2021年2月28日
2月16日に文部科学省で行われた
「トビタテ文化祭」
およそ400名の参加者の方と共に、大盛況で終えることが出来ました。
きっかけ
運営サイドの裏話を混ぜつつ、トビタテ史上、最大規模となった当イベントを振り返りたいと思います。
まず、この企画は私と共に運営の統括を務めていたトビタテ8期、安ヵ川のある想いから誕生しました。
”トビタテ生が留学する際に、必ず行う「実践活動」を実演、展示で発表する場を設けたい!〟
その話を聞いたのは11月半ば。
イベント予定は2月と聞いて、少し焦りましたが、すぐにイベントの構想が浮かんできました。
多種多様なトビタテ生が、それぞれの留学のテーマに合わせ、同じ空間で一斉に留学成果を披露する、これまでにない新鮮かつ楽しい企画にしようと思いました。
堅苦しいイメージがどうしても抜けない「文部科学省」「留学」「奨学金」を補うためにも
「文化祭」というあえてキャッチーな言葉を選び企画名は
「トビタテ文化祭 by世界をみてきた学生たち」に決定しました。
(トビタテ文化祭チラシ)
企画紹介
当企画では主にトビタテ生が発表を行う為の以下4つのセレクションをご用意。
ステージ部門(全6組が出演)
(司会を務めた玉村さんと大竹さん)
(木管五重奏団ロジエによる演奏「音楽にのって旅にでよう」)
(小原花さんらによる演劇「言葉の氾濫」)
ブース部門(全18組が出展)
(長谷川さんによる展示「未来のロボットは柔らかい!そうだマンタしよ!)
(中岸さんによる展示「留学体験とLGBTQ)
(内藤さんによる展示「見る 知る 体験する 職人留学とこれからの日本の工芸発信)
シネマ部門(全5組が出展)
(角さんによる短編映画)
グランドフィナーレ(全10団体が出展)
(稲子さんによる出展「酒育〜ラム酒から飲酒リテラシーをあげよう〜)
(宮嵜さんによる出展「大豆の発酵食品テンペ)
この4つのセレクション、こだわりは3つ。
・トビタテ生の多様性を表現する為にルールは最小限に。
・どんな発表、展示でも映えるようにシンプル、だけど舞台は妥協しない。
(ステージは豪華な舞台装置、シネマも奮発して良いスクリーンを!)
・学生の手作り感、リアルな文化祭に近づける。
(文部科学省という名前がもうお堅い印象、親しみやすい空間づくり)
加えて、より充実した内容にする為に企画も多く盛り込みました。
トビタテ写真展
トビタテ生から「留学中にとっておきの写真」を集め開催。
当日は130点の写真が「その写真への想い」と共に展示。
エントランスで圧巻の光景となりました。
トビタテ生交流広場
トビタテ生と留学の悩みや相談ををざっくばらんに相談できるコーナー。
100名近くの方にお越しくださり大盛況となりました。
高校生や大学生はもちろん、中学生や小さなお子様の保護者の方など、
客層の幅も広かったのが印象的です。
文化庁×トビタテ〜トークセッション〜
文化庁の坪田参事官をお招きして、留学にて日本文化発信に力を注いだ4人のトビタテ生を主軸に参加方のトークイベントを開催。
「あなたなら、どう日本文化を発信していくか」をテーマに熱いディスカッションが繰り広げられました。
(ファシリテーターを務めた小林さん)
ゲストスピーカーTiAさんによるトークショー
アメリカ最大級のゴスペル大会『マクドナルド・ゴスペル・フェスト』で日本人として初優勝するなど、大活躍しているアーティストTiAさんによるトークショー。
ここまで険しい道のり、NYに渡米後の「奇跡」の実話、日本で再び脚光を浴びるまでのお話は多くの来場者の心を打ちました。
サプライズで一曲「アメイジンググレイス」の歌唱も!
講堂内は割れんばかりの歓声に包まれました。
ブースNo.1を決めるT-1グランプリ
前半後半それぞれ2人が優勝。
見事優勝を勝ち取った2人からコメントが届きましたので掲載致します。
末永さんからのコメント
この度は素晴らしい賞をいただきまして本当にありがとうございます。
私の留学タイトルは「水道もガスもないタイの小さな村で、日本人一人で菌を使った農業研究に奮闘!」です。留学するにあたって、たくさんの壁がありそれを乗り越えるために努力して泣いて笑っていろんなことを学んだ留学でした。
このような留学の機会をいただきましてトビタテ留学Japan関係者、支援していただいた方々に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
また、トビタテ留学Japanに応募を迷っている方は、挑戦するだけで成長できるすごいプロジェクトなのでぜひ挑戦してみてください。
桑島ゆうさんからのコメント
“新しいテクノロジーを使った未来のロボット"をテーマに重宗弘毅さん(トビタテ3期)と共にブース展示を行いました。
私は今までにない静かに駆動する動力源を、そして、重宗さんは自家用プリンターで作成する紙のロボットを展示しました。私たち二人は学生時代、同研究室の先輩後輩という関係で、研究活動を通じて苦楽を分かち合った仲です。そんな私たち二人で、ご来場する皆様をあっと驚かせようと、今回の出展を決意しました。結果、T1グランプリで賞をいただくことができ、誠に光栄です。是非とも、私たちの今後の活動を応援してください。
トビタテ文化祭をともに作った仲間たち
全ての企画を半日に盛り込み「ずっと飽きずに楽しめる」構成が実現し、最後まで多くの方に見守られ、無事閉幕することが出来ました。
トビタテ留学JAPANプロジェクトディレクター船橋さんより頂いた言葉をお借りするとすればまさに
「伝説をつくった」文化祭となりました。
そんな伝説を共に作り上げた仲間を紹介します。
トビタテ文化祭専用アプリ
当日文化祭のアプリを制作した大西翔太さん
当日プログラム、出店者の紹介、抽選企画、T-1グランプリの投票まで
全てまとめた「トビタテ文化祭」専用アプリケーションを制作して頂きました。
企画全体のクオリティがアプリ誕生にうよりグッと上がったのは言うまでもありません。
ポスター・webサイト制作
ポスター・webサイトを制作した氏家瑠美さん
デザイン起こしから、web管理まですべて1人でこなしてくれました。
彼女が手掛けた風船のデザインは会場の顔となり、文化祭をより華やかに仕上げてくれました。
CM作成
CMを制作した幡谷拓弥さん
当日の集客にも大きく貢献してくれた幡谷さんのCMは当日の会場でも上演されていました。
来場者の方が一度は足を止め、みてくださっていたのも印象に残っております。
メイン絵画
メイン絵画を担当した新井田ひなのさん
ラウンジ中央に自身の留学内容でもある「よさこい」をテーマに圧感の絵を展示してくれました。抜群の存在感がある絵には実は秘密が,,,小さなトビタテマークが隠されていました。
お気づきになった方、いらっしゃいますでしょうか?
最後に
そして当日は約30人のスタッフの方に支えて頂きました。
日本各地から応援に来てくださいり、改めてトビタテの絆の強さを実感しました。
最後にこの企画の運営を共に務めて、まとめあげてくれた8人の運営メンバー。
また共催として深く企画に携わり支えてくださった事務局の方に深い感謝を申し上げます。
冷静で的確、そしてなにより本当に力強いチームでした。
そして何より、当日お越し下さった来場者の皆皆様。
お足元の悪い中、お越しくださり大変有難うございます。
皆様にとってこの文化祭が何か新しい「発見」「きっかけ作り」となりましたら
運営一同、こんなに嬉しいことはございません。
そして、これからも何卒「トビタテ留学JAPAN」をよろしくお願い致します。
トビタテ文化祭実行委員