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第262回:理系のトビタテ生特集 まとめ記事 第2弾【海外のより優れた技術を学ぶために】

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

鈴木花穂 事務局インターン大学4期

2022.10.03

みなさんこんにちは!

大学4期でロシアに留学していたトビタテ事務局インターンの鈴木花穂です!

これまで私は、「理系のトビタテ生国留学」という特集で

 

理系の学問を学ぶために留学をしたトビタテ生の活躍をご紹介してきました!

 

そこで、理系分野を専門に学びに海外へ行くことのメリットや、進路状況について、過去に書いたインタビュー記事を元にしばらくお伝えします!

 

そんな「理系のトビタテ生」特集第2弾の今回は、海外のより優れた技術を学ぶために留学へ行ったトビタテ生について紹介します!

 

最初に紹介するのは、アメリカへ留学した人たちの体験談です。アメリカは理系の学問だけでなく、広い分野で最先端の研究が行なわれている国です。

 

アメリカで自閉症スペクトラムの研究を行った福本さんは、このようにお話ししました。

*福本さんが留学した時は「自閉症スペクトラム」という名称でしたが、現在ではこの名称は使われていません。

 

福本さんの記事:第187回:理系のトビタテ生特集 第5弾福本和生さん【自閉症スペクトラム症候群の研究】

 

「自閉症スペクトラム症候群について、当時最新の研究をしている場所が、日本よりも研究が30年進んでいると聞いたので、そこで留学したいと思いました。」(以上引用)

 

アメリカは医療に関する研究が進んでいて、トビタテ生の中にも医療を学ぶためにアメリカ留学に行く人は大勢います。

 

次に紹介するのは、アメリカで耐震構造について研究していた秋光さんの体験談です。

秋光さんはこのようにお話ししました。

秋光さんの記事:第179回:理系のトビタテ生特集 第1弾秋光大地さん【耐震構造を学ぶ】

 

「勉強している中で、日本の技術力が廃れつつあると思ったのと、日本にずっといるより海外に行った方がいい環境で働けると思ったからです。」(以上引用)

「アメリカには、日本よりも巨大な本物の建物を揺らすことができる設備もありますしね。」(以上引用)

「建物そのものも揺らすのですが、その他にも、ある企業が自社製品である大きな機械を病院に置きたいときに、地震が来ても壊れないかどうか確認するために、建物を揺らしてみて壊れないかどうか確認するということも行いました。(中略)こうした実験は日本では見られなかったので、貴重な体験でした。」(以上引用)

 

日本は地震が多い国なので、地震や耐震に関する研究も進んでいると思っていたのですが、大きな設備を使って耐震実験をすることができるのはアメリカならではですね。

 

次に紹介するのは、ドイツに留学した足達さんと渡邉さんの体験談です。

 

足達さんの記事:第189回:理系のトビタテ生特集 第6弾足達さん【人間の動きに近いロボットの開発】

「理系の学生の私からすると、産業や学問的な意味でドイツはレベルが高いと思ったのもあります。」(以上引用)

 

渡邉さんの記事第191回:理系のトビタテ生特集 第8弾渡邉碧為さん【ものづくり×インダストリー4.0】

「ドイツでは当時、インダストリー4.0といって、物事をインターネットにつなげて、産業の自動化を進めようという国家政策が行われていました。高専でエンジニアリングを学んでいるというバックグラウンドを持ったままドイツで留学するにあたり、興味があったので、このような留学テーマに決めました。」(以上引用)

 

ドイツは、日本と同様に工業大国です。「理系のトビタテ生特集」では、お二人の他にもドイツで留学をした人を紹介しております。

 

最後にご紹介するのは、佐野さんの体験談です。

 

佐野さんは、アジア圏のロボット大会における強豪チームが存在するタイで留学しました。

 

佐野さんの記事:第194回:理系のトビタテ生特集 第11弾佐野哲也さん【タイにある世界一のサッカーロボットチームの技術を日本に持ち帰る】

 

「アジア圏のチームからは、ハングリー精神を感じました。ロボット研究に予算をかけてもらえる国や、優勝すると徴兵を免除される国がありました。タイ、中国、インドといったアジアの国々が強くなってきている理由には、そのような背景があると考えられます。」

「タイにある世界一のロボットチームの研究室で勉強させてもらいました。そのチームが過去に使っていたサッカープログラムを見せてもらったり、自分たちが日本で使っていたロボットを持って行って、技術交換をしたりしました。」(以上引用)

「向こうのロボットを見せてもらい、この部分の構図はこうなっているとか、モーターの作りはこうなっているといったことを学びました。」(以上引用)

 

強いチームから直接その技術を伝授してもらうことができるのは、留学ならではの体験ですね。世界的に見ると日本の技術は全体的に高いものの、個別に見ると日本より高い技術を持っている国もありますね。ロボット研究に限らず、特に近年の中国やインドは技術革新が目覚ましいです。

まとめ

世界的に見ると日本の技術は全体的に高いですが、こちらで紹介したトビタテ生がそれに飽き足らず海外でより優れた技術を学ぼうとする姿勢には頭が下がります。留学により持ち帰った高い技術が日本のために活かされるようになるといいですね!

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