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第240回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?まとめ記事第1弾【現地の言語や文化を学ぶために】

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

2022.06.27

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

 

これまで私は、ユニークな国留学!という特集を書いてきました。

 

地図ではみたことあるけど。。。。

名前は聞いたことがあるけど。。。。

実は全然どんな国か知らない!!

という国もありますよね。そんなユニークな国に留学をしたトビタテ生にスポットライトを当てて、その国の魅力や、トビタテ生の活躍をご紹介してきました!

 

この記事では、それらのユニークな国に行くことで得られるメリットや考え方について、過去に書いたインタビュー記事を元にいくつかのテーマごとにまとめをお伝えします!

 

第1弾の今回は、「その国でしか学ぶことができない言語や文化」を学ぶことができるというメリットについて紹介します!

 

「留学」と言うと、英語圏で英語を学ぶことをイメージする方が多いのではないでしょうか?

しかし、トビタテ生の中には、英語圏以外の様々な国や地域で現地の言葉や文化に直接触れ、学んできた人たちが何人もいます。

 

私はこのインタビューを通じて、「言語を学び、その現地の文化を知るためには、できるだけその言語に触れることが一番」だと感じました。

なので、その言葉がよく使われている地域で学ぶために留学をするのですね。

また、言語を習得したからこそ手に入れられる情報もあります。

そんな事例のまとめをご紹介します。

 

現地語でないと手に入りにくい情報が分かる 

 

最初にご紹介するのは、チェコでチェコ語やチェコの文化や出版文化を学んだ藤井さんです。藤井さんは、チェコ語を学んだ上でチェコの文化を学ぶメリットについてこうお話ししました。

 

藤井さんの記事:第132回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第7弾藤井萌さん【チェコの出版文化を学ぶ】

 

「本にまつわる文化は特に言語の歴史とも深く関わっているので、英語だけでは分からないことも多く、チェコ語がわかるようになってきて初めてたどり着ける事柄が多いです。また、チェコ語力が上がったことで行動範囲が広がり、出版社の方とも円滑にコミュニケーションが取れるようになりました。」(本文より引用)

 

私もロシアの文化について勉強していた時に、ロシア語でないと手に入りにくい情報がありました。英語圏以外の国の文化を学ぶときは、現地の言語を習得するとより理解が深まると思います。

 

現地人と溶け込んで、本音を聞きやすくなる

続いてお二人のご紹介です。

 

キルギスへ農民組織の研究をするために留学していた星野さんは、キルギス語を勉強していました。そこで得られたメリットについて、こうお話ししています。

 

星野さんの記事:第117回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第1弾星野愛花里さん【農民組織の研究】

 

「日本人と顔が似てる人が多いため、町に溶け込むこともできました。キルギス語で話しかけられることも!!笑」「基本的には農村中心に存在している農民組織を、キルギスでは現在定住している遊牧民が作っているという独特な形がそこにはあり研究をしに現地に行って見てみたい」「農家から直接話を聞くことを目標に首都でキルギス語を勉強しました。」

(本文より引用)

キルギスなどの旧ソ連では、ロシア語が公用語と同じような地位を占めているため、、現地語でなくても意思疎通できることもよくあります。

しかし、現地の人と互いに親しみを感じることで、本音を聞き出しやすくなります。

そのため、フィールドワークにおいて現地語が理解できることはアドバンテージになるでしょう。

 

カザフスタンでシャーマンの研究をしていた小笹さんもお話ししています。

 

小笹さんの記事:第126回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第3弾小笹瑞季さん【シャーマン研究】

 

「シャーマンのように、外国人に対してクローズドにされている対象に辿り着き、研究協力を得るには信頼関係がいりますが、人脈やカザフ語など、トビタテで培った力が役立ちました。」(本文より引用)

 

 伝統や宗教などは、特定の地域でひっそりと受け継がれているものです。これらは現地語を話すことで信頼を得た方が、現地人から本音を聞き出しやすそうです。文化人類学的なフィールドワークでは、現地語の重要性がより高くなってくるでしょう。

言語を学ぶということは、相手の考え方をより深く知ることができることだと思います。

帰国後も使える語学力

さらに、語学力を身に着けることで、語学力そのものを活かすこともできます。

難民支援に携わるという目標を持ち、夢を叶えた大川さんは、留学中にアラビア語を勉強していました。

 

大川さんの記事:第143回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第13弾大川梨恵さん【日本とヨルダンの文化交流】

 

「日本語教師のインターン、SNSを通じてのヨルダンの魅力発信、アラビア語の習得がメインの活動でした。難民キャンプの調査に、アラビア語通訳として参加したこともあります。」(本文より引用)

 

大川さんのように、語学力を身に着けることで現地で通訳として活動することもできます。難民キャンプの調査をする際には、やはり現地語が分かる方が信頼関係を築いて本音を聞き出しやすくなるでしょう。

また、セルビアで留学をしていた湯川さんは、現地の語学学校でセルビア語を学んでいました。

湯川さんの記事:第148回:ユニークな国留学特集~あなたは何しに○○へ?~第16弾湯川知樹さん【セルビアでスポーツ留学】

「大学にセルビア語の先生がいるのですが、一緒にセルビア料理を作り、パーティーの手伝いをしました。」「宮本選手がボスニアの子供達を招待した時に、セルビア語を使いながらサポートを行いました。」(本文より引用)

*言語の分類には諸説あります。

 

湯川さんの場合は、帰国後もセルビアや周辺の国から来た人と交流を続けていたようです。比較的マイナーな言語を習得すると、帰国後もその言葉を話す人と交流したり、海外からその言葉を話す人が来た時に意思疎通を図ったりすることができます。

 

まとめ

 

「グローバル社会」とはいえ、国や地域、民族、宗教などによって文化や考え方が異なることはしばしばあります。一口に「外国文化」と言っても、日本でもおなじみの英語圏の文化から、普段あまり接点がない中央アジアや東欧、中東の文化まで様々です。

 

英語以外にも様々な言語を習得することで「見える」世界が拡がります。英語圏で語学留学をする他に、それ以外の国でその国の言葉や文化を学ぶことも留学する上で一つの選択としてみてください!

 

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