第43回 とまりぎインタビュー:河西遥菜さん【音楽を通して自分の力を上げる】

2021年10月26日

みなさんこんにちは!トビタテ高校生コース3期生の積千夏です。今日はインターン生の河西遥菜さんのファゴット留学についてお話をお聞きしました!楽器や音学留学についてのお話を聞くのは初めてとても密の濃い内容になりました!

河西遥菜さん
高校1期生
スポーツ・芸術コース

 

積)はるなさーん!こんにちは。今日はよろしくお願いします!

河西)よろしくね!

積)まずは、留学のきっかけを教えてください。

河西)中学校の頃から、ずっと留学はしようと思っていたんだ。高校のうちにいけたら留学してみたいって思いはずっとあって。でも、やっぱり留学するのは結構お金がかかってしまう。高校の夏休みに2週間オーストラリアに行くプログラムもあったんだけど、40万くらいかかるプログラムで、語学研修だけなのにこんなにお金をかけるのは親に出してもらうのも高いなと思ってやめた。高校の時は難しいかなと思っていたら、たまたまトビタテを見つけて、お金も出て自分で留学計画を立てられるなら応募するしかない!と思って留学をしようとに決めたんだ!

音楽だけではなく

積)留学のテーマはどんな感じでしたか?

河西)音楽を通して自分の力を上げるって感じだった気がする。音楽留学で行ったんだけど楽器のスキルを上げるというのはもちろんだけど、自分が嫌だと思っていた自分の欠点を留学を通して自分の性格も変えたいなと思って、そのテーマを設定した!

積)おもしろいですね、楽器も自分のことも含んでいて!

河西)元々嫌なこととか苦手なこと、例えば私は数学がすごく苦手で嫌だなと思って逃げちゃいがちだったんだけど、もし留学行ってホームシックになったら逃げようがないじゃん。そこでその問題から逃げたら、お前なんで行ったのって話になる。だから、留学に行くということは、あえて自分をそう言う場に強制的におかせるってことで自分の嫌な面とかも変えられるんじゃないのかなって思って!

積)ということはホームステイだったんですか。

河西)そう、ホームステイだった。

ファゴットの先生とのツーショット

ファゴットのレッスン

積)現地校には通っていたんですか?

河西)地元のオーケストラでプロとして活躍している先生に週に3、4回1時間プライベートレッスンをしてもらって、平日は毎日レッスンがない時間に語学学校に通っていたよ。

積)え、ハードじゃないですか!

河西)学校が毎日ある人に比べたらハードじゃないかなと思ってたから、どうなんだろ。毎日学校に拘束される訳ではなかったし、自分のやりたいことだったから。毎日プロの先生のレッスンを受けられるなんて!みたいな。

積)そのプロの先生って狙っていた先生だったんですか?

河西)いや、そこはエージェントさんが決めてくれた先生で、基本的には1人の先生に1人の生徒。でも私の場合、たまたま先生が二人いて。その先生が夫婦で、奥さんも旦那さんもその楽器をプロとしてやっている方で、交代でレッスンを見てくれていたんだ。だから、すごく親切で優しく教えてくれて。私が演奏しているファゴットっていう楽器の木の吹くやつ、リードっていうんだけど、私にあった物をプレゼントしてくれたりとか。あと、先生が実際に学生の頃に使っていた教則本もくれて、すごく優しく教えてもらえたし、本当にありがたいなと!

積)とても優しい方ですね!

河西)そう〜!ソロ曲を学ぶ予定もあったんだけど、「1から学びたいです」って話したら、呼吸法とかどうすればいかに良い音色を出せるか、基本から教えてくれて!

積)ファゴットってドイツが本場でしたっけ?

河西)そう、本場!本当はgleeってドラマを見てアメリカに留学したいと思っていたんだよね。でもエージェントさんが提供しているプログラムの中に先生がいなくて、ドイツかフランスかヨーロッパ系だよって言われた。それで、ファゴットが生まれたのはドイツで元々興味があったから、ドイツにした。行ってみたらドイツ語にもハマっちゃってドイツ語学科にいるっていうのもある!

積)今にも活かされていますね!

先生からもらった教則本とリード

留学を通して

河西)音大に行きたいっていう思いもあったけど、ファゴットって楽器だけで125万もするしプロが使う楽器のオーダーメードだと家が買えちゃうんだよね(笑)。吹くために必要なリードも2000円して毎月買わないといけなくて、金銭的にもかかるお金が莫大なんだ。だから楽器を吹くということだけですごくお金がかかる。それに、音大に行くとなるとレッスン費用とか、学費が桁違いでかかるわけで。
ニーズも高い訳じゃなくて、プロになれるのかって言われたらほんの一握りに限られているから、すごく難しいなと思ったのと、これ以上親に、負担をかけてしまうととんでもないことになるなと思って。
自分自身が楽器のやりすぎによって首とか肩もどんどん悪くなっていっちゃって。整体に行かないと首とか肩が痛すぎて楽器吹くのにも影響が出て、整体に行くお金もかかるしね。
そっちの道に行きたかったんだけど、大人になっても趣味として続けられるから、違うことやってみようかなと思った。その時に留学で勉強していたドイツ語がすごく楽しくて、第二外国語だと話せるようにはならないよということを色々な先輩から聞いていたから…(笑)

積)その通りです(笑)スペイン語全然話せるようにならないです(笑)

河西)日常会話はできたから、大学4年間かけてドイツ語を話せるようになろうと思ってドイツ語学科を志望した!

積)留学の経験がすごく繋がっていますね!!

河西)その時の経験がなかったら多分違ったよね(笑)

積)確かに!今後の目標を教えてください!

河西)大学の交換留学は内定をもらっていて、秋から1年留学する予定だから、まずはその留学を一番に頑張ろうかなって思っています!

 

編集後記

先日、遥菜さんはトビタテ大学生コース11期に合格された遥菜さん!おめでとうございます、今まさに留学中ですね!心の底から応援しています!