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第209回:とまりぎインタビュー記事 齊藤里莉子さん【地域の魅力を発信するために】

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

2022.01.13

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

私が独断と偏見で選んだトビタテ生にスポットライトを当てて、留学中に学んだことや、その後の活躍をご紹介しております!

 今回は、 地域活性化をテーマにカンボジアでインターンをした大学9期の齊藤さんにインタビューしてみました!

トビタテ!留学JAPANでの留学

齊藤里莉子(さいとうりりこ)さん

9期 新興国コース

留学テーマ:地域の魅力を発信するために 

東南アジアの実情を見て、地域活性化に貢献化したい!

鈴木)カンボジアでインターンをしようと思ったきっかけを教えてください。

齊藤)高校生でニュージーランドへ留学していた時に、元々東南アジアの難民だった方が移住して暮らしていることを知ったんです。それで、なぜ彼らがそのような環境にいるのか気になって論文を書きました。その時はちょっと調べただけで終わってしまったのですが、大学入学後に発展途上国に行って現地を深く知りたいと思うようになりました。

それから、私の地元は都会の大阪にあるのですが、私は元々地方活性化や地方創生に興味がありました。地域活性化や地方創生の一環として、その魅力をローカルな範囲だけでなくグローバルな範囲でも発信したいと思い、地方で行われているインターンに行くこともありました。しかし、地方ということもあり、グローバルに向けて発信できない人が多いからかもしれませんが、魅力をなかなか発信できないと感じ、もっと地方の魅力をグローバルに発信したい、する方法はないのかと模索していました。

そんな時、カンボジアのNGOに所属して観光を活性化することで、地域に還元できる仕組みを作るというインターンがあることを、たまたま学校のプログラムで見つけたので参加することにしました。

鈴木)齊藤さんのやりたいことと関心のある分野にぴったり合ったのが、そのインターンだったのですね!

齊藤)そのNGOは、アンコールワットの修復を支援する団体で、地域の人に仕事をする機会を与えたり、子供たちに教育の機会を与えたりして、いろんな方面から地域の活性化を支援していました。

鈴木)子どもたちが学校に行けない原因は貧困なのですか?

齊藤)それ以外の要因もあります。90年代に内戦が終わったばかりで、当時子どもだった親世代が学校に行くことができなかったこともあり、勉強するよりは働いた方が良いという考え方が残っていることも原因の一つです。

鈴木)ポルポト時代に起きたことも関係あるのですか?

齊藤)そのころは虐殺があって、労働人口が極端に少ない構成で、多くの先生達も命を奪われたそうです。今は子どもたちが多くなってきていますが、先生も含めて働く人たちがまだ足りていない状況です。

*ポルポトとは…?

20世紀後半のカンボジアの政治家。1975~79年に、親中クメール・ルージュ政権・民主カンボジアを率いてカンボジア全土を実効支配した。ポルポト時代には、5~600万人の人口のうち、飢餓と処刑によって100万人とも200万人とも言われる国民が死亡した。

参考:外務省「カンボジア情勢と日・カンボジア関係」(平成28年6月3日)https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/cambodia/kankei.html(閲覧日2021/12/10)

地域を活性化させるための、多岐にわたる活動

鈴木)現地での活動内容を教えてください!

齊藤)観光事業に関することでは、自分たちで遺跡の歴史を専門家に聞いて学び、日本人観光客が来た時にパネル案内をお手伝いするということを行いました。

写真①NGOの仕事の関係でアンコールワットの年間パスポートを持っていました。なのでよくアンコール遺跡群に観光へ行っていました。お正月に行った際には、雲と朝日が混じり合ってってこのような絶景に・・・とても感動的でした。

アンコール遺跡群

教育に関することでは、NGOが支援しているアンコールワット周辺の中学校で、週に一回音楽と美術の授業を英語で行いました。音楽の授業では、子どもたちに日本の有名なある曲を教えました。子どもたちは楽譜を無くしたり読めなかったりで、教えることは大変でしたが、毎回来てくれました。私がアカペラで歌うのを真似してもらい、音や歌を合わせたり歌詞の意味も伝えながら教えました。音が取れるようになったら、サビの振付を教えました。

写真②音楽の授業の様子。私が伝えたことをメモしてくれている生徒もいたり、授業後に質問をしに来てくれた生徒がいたり、言葉は通じないけどそう行った行動を見て、授業を楽しんでくれているから頑張ろうというモチベーションにつながりました。

音楽の授業

鈴木)齊藤さんの話し方から、とても楽しそうな様子が伝わってきます。

齊藤)とても楽しかったです!言葉が通じないことによる教えることの難しさとの葛藤もありましたが、楽しそうな表情を見て、これでいいかな、というふうに思い、教えていました。

その他にも、日本語授業をしに日本から来ていた人のお手伝いをしてSNSで報告をしたり、NGOの運営の人が経営しているカフェに、お客さんがたくさん来てくれるように広報活動をしていました。

写真③日本語授業のサポート。この日は最終日ということで書道を体験してもらいました。「自分の名前や好きな単語は日本語でどうやって書くの?」と質問攻めに(笑)。気に入ってくれた様子で何枚も何枚も練習していました。

日本語授業のサポートでの一枚

いつかIT関連の地域活性化の仕事をしたい

鈴木)帰国後の活動を教えてください。

齊藤)行く前は、グローバルに地域の魅力を発信する仕事がしたいと考えていましたが、カンボジアでの活動を通じて、私が本当にやりたいことはそれではないと思うようになりました。むしろ、他にもやりたい仕事の選択肢が沢山あることが分かりました。

それでも地域コミュニティには関心があったので、地方へ再度インターンをしに行き、

その後もさらに進路を模索していました。

現在は、IT企業でシステムエンジニアの見習いとして勉強しています。ヘルスケア分野に携わっていて、大企業が受ける健康診断システムを作っています。

鈴木)大きく路線変更しましたね。IT企業で働くことを決意するまでに、どのような気持ちの変化がありましたか?

齊藤)最初は広報の仕事をしたいと思っていたのですが就活を進めて、自分のやりたいことがより明確になってくるとしっくりきませんでした。インターンを通じて発信することの難しさを実感したからです。私自身好奇心旺盛で、興味・関心の対象が色々と変わったことも影響しています。それでも、ローカルとグローバルの両方に関わることができる仕事がしたいという気持ちは変わらなかったんです。

そうした中、IT関係の仕事は多岐にわたって色々なことをしていて、地方活性にも繋がる仕事ができるチャンスがいつか巡ってくるのではないかと考えるようになりました。

また、自分の中に貢献意識があり、課題を解決したり、自分が人に何か与えたりする仕事をしたいと思っており、このようなことを総合的に考えると、ITの仕事がいいかな、という結論に至りました。

鈴木)一口に「IT」と言っても、本当に色々な分野に関わることができるのですね!

編集後記

中学校での授業の様子は、お話を聞いていてとても楽しい気持ちになりました。IT分野から地域活性化の仕事をするという発想は、新鮮でした。

今後も齊藤さんのご活躍を応援いたします!

 

 

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