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【インタビュー】かつてインタビューしたトビタテ生は今…… ~株式会社ASEAN HOUSE代表取締役佐々翔太郎さん~

青山実央【とまりぎ広報,大学12期】

青山実央【とまりぎ広報,大学12期】

2021.12.14

 かつて「とまりぎ」HPでインタビューをしたトビタテ生のその後の活躍を伝える「かつてインタビューしたトビタテ生は今……」
 今回は、トビタテ起業家特集」の第1弾で取り上げた Live the Dream Co.,Ltd(ミャンマーキャリア・情報メディア)Founder&Director、株式会社ASEAN HOUSE(外国人生活サポートプラットフォーム)代表取締役である佐々翔太郎さんのその後をお伝えします。佐々さんが記事に掲載されたのは、2020年7月。その中で触れられていたシェアハウスの「ASEAN HOUSE」について今回は詳しくお伝えします。記事の最後にはトビタテ生向けの「ASEAN HOUSE」への入居募集の詳細も載せていますので、ぜひチェックしてください。
【インタビュアー:青山実央(とまりぎ広報、大学12期)】

日本で困っている東南アジアの人々を救う日本人になる

シェアハウス「ASEAN HOUSE」を運営しようと思ったきっかけを教えてください。

 自分が留学していたときに出会ったミャンマー人は「日本語教えて!」と目を輝かせて、日本の生活を楽しみにしてくれていました。ですが、僕が出会った日本にいるミャンマー人はすごく寂しそうにしていました。彼らから話を聞いていると、技能実習生として日本に来たが、受け入れ先で差別やいじめ、暴行を受けたり、賃金が払われなかったりしている苦しい現状を知りました。

 その時、企業側と外国人のマッチングがうまくいっていないのではないのではないか、日本社会と外国人労働者のコミュニケーションがうまく取れていないのではないかという課題を感じました。そこから、東南アジア人と日本人が、もっとコミュニケーションを取りお互いを心底理解できる場を創りたいと思いました。

 

― シェアハウスにしようと思ったのはなぜですか?

 ミャンマーに留学していたときにシェアハウスに滞在して、ミャンマー人と生活してみると、最初は理解できないと思っていたミャンマーの文化や習慣が理解できるようになっていきました。シェアハウスという空間で、話すだけではなく、寝食を共にしたからこそ、相手のことをより深く知ることができたじゃないかと思います。

 それで、日本人と外国人労働者である東南アジア人が共同生活をするシェアハウスを創ろうと思い、調べてみたところ、そういうシェアハウスはありませんでした。外国人労働者の人口が増えていくと予想されているのにもかかわらず、そういう人と触れ合う機会がほぼないと感じました。ちょうど「ASEAN HOUSE」というとてもキャッチーな名前もつけることができたということもあり、気づいたら、不動産会社に行って、不動産契約をしていました。それが2年半くらい前の話です。

 自分はミャンマー人に救われた外国人でした。なので、今度は日本で困っているミャンマー人を救う日本人になろうと思いました。ミャンマー人の日本での生活が楽しくなり、そして、今起きている日本社会と外国人のコミュニケーションのすれ違いを少しずつでも解決されていけたらいいと思っています。

 

― 東南アジアの方のみを対象にしたシェアハウスが日本になかったことは驚きでした。

シェアハウスを原点に、より広くサポートを提供する

外国人生活サポートプラットフォームとしての「ASEAN HOUSE」のVisionを教えてください。

 「外国人も暮らしやすい社会を創ること」をVisionにしています。
 シェアハウスから始まった「ASEAN HOUSE」ですが、2021年7月には会社としての「株式会社ASEAN HOUSE」をスタートさせました。

 今後はシェアハウスで一緒に暮らす我々だからこその圧倒的外国人目線で、日本で暮らす外国人の方、いや、もっというならば世界で暮らす「移民」の方の問題を解決するようなプラットフォームを作りたいと思っています。目指す姿は「外国人版のリクルート」です。

 リクルートは日本人が生まれてから死ぬまでの全てのライフイベントやライフスタイルに寄り添ったサービスを提供しています。そんなリクルートみたいに自分たちは移民が日本で暮らすときに抱える生まれてから死ぬまでの課題を解決するようなサービスを提供したいと考えています。

 というのも、この島国日本では外国人には外国人特有の課題が存在します。例えば、この間、埼玉で行われるベトナム人の結婚式に行きましたが、まさかの結婚式がダブルブッキングしていました。彼ら向けの結婚式場はすごく少なくて、数少ないそこの結婚式場は本当にテンパって困っている。そんな課題まで存在します。
 同じ結婚領域でいけば、日本に残りたいやさしい東南アジア人と日本の未婚者を結びつける結婚相談所、さらにはマッチングアプリなんてどうでしょう?
かなりの多くの批判も浴びる気もしますが、普段一緒に生活している我々だからこそわかります。この事業の需要はものすごいです。

また、現在外国人はお金を容易に借りること、いや、クレジットカードを持つことすらできません。我々の外国人向けの広範なサービスから得られるビッグデータを活用して外国人の信用力を測り、外国人がお金を借りられるサービスも作っていきたいと思います。

 とはいえ、まず向こう3年は人が生きる上で必要不可欠な人材紹介事業、住宅事業を軸に展開していきます。その後、市場を見極め時勢にあったサービスを開発していきます。

「外国人労働者のリアル」を知ってほしい

― ところで、普段のシェアハウス「ASEAN HOUSE」はどんな様子ですか?

 東南アジア人の方と生活するだけではなく、国際交流のイベントも行っていて、今はミャンマーとベトナムからきた方が入居しています。

 「ASEAN HOUSE」で行われる国際交流は他のシェアハウスとはちょっと色が違うかもしれません。今はミャンマーの民主化を率いていた人が住んでいて、毎日、民主化の話や戦争の話、を住んでいる若者に語っています。他には、職場で辛い思いをしてきたベトナム人もいました。でも、ネガティブで暗く生きているわけでもなくて、日々希望を持って明るく生きている人たちばかりです。

シェアハウス「ASEAN HOUSE」の売りを教えてください。

 母国の家族に仕送りをするために本気で頑張っている東南アジア人に出会えるとこですかね。そして、月並みな表現ですが、彼らは本当に優しい。あったかい。見返りを求めない愛をくれる。そして、何よりも家族を大切にしている。どこか我々が忘れてしまったものを持っていて、本当に彼らから学ぶことは多いんです。

 本来であれば、「多様性を知る」ことができるっていうのが、海外の1番の魅力だと思います。「こんな苦しい環境で頑張っている人がいるんだ。じゃあ自分も頑張ろう」と自分がトビタテで留学したときも感じました。それがトビタテの1番の価値だと思います。海外に行けない分、そういう機会が損失されていると考えています。

 ただ、東京にある「ASEAN HOUSE」でも、越境体験ができます。コロナ禍でも、多様性を感じることができる「ASEAN HOUSE」をトビタテ生にも感じてほしいと思い、今回は募集を決めました。

トビタテ生向けの入居案内

 今回、インタビューを受けてくださった佐々さんがコロナ禍でまだまだ留学に行くことが難しいトビタテ生、そして、日本にいながらでも多様性を感じたいと思っているトビタテ生に向けて、「東京での疑似留学体験」をコンセプトに、「ASEAN HOUSE」の入居募集をしています。

 学生だけではなく、さまざまな業種の社会人の方も入居していて、国際交流だけではなく、自分のキャリアについて深く考えることのできる交流もあります。

「ASEAN HOUSE」に入居してみたい!話を聞いてみたい!というトビタテ生は下記Webサイトより、お問い合わせください。

ASEAN HOUSE 入居のご案内

また、普段の「ASEAN HOUSE」の様子は下記SNSより、ご覧になれます。
ぜひ、覗いてみてください。

「ASEAN HOUSE」のSNS

 

インタビュイー紹介

名前:佐々翔太郎
トビタテの期・コース:大学6期・新興国コース
留学先:ミャンマー

Live the Dream Co.、Ltd(ミャンマーキャリア・情報メディア)Founder&Director
株式会社ASEAN HOUSE(外国人生活サポートプラットフォーム)代表取締役
株式会社リクルート

 

過去のとまりぎインタビュー記事

第85回トビタテ起業家インタビュー第1弾:佐々翔太郎さん(前編)【ミャンマーの子供たちに希望の光を】

第85回トビタテ起業家インタビュー第1弾:佐々翔太郎さん(後編)【一大切だったのはNAKAMAだった】

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