第54回とまりぎインタビュー:立野瞳さん【途上国支援を身をもって体感する】
みなさんこんにちは、高校3期生の積千夏です!今回はカンボジアに2週間国際ボランティアで留学していた立野瞳さんにインタビューしました。
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
積)こんにちは!今日はよろしくお願いします!
立野)よろしくお願いします!
積)カンボジアに留学されていたんですよね!どうしてカンボジアを選んだんですか?
立野)もともとアジアが好きで、途上国の支援がしたかったっていうのが1つの理由です。もう1つは、カンボジアで内戦があって、負の歴史をもっている国での歴史も学べるかなと思ったので、カンボジアを選びました。
積)現地ではどんなことをしていましたか?
立野)主に2つの活動をしていました。1つは現地の小学校や孤児院に行って、簡単なアルファベットABCを教えたり、簡単な「あいうえお」を教えていました。2つは小学校の環境美化活動をしていました。壁を塗り替えたり、柵とか床に色を塗ったりとか。小学校は最低限の設備だけはあるんですけど、ところどころ崩れていたところもあったので、子どもたちが楽しい学校になるようにお手伝いをしていました。
環境美化活動
積)すてきですね!現地ではどんな活動が心に残っていますか?
立野)2週間かけて庭を掘ったことです(笑)本当に大変でした。3m×2m、3mくらい大きくて、地上から50cmくらいの穴を堀ってコンクリートを敷き詰めて、土をいれて…みたいな(笑)1日目から14日目くらいまでやって、完成した時にはすごく感動しました。子どもたちもすごく喜んでくれたので!
積)力仕事もしていたんですね!しかも暑いのに!!
立野)そうなんです、けっこう力仕事でした。乾季だったのでめっちゃ暑かったです(笑)
積)でも、子どもたちとも触れ合って楽しそうですね!
立野)空き時間に子どもたちと遊んでいました。そこらへんに転がっているサッカーボールらしきものでサッカー永遠としていました(笑)あと、おはじきも持って行っていたので、おはじきをはじいて遊んだりとかもしました!
小学校の窓のペンキを塗り替えている立野さん
日本の文化紹介
積)日本文化の紹介でおはじきをしたんですか?
立野)そうです!おはじきと、折り紙とあやとりを持って行ってやっていました!
積)あやとり!難しそう!
立野)あんまり、あやとりできないので私も(笑)あまりウケもよくなかったです(笑)でもけっこう楽しかったです!
積)難しいもんね(笑)折り紙はけっこう人気でしたか?
立野)人気でした、みんな遊んでくれて!真剣に折ってくれました。子どもたちが日本の保育園と比べ物にならないくらい、すごく人懐っこくて。ボランティアでも誰でもみんなに「わ〜!」って来てくれるので、すごく話しやすかったです。
積)かわいい!孤児院は幅広い年齢の子がいましたか?
立野)ほんまかわいかったです!中学校までだったので1番大きい子で14歳か15歳くらいで、小さい子は6歳くらいだったかな。
小学校の子どもたちと休み時間に遊んだときの1枚
子どもたちと触れ合って
積)幅広い年齢の子たちと触れ合えて楽しそうですね!現地での活動が今に活かされているなと思うことはありますか?
立野)たくさんあります!もともと、途上国支援に興味があったんですけど、子どもたちと触れ合っていると、服も毎日同じとか靴を履いていなかったりとか、もちろんランドセルも無くて。日本から見たら貧しいと思われている子どもたちが日本人よりもすごく生き生きしていたんです。今あるもので楽しむというか、今あるもので遊びを考えていて。それにすごくパワーをもらって、教育を変えていくことに興味が出てきたんです。表現することが苦手な日本の子供たちも、少しでも生き生きできるような教育をしたいなと思って、今は教員免許を目指しています。
積)留学する前と後で進路変わっていますね!今後の目標とか、頑張りたいことはありますか?
立野)日本の教員免許を取って日本の学校に就職すると、そのまま自分が何も学べないまま飲み込まれていってしまうので、ヨーロッパとか北欧の日本とは違う、集団教育ではない1人1人の教育で個性を伸ばしていく教育方法を学びに留学したいです。
あと、トビタテコミュニテイのKCOcでトビタテの同窓会や事前研修とかで関わっています!トビタテが好きなので今後も留学支援活動も頑張りたいと思います。
編集後記
ボランティアでの活動をとても楽しそうにお話されていて、聞いている私も参加してみたいなと思いました。トビタテコミュニティにもコミットされているそうなので、お会いできる日を楽しみしています!ありがとうございました!