【報告&予告】おかえり会@文科省
とまりぎ広報の今若です!
先日、文部科学省でおかえり会が開催され、トビタテOB・OGを始め、文科省職員や支援企業の方々の前で帰国したばかりのトビタテ生が自身の留学を報告しました。今回、参加者のプレゼン内容をご紹介します!
次回は、3/19に文科省で開催されます。詳しくは、記事の最後でご紹介しますが、一旦ここにも申し込みリンクを貼っておきます。
http://qq4q.biz/dIpW
目次
【ファッションの地イギリスのロンドンでアイヌ文様を用いて自ら衣装を作成し、個展を開催】
福沢大貴さん
【北星学園大学 学部5年】
【地域人材コース】
【イギリス(ロンドン)】
もともと美大を目指していたが受験に失敗し、量産型人間しかいない大学生活に嫌気がさした福沢さんは、ファッションなら自分を表現できる1番の方法だと感じたそうです。トビタテに応募した際に、アイヌ民族について徹底的に調べ、興味を持つと同時にアイヌ民族は北海道でもあまり知られていないことを知ります。そこで、海外でアイヌ民族を流行らせてから日本に取り入れようという「逆輸入」をしようと思い地域人材コースでトビたち、現地では個展も開きました。将来的には、ファッションショーでアイヌ民族の1つ1つ意味を持つ文様を取り入れ、より多くの方に興味を持ってもらおうと考えてるそうです。
【世界のスローフード運動を追いかける&世界中で寿司を握る】
長川優貴さん
【早稲田大学 学部3年】
【多様性人材コース】
【ウガンダ、アメリカ、デンマーク、イタリア】
長川さんは、奄美大島で地域の良さや豊かさの素晴らしさを知り、この島や、地域独自の食事を守りたいと思ったのがきっかけでスローフードに興味を持ったそうです。四か国のスローフードのオフィスでインターンをし、技術を習得するだけではなく、アウトプットとして寿司の技術もパフォーマンスしました。ウガンダでは生魚を食べないため、「美味しい」という反応がなく、育った幼少期の環境で味覚が変わるということを実感したそうです。
【分別でインドネシアのごみ問題を解決する】
宮崎太樹さん
【国士舘大学 学部4年】
【新興国コース】
【インドネシア(ジョグジャカルタ)】
ボランティアで訪れたバリ島で、遊ぶどころではないゴミの量とゴミ山にショックを受けたことがきっかけでトビタった宮崎さん。現地での『「最終処分場で自分たちが出したごみを食べている牛」を住民が食べている』公害のサイクルに衝撃を受けます。そこで、自分たちが日本みたいにゴミの分別をすれば変われるということを現地の村でプレゼンし、彼らに大きい影響を与えました。バリ島は観光地できれいだと思われがちですが、海流の関係でゴミが集まっているビーチもあることを知る必要があると考えさせられるプレゼンでした。
【生命の起源、宇宙生命を見つけるために、NASAで研究技術、知識を習得する】
西村大樹 さん
【東京海洋大学 学部3年】
【理系、複合・融合系人材コース】
【アメリカ(ロサンゼルス)】
NASAの郊外で研究インターンをしてきた西村さん。留学する一年前に宇宙生物学を知り、サイエンスキャンプに参加したところ、色々と興味を持ち、様々な論文を調べ、NASAに直接メールを送りインターンをしてきました。留学中の大きな気づきは自分の仮説が棄却されたことだそうです。海洋大学では養殖技術などの研究が多いため、現在は宇宙生物学を学ぶため別の大学院を目指しているそうです。
【言語教育で日本と世界の子どもを繋げる / 空手で日本文化を発信し、人を育てていく】
岩田麻央さん
【東京学芸大学 学部 7年生】
【世界トップレベル大学コース】
【オーストラリア(メルボルン・シドニー)】
オーストラリアで言語教育を学び、自ら道場を立てた岩田さん。学芸大学では、英語教育、言語額、異文化について学ばれていました。また、空手も幼少期から行なわれていました。
今は大学卒業がせまり、オーストラリアに帰って道場を続けるか、日本で就職するのか苦渋の決断を迫られているそうです。
【小児先天性心疾患の最先端】
山口章さん
【筑波大学 学部 6年】
【理系、複合・融合系人材コース】
【カナダ(トロント)】
トロントで小児先天性疾患の最先端技術を学ばれた山口さん。トロントでは、1日の手術数が3-4件と、筑波大学の7-8倍の寮で驚かれたようです。また、留学の中で「自分の手術の成功が大事なのではなく、そこまでに自分がどこまで努力したのかが大事」だということを恩師との会話の中で再認識されたようです。今後は、10年ぐらいのスパンで海外で修行を積み、医師として、日本、世界に貢献される予定です。
神野治菜さん
【電気通信大学 修士 2年】
【理系、複合・融合系人材コース】
【カナダ(フロント)】
カナダのフロントのIT・プログラミング教育を学びに留学された神野さん。
大学で情報工学を学び、ITは女性の武器になることを身にしみて感じられたそうです。
そのため、カナダでは女性や子どもを対象にプログラミングのワークショップを行われました。今後は、外資系の企業で働かれるそうです。
【人と海洋生物が互いに利益を分け合い、共存できる方法を探る】
表原陸さん
【近畿大学 学部 2年】
【理系、複合・融合系人材コース】
【フィジー共和国】
海洋生物の保護を行う団体に所属し、ダイビングで海洋生物の生息状態の確認をされていた表原さん。海洋生物と人間の共存の道はなにのか、互いになるものはないのかと問い続けられました。人が集まる場にゴミ箱がないのが1つの問題なのではないかと考える表原さん。まだ、大学2年生ということもあり、これからも勉学に励まれるそうです。
いかがでしたでしょうか?
このような会を文科省で不定期に開催しています。
なんと、翌月の3月にも同様のイベントがありますので是非ご参加下さい。
別の記事で詳しく紹介しているので気になる方はこちら!!!
http://tobitate-net.com/2019/02/25/post-1545/