【報告】学生のためのマネーリテラシーの話(オンライン開催・学習pf)

2021年2月28日

学生のためのマネーリテラシーの話

皆さんこんにちは!!とまりぎ東北の尾留川です。

今回は、2020年5月9日にオンライン開催されたとまりぎ東北と学習PF(トビタテ事務局)の初コラボ企画、「学生のためのマネーリテラシーの話」についてお伝えしていきます!!

セミナーの講師はトビタテ事務局の中谷裕次さんで、参加者数は驚異の約200名!!!

とまりぎや学習PFのイベントに初参加の方も多く、オンラインでは、かつてないほどの盛況ぶりとなりました。今回のセミナーは、“お金についての知識を学ぶこと"を目的とした講義を中心に、チャットでの意見交換や少人数でのディスカッションも交えて行われました。

講義中は、「頭をフル稼働させ、一言も聞き逃せない!!」非常に濃密な時間となりました。

セミナーは以下のコンテンツで行われました!!

お金(通貨)の意味

初めのトピックは「お金の意味」について。様々なお金のイメージがありますが、お金の意味とは、「集団から認められた信用を数字化したものである」とのこと。「信頼がゆらいだ時にはお金はただの紙束になってしまい、お金に価値があるのは、お金に価値を認めている集団がいるから」、だそうです。

たしかに、ジンバブエドルのように、信用を失った結果ハイパーインフレになり、結局お金として使用されなくなった例もありますし…。改めて意味について聞き、なるほどなぁと納得しました。

 

お金や物の価値基準って?

お金や物の価値基準とはズバリ等価交換の原理。「"お金・人・もの"を工夫すると、どれだけの可能性が広がるのか!?」、その意識を研ぎ澄ますためのクイズが出題されました。

「あなたは、現在1万円を持っています。この"1万円"で等価交換の原理を使うと、どのように有効活用できる"価値"を見出せますか?」

グループ毎(約5人/1グループ)でディスカッションして出された回答は、

  • 長期的に価値があるものにお金を使う
  • 資格勉強のための資金(講座・参考書)として自己投資
  • 株・為替等で増やす
  • 美味しいものを家族や友人と食べる     などなど

“お金・人・もの"を有効活用するいろんな視点からのアイデアが出されました。

結論としては、「1万円をどういう風に使うかは人それぞれの価値観があるから正解はないが、納得して使うことが大事!!」とのこと。皆さんもお金の使い方について、自問自答してみてはいかがでしょうか?

 

お金の色について

お金は「どういう経緯で手に入れたお金なのか」が"色"として反映されるため、"人の感情の背景をどれだけ想像できるか"、が大切。という話から、2つ目の問題が出題されました。

「トビタテ!留学JAPANのお金の色は、どういう"色"とみなさんは考えていますか?」

このパートでは、トビタテ!留学JAPAN のお金に込められた"色"についてグループ毎に話し合いが行われ、その後に回答が全体で共有されました(*ここでいう"色"は、"思いや背景"などの概念的な意味合いを含みます。)。

  • 若者の将来への期待を込めた意味から希望の黄色!!
  • 何色にでもなりえる白色!
  • 様々な色に変化して一つの色にはなりえないから虹色!
  • “磨いて光る色”モノでたとえると泥団子(茶色!?)     などなど

磨いて光る色を“泥団子”と表したオリジナリティ溢れる回答には、一同大絶賛!! 全体で回答をシェアすることで、新たな発想を取り入れることができました。

 

暗号資産(仮想通貨)という概念が既存通貨に与えた影響とは?

暗号資産や仮想通貨など、名前を聞いたことはあるものの、よくわからないキーワードについて、中谷さんから詳しく解説をいただきました、私自身、仮想通貨に関する知識は不十分な部分もあると感じたので、今後、詳しく調べてみたいと思います。

 

お金持ちは何故、資産が増え続けやすいのか

お金持ちの資産管理における資産配分(アセットアロケーション)を中心に、理解を深めました。これは、ある一つの事柄に投資するのではなく、資産を分散、運用することを前提に考えてリスクヘッジするという概念のこと。日本株式や海外株式、不動産など複数の資産にリスクを分散して、何かが下がったら、何かが上がる関係性をうまく構築する…。アセットアロケーションを上手にできると結果的に資産が増え続ける、とのこと。

このような考え方は他のことにも応用できそうですよね!勉強になります。

 

経済や産業の流れを予測する考え方

未来なんて想像できない!!と私のような若者は思っていましたが、メガトレンド、サプライチェーン、インフラ、バリューのようなキーワードがあり、周辺にアンテナを立てておくことで、経済や産業の流れをある程度予測できる、とのことでした。

現在、新型コロナウイルスの影響でこのキーワードに大きい変化が見られていて、こうした変化への対応が生き残りには重要とのこと。これらのキーワードを意識し、普段から情報収集していくことが大切、と心に刻みました。

 

質問コーナー

最後に改めて参加者からの質問に答えるコーナーを設けました。ここでは、お金の勉強の仕方や、経済の仕組みについてなど、参加者の皆さんの積極的な姿勢を反映した質問が多数飛び交いました!!

予定を超えた3時間でセミナーは終了しましたが、時間が足りない!もっと知りたい!と感じるような熱狂ぶりでした。講師の中谷さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!!!

 

次回のイベントについて

私自身今回のセミナーを聞いて居ても立っても居られなくなり、お金の教養の本を買ったり、金融チャートをチェックしたり、株取引のための口座開設をしたり…と動きはじめました!

参加者の皆さんの中には、このセミナーをきっかけに行動し始めた方も多いのでは…!?

そんな方々に朗報です!!大好評につきマネーリテラシーの話、番外編の開催が決定しました!!!

次回は、「学生のためのマネーリテラシーの話2.0 キャリア形成とお金との付き合い方」と題し、5/27に開催予定です。

詳しい情報はイベントページから確認をお願いします!