【報告】 【学習PF】ヘルスケア業界を救う!ビジネスコンテスト説明会&デモ
皆さん、こんにちは!トビタテ大学11期・理系コースでイギリスにスポーツ繊維留学をした齋藤悠介です。
今回の記事では、8月18日(火)にトビタテ学習PF主催でオンライン開催された
【学習PF イノベーション】ヘルスケア業界を救う!ビジネスコンテスト説明会&デモ
イベントについてレポートします!
当日のイベントでは医療業界以外にも多様なバックグラウンドがある約30名のトビタテ生が参加して、ヘルスケア業界の展望について知見を深められました。
ビジコン?ちゃんと事業計画を考えたりするなど色々大変そう…
ヘルスケアビジネス?法律とか厳しそうだし定義が難しそうだし、それって厚生労働省の管轄じゃない?
そう思った今これを読んでくださっているみなさん!
本イベントでは経済産業省ヘルスケア産業課の方をお招きして、経済産業省としてヘルスケアビジネスについて分かりやすく教えていただきました!
さらに!
そんな経済産業省で絶賛エントリー募集中の
『ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2021』
の説明も合わせて開催!
トビタテ生の中にも医療業界をはじめとしたヘルスケアに関わる研究や活動をされている方が数多くいらっしゃると思います。
そんな皆さんにぜひチェックして欲しい内容です!!
目次
経済産業省ヘルスケア施策の狙い
最初は経済産業省ヘルスケア産業課係長の大筋暢洋さんから
・経済産業省のミッション
・ヘルスケア産業課の業務
について説明がありました。
経済産業省では国富の増大とエネルギーの安定的かつ効率的な供給の確保という任務があり、ミッションとして「日本を、国民一人ひとりの生活を、より豊かに」するため、経済・社会システムをデザインしています。
そんな経済産業省の中で大筋さんたちの業務は、ヘルスケア産業における
・需要の創出
・イノベーションの創出
を通して生涯現役社会の構築を目指しています。
次に、そんな経済産業省のヘルスケア産業課に現在出向している東京医科歯科大学包括病理学分野の山本浩平先生から
・これまでの健康と医療の考え方
・人生100年時代の医療・介護の在り方
を中心にお話いただきました。
従来の視点では、“ヘルスケア=自己啓発”のような考え方で、各疾患に対する適切な医療の提供がテーマであり、そのために多くの法律(医療法など)が制定されています。
一方でこれらの法規制が逆にイノベーションを妨げてしまっている可能性もあるそうです。
そこで、経済産業省では“法律ではなく「仕組み」によって社会とヒトの幸せを作ることができる”社会の実現に向けて、様々な取り組みをされています。
政策例として“健康経営”について紹介していただきました。
また、人生100年時代の医療・介護の在り方についての3つのキーワードとして
・病気にならない「予防」
・重症化させない「進行抑制」
・切り離さない「共生」
を説明していただきました。
こうしたキーワードには社会課題のヒントが多く含まれており、課題解決には公的保険外サービスの充実と保険のハイブリッド化による、生涯を通じた健康・医療・介護情報システムの構築が重要になるそうです。
※2020年3月27日に健康・医療戦略(第2期)が閣議決定され、健康長寿社会の形成に向けた今後の戦略が記載されているので、興味がある方はこちらもご覧ください。
JHeCってどんなビジネスコンテスト?
ここからは株式会社日本総研の富樫さんが説明をしてくださいました。
まず、JHeCの位置付けについてです。
経済産業省は、ヘルスケア・ライフサイエンス分野でベンチャー企業を始めとする事業発展を促進するため、ワンストップ相談窓口である「Healthcare Innovation Hub(通称:InnoHub)」を設置しています。
そんなInnoHubには主な機能として
①個別の相談・ネットワーキング
②補助金関連情報の収集・提供
③ヘルスケア関連イベントの開催・連携
があり、③のイベントの一環としてJHeCがあります。
そんなJHeCの概要は
・ヘルスケア分野の社会課題解決につながる優良なアイデア・事業にスポットライト
・サポート団体や連携イベントとのネットワーク構築
→ヘルスケア産業の発展に貢献することを目指して企画・開催
・今回で6回目の開催
・サポート団体、連携イベントとも拡大中
→前回のサポート団体数は153で、名だたる大企業も
・業界関係者からも良い評価をいただけるイベント
というような、ヘルスケア業界で事業を行いたい人には最高なビジコンになっています。
JHeCには2つの部門
・新規事業を募集するビジネスコンテスト部門
・アイデアを広く募集するアイデアコンテスト部門
があります。
特にJHeC2021のアイデアコンテストはこれまでに比べて
①応募内容をシンプルかつカジュアル
②アイデアの面白さにフォーカスする審査基準
③エントリーシートがより書きやすい内容
になり、ヘルスケア分野×起業に関心がある人であれば幅広いアイデアで挑戦できます!
応募者から見てJHeCに参加するメリットとしては
①企業との接点
②メディア露出
③専門家によるメンタリング
があります!
過去に受賞されたトビタテ生からJHeCの魅力紹介
実際に一昨年のJHeCで受賞されたトビタテ大学5期多様性コースの丸山亜由美さんが登壇し、JHeCの魅力を紹介してくださいました。
丸山さんは「アート&デザインからワクワクできるヘルスケアをつくろう」というタイトルで発表され、アイデアコンテスト部門で優秀賞を獲得されています。
丸山さんの活動はこちらの記事もぜひ!
→http://www.maujin.com/archive/2019/talk_03/index.html
丸山さんがJHeCに参加して感じたメリットとして
・取材によるメディア露出
・仕事の幅の広がり
・横の繋がり
・メンタリング制度
の4点を話してくださりました。
「取材が本当に丁寧で色んな人が私を見つけてくれた」
「メンタリングをやってもらって視野が広がり本当に助かった」
と話されている姿が印象的でした。
イベントを終えて
本イベントでは経済産業省の方をお招きして、ヘルスケアに対する経済産業省の考え方から、経済産業省が設置しているInnoHubが開催するヘルスケアビジネスコンテストJHeCの説明、さらにJHeCで受賞経験があるトビタテ生の話を聴ける会となりました。
今回のイベントを通して、思っていた以上に多様な方法でヘルスケアの社会課題に取り組めること、仕組みによって社会とヒトの幸せを作れることが分かりました。
また、コンテンツ間ではブレークアウトを用い、多様なバックグラウンドがあるトビタテ生がどのような専門性を持ってヘルスケア分野に興味を持っているか意見を交わすことができたので、良い機会となったのではないでしょうか。
コンテストの応募〆切は8月31日までになるので興味ある方は下記をチェック!
■Healthcare Innovation Hub
(運営受託者:株式会社日本総合研究所)
担当:川舟・山本・富樫・田川・望月
https://healthcare-innohub.go.jp/
○募集要項
https://www.meti.go.jp/press/2020/08/20200803001/20200803001.html
最後に
トビタテ学習PFでは、トビタテ生に向けて様々な講座やイベントが開催されています。
学習PFのFacebookグループ上にはこれまでのイベントのアーカイブもあるので、まだ学習PFに参加されていない方はこちらから!
■学習PFのリンク
https://www.facebook.com/groups/510055186514548/?fref=gs&dti=876012255846965&hc_location=group
■今回のアーカイブのリンク
https://www.facebook.com/100001420386658/videos/3335144743209506/?extid=J8NeLg1gKeeCEJNy
イベントでは生参加だからこそ得られる情報や学びもたくさんあるので、ぜひリアルタイムでの参加をオススメします!
アーカイブでは得られない期を越えた繋がりも構築できるかも!?
以上、ここまで大学11期理系コースの齋藤悠介でした!
実はイベントレポを書くのが初めてで大苦戦しましたが、いかがだったでしょうか?
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!