「個性を伸ばす教育」を追求。子供たちの居場所づくりへの挑戦
ペーパーテストでは測れない力を、どう育てるか。
フィンランド留学で教育の在り方に触れたタカヤさんは、現在NPO法人で中高生の居場所施設を運営しています。
留学中に得た気づきはどのように日本で形になったのか、留学経験を“社会で活かす”1つの実践例としてその軌跡をご紹介します!
なぜフィンランドだったのか?教育留学で見えた日本との違い

ノゾミ:
はじめまして!とまりぎ広報ローカルに所属しているトビタテ8期生のノゾミです。
今回は「NPO法人」をテーマに、中高生のための居場所施設の運営を行っているトビタテ4期生のタカヤさんにインタビューを行います。
まずは、トビタテ留学の概要を教えてください!
タカヤ:
こんにちは、よろしくお願いします!僕はフィンランドに2016年-2017年の9ヶ月間、教育留学しました。
フィンランドを留学先に選んだ理由としては、個性を伸ばす教育に興味があり、当時フィンランドはペーパーテストの結果を重視しない(学力より個性を重視する)にも関わらず学力が高いというデータがありました。
そこでフィンランドでは個性を重視する教育が秀でていると考え、実際の教育現場を見てみようと思いました!
留学中は、小中一貫校でのインターンシップを3ヶ月間実施し、その後大学での交換留学を6ヶ月間経験しました。
最初のインターンシップでは、授業の様子など見学させてもらい、大学の交換留学中は附属の小学校でも活動させてもらいました。
ノゾミ:
ご説明ありがとうございます!フィンランドに留学をされたんですね。なぜ教育留学をしてみようと思われたんですか?
タカヤ:
自身の大学入試の失敗をきっかけとして、学力を上げるだけではなく、子ども一人ひとりの個性を伸ばす教育を日本で実践したいと思うようになったことが主な理由です。
受験生だった頃は、学校の中でも成績は上位で、「努力は必ず報われる!」と思っていました。そのため、センター試験で失敗した時はかなり落ち込みました。
でもそれがきっかけで、受験に向けて学んだ内容は本当に今後の生活に活かされるのか疑問に感じるようになり、個性を重視した教育の可能性に気付くことができました。
ノゾミ:
そうだったんですね…!実際に留学してみて、どうでしたか?
タカヤ:
まず、生徒と先生の印象が日本と異なりました。
フィンランドでは、クラスによって教える内容が異なるなど、先生が各々好きなようにカスタマイズしながら授業をしていることにまず驚きました。日本では、各クラス同じ内容を教えるのが一般的ですよね。
そして日本の方が、授業の前にきちんと準備を行っている印象でした。どちらのスタイルも良さはそれぞれありますが、個人的にはフィンランドの教育現場が魅力的に映ったところはありましたね。
またフィンランドでは、子ども達一人ひとりが意思決定の際に持つ裁量権が日本と比べて大きかったです。
先生方が学ぶ内容ではなく学び方に焦点を当てて授業をしていることもとても印象的でした。
例えば、小学校でナップザックを作る家庭科の授業が日本でもありますが、フィンランドではナップザックに限らず何を作ってもOK!好きなものを作るために調べる過程を重視していることに衝撃を受けました。
留学の学びを現場へ——中高生の居場所づくりという挑戦

ノゾミ:
現在はどのような活動を実施されているのでしょうか。
また、その活動のやりがいや面白さについてもぜひ教えてください!
タカヤ:
NPO法人で中高生のための居場所施設の運営をしています。
「秘密基地」というコンセプトで、悩み相談など色んな理由で学生たちが来館します。
やりがいとしては、つかず離れずの絶妙な距離感の中で中高生のやりたいことを一緒に実現していくことができることですね!
また、最近では日によっては1日で150人以上の中高生が来館するので、多様な中高生に出会うことができます。学生たちのやりたいことを聞いて、その活動サポートできるところが個人的には面白いところだなと思っています。予想もしなかった感動を味わうことができます。
ノゾミ:
それはとても面白そうですね!逆に、この活動の難しさはどんなところですか?
タカヤ:
中高生のやりたいことを地域で実現するために地域の人との関係性をいかにつくっていくかという点が課題ですね。
またやりたいことの実現に向けて困難があった時に、続けるもやめるもすべて子供たちに委ねています。こちらで強制力をもたないことは、難しさでもあります。
コミュニティが広げる選択肢。トビタテで得た“仲間”という財産

ノゾミ:留学に行ってから8年くらい経ちますが、いまだにトビタテ生との交流はありますか?
タカヤ:今でもとまりぎ四国として、四国での留学促進イベントの運営をしたりしています。
また、トビタテ生の友達に職場に来てもらいイベントを実施してもらったり、地元である高知でイベントを実施してもらったりと継続的に交流が続いています!
ノゾミ:
協力してイベントを開催したりされてるんですね!
改めて、トビタテ生と出会えて良かったなと思う瞬間やエピソードあれば、ぜひお聞かせください。
タカヤ:とまりぎ四国として、四国の留学文化醸成を一緒につくれていることにやりがいを感じますね。
また、トビタテ生がハマっているものを教えてもらったり体験させてもらったりすることで、自分の人生の選択肢が増えていくことに面白さを感じています。これからも色んなトビタテ生にもっと会いたいなと思っています!
「教育の力」で社会に貢献し続ける

ノゾミ:
それでは最後の質問になりますが、今後の展望についてお伺いしたいです!
タカヤ:
今後もトビタテ生にも頼りながら教育という分野で貢献していきたいと思っています!
一人ひとりが自分のやりたいことにチャレンジできる世の中をつくっていきたいです。
※2025年12月時点での情報です。
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とまりぎでは、様々なイベントを開催しています!
この記事をみて「トビタテ生に久しぶりに会いたいな」、「いろんな人に会って何か刺激がほしいかも」なんて思ったトビタテ生は、ぜひ参加してみてくださいね!
・とまりぎイベントページ:https://tobitate-net.com
