといいな、と思って友人と起業し、植物工場での受粉をハチから代替するためのロボットの開発をしています(下のリンク参照)。私は、検出技術と制御に主体的に、ソフトウェア開発全般を担当しています。

https://harvestx.jp/

鈴木)詳しく教えてください。

近年、野菜や果物などを生産する植物工場が増えています。果実栽培の場合、受粉が必要になるのですが、日光がない工場内では受粉を媒介するハチなどの昆虫が生きることが難しい環境です。そこで、昆虫の代わりに受粉してくれるロボットを開発しています。

サステイナブルでない現代の工場の仕組みを、農業から産業の方に変えることができるようにしたいと思って始めました。留学中のレンズの検品で学んだことも生きています。  

鈴木)システム技術を農業分野に応用できると、できるようになることも増えてきそうです。

将来の夢を教えてください。

渡邉)私が開発した技術が、世の中で使われるところまでいけたらなあ、と思います。

いつか、大きな会社になったら、ソフトバンクの孫社長のようにトビタテ生を支援できるようになりたいです。

 

編集後記

自分が知らないことについて、もっと学びたいと思い続ける姿勢は、素敵だと思いました。

工学系の分野と農業を組み合わせると、可能性が広がりそうです。

今後も渡邉さんのご活躍を応援いたします

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