第26回:松浦 大輔さん(多様性人材コース 6期生)

2021年10月26日

みなさんこんにちは!6期の遠藤です!今回はラグビーのコーチングを学ぶためにニュージーランドに留学していた松浦大輔くんです!松浦くんが経験した日本と海外のラグビーのコーチングの違いに注目です!!!

 

国:ニュージーランド
期間:1年1ヶ月
テーマ:世界一のラグビー国でラグビーのコーチングを学ぶ

 

 

日本と海外でのコーチングの違い

遠藤)松浦くん、久しぶり!成果報告会以来だね!今はどんなことをしているの?

松浦)今はニュージーランドでラグビーの選手兼コーチをしています。あとはニュージーランドのハリケーンズというクラブチームで3ヶ月通訳もしてました。

遠藤)そうなんだ!ニュージーランドにトビタテで留学していたけど、どうして留学しようと思ったの?

松浦)ニュージーランドが世界一のラグビー国だから、そこでラグビーコーチングを学びたかったんです。トビタテで留学する前に、オーストラリアに何度か留学していたんです。その時に受けたラグビーのコーチングにすごく興味を持ちました。日本で行われているラグビーコーチングってなんなんだろう?って思ったんです。

遠藤)日本とオーストラリアではコーチングに違いがあったんだね!

松浦)生まれた初めてのびのびラグビーできた気がしたほど、スポーツのコーチングに圧倒的な違いがありました。今まで何十年とラグビーやってきたけどオーストラリアで学んだ何ヶ月が、一番自分の成長を感じました!

ニュージーランドは10年以上世界ランク1位をキープしていて、ラグビー世界一の国で自分も学びながら、学んだことを日本だけではなくて世界に広めることができたら「自分みたいな思い」をしている人を救うことができるのではと考え、選手という立場をやめてコーチになることを決意しました。

遠藤)「自分みたいな思い」っていうのはどういう思い?

松浦)海外でのラグビーを経験した後、日本でラグビーしていると日本の練習が窮屈に感じるようになったんですね。日本の指導者や教育もそうだけど、先に型があってその型に生徒や選手をはまるように教育しています。海外はそうではなく、個性が開くように育て、その自由な個性をまとめるためにコーチが大きな枠を作るようになっています。

人に合わせてくくるのが海外。日本は先にカリキュラムや戦術、どういった選手が良いのかという「枠」が定められていて、どういった大人になれたら良いのかという誰かの理想に対してはまっていく。ということに気づきました。 

その枠さえ外れたらもっと自由に行動できるし、主体的に動くことができます。そしていろんな夢を持てるようになることを伝えていきたいんです!

(ウェリントンクラブラグビー選手権大会優勝!! )

 

失敗の学び方を学んだ

遠藤)留学を通して多くのことを学んだとは思うけど、どんな力が留学でついたか教えて!

松浦)留学でついた力は挑戦する力です。考えずにまず行動できるようになりました。今までは行動する前に失敗したらどうしようかな?とか計画してないけどどうしようってやる前から考えていました。でも今は思いついた瞬間に何か行動するようになったんです。

「失敗したら失敗から学べばいいや」という精神で多くのことに挑戦した結果、失敗の学び方を学び自分の行動に責任が生まれました。なので、失敗から学ばなければいけないし、失敗からたくさん学べることに気づきました。だから思いついたことをやらない意味がないなと僕は思いました。

 遠藤)フットワークが軽いってとてもいいことだよね!たくさんのことに挑戦していたら、手一杯になってしまって大変なことになってしまうということはない?

松浦)そんなことはないですね。出来ないことであればできるように努力して間に合わすようにしています!

 そして今、Youtuber始めようかなって思ってます。ラグビーをテーマにしたチャンネルで、しかも1つのポジションに特化したものなので誰にとって見やすいものではないけれど、ラグビーをしている人向けの動画を作っているところです!ちょうど今動画が1本できたところなんですよ!

遠藤)松浦くんの動画ぜひ見てみたい!!! 

 

 

今後の展望

遠藤)最後に松浦くんの今後の目標を教えて!

松浦)個人の一本の道としては、2040年くらいのラグビーW杯で日本代表かどこかの国の代表コーチになることです!周りを巻き込むことであれば、いろんなスポーツで地球・地域・世界を交えてビジネスができたらいいなと思ってます。なぜならスポーツには人が集まる力があるからです。そこにエコのものを使えばエコになるし、地域とつながれば地域の人たちを活気づけることも可能です。また、一緒にスポーツをすれば健康を促進することもできます。

遠藤)本当にスポーツを通じて多くの人を巻き込むことができそうだよね!インタビューへの協力ありがとうございました!!!

 

松浦くんのYoutube動画はこちら!

他にもラグビー講座の動画を多数アップロードされていますのでぜひご覧ください!

 

編集後記

松浦くんが今年2月に行われていた成果報告会で「頑張るという言葉より、適応する」という言葉がとても印象に残っていたので今回インタビューのお願いしました。インタビュー中にそのエピソードのシェアをしたら、ラグビーのコーチングで多忙な松浦くんですが「僕も一切頑張ってない適応してるし夢中になるからすっと時間が消えていくんです」と言っていて松浦くんらしいなと思いました!