第59回とまりぎインタビュー:山崎 咲果さん【女子高生アマゾン熱帯雨林への挑戦】
みなさんこんにちは、高校3期生の積千夏です。今日は国際ボランティアコースでペルーに留学していた山崎さんにお話を伺いました!
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
積)よろしくお願いします!最初に留学をしようと思ったきっかけを教えてください!
山崎)高校1年生の時の英語の授業で、先生がトビタテの案内をしてくれて。海外にも行きたいし、色々な経験したいなと思っていたので、説明会に参加してみたら…これは応募してみようって思いました(笑)部活が厳しくて、夏休みはほとんど部活になっちゃうのも嫌だったので夏休みに海外に行こうって決めました!
積)なんでペルーに留学しようと思ったのですか?ペルーに留学した人とお話しするのは初めてかもしれない!
熱帯雨林ボランティア
山崎)私は高校生の時から農業に興味があって、トビタテで留学するなら国際ボランティアコースだなと思っていました。勉強をしに行くより、経験重視で人と違うことをやりたいなと思っていたので。そこで高校生ができるボランティアを探していたら、ペルーのアマゾン川の熱帯雨林のボランティアが目について。その中に農業のプログラムも書いてあって、熱帯雨林に女子高校生が行ってみたら面白そうだなと思ってペルーにしました!
積)現地ではどんな活動をしていましたか?
山崎)色々な活動がありました。メインの活動は、野生動物の保護とカメの保護、生態多様性の研究でした。野生動物の保護では、数が少なくなっている動物とか、街で仕打ちを受けた動物をアマゾンの奥地で保護をして、元気になった動物を自然に帰す活動をしていました。
積)幅広く活動されていたんですね!
保護していた動物たち
山崎)私が1番好きだったのは、生物多様性の研究・観察で、アマゾンの熱帯雨林をひたすら歩いて、虫を捕まえて、どれくらいの数がいるのか、こんな蝶がいますよ、とかを政府に報告するお手伝いをしました。あとは、木の上にある観察台からバードウォッチングで鳥の観察をして、データをとっていました。
積)バードウォッチングもしていたんですね!本当に幅広い…!
山崎)植物から動物まで色々体験できました!
積)1番心に残っている活動はありますか?
山崎)やっぱり自然が好きでアマゾンにいるって感じられるのが好きだったから、熱帯雨林の中を歩いて色々、植物とか虫の調査をするのは楽しかったです。それで担当のスタッフと仲良くなって2人で3、4時間ジャングルを歩いたことも思い出深かったなと思います。
積)いいな…!
山崎)カメの調査では、川の砂浜みたいなところでテント泊をして、夜中の1時くらいから川沿いを歩いてカメが産んだ卵を回収していました。野生の鳥に食べられたり、町の人が売ることもあるみたいで、私たちが安全なビーチに移して、卵から帰ったら川に戻す、という活動をしていました。なかなか日本では経験出来ないし、印象深かったです。
カメの保護活動での1枚
積)カメの保護活動まで…!本当にすごいですね。
大自然を感じた3週間
山崎)空港も本当に小さくて、そこからボートで1時間くらいの場所にあるロッジで泊まり込みだったので、本当に大自然を感じた3週間でした。
積)すごく羨ましい!その活動が今にも活かされているなと思うことはありますか?
山崎)高校の時の進路選択ですね。その時は理系文系も決めていなかったけど、留学を通して、自分はやっぱり農業とか環境とかに興味があるなって分かったから、農学部に進学しようと決めました。その中でも森林科学とか環境を学べるコースに在籍していて、ここに行こうって決断できたのもトビタテでの経験が大きかったなと思います。熱帯雨林を専門に勉強している訳ではないけど、木とか森が好きっていう元はそこにあるのかなって感じます!
積)今後の目標はありますか?
山崎)基本の基本だけど、英語が話せないのがずっと課題で、ペルーに行った時もそうだったし。1人で行ったことで自信がついて、大学で海外インターン行ったりとか、ゼミでマレーシアの熱帯雨林に行ったり、旅行も含めて海外に行く経験はあったけど、英語が話せないのは…うーん、やっぱり話せるようになりたいじゃん(笑)大学生コースの先輩にも色々な勉強法を教えてもらったので勉強したい!英語を話して、もっと知識の幅を広げたり、海外に人脈をたくさん広げたいです。
高校生の留学をもっと活発にしたい!という思いもあって、自分の体験を発信したり、迷ってる高校生の相談に乗ったりとか微力ながら活動してます。
小さな動きもどこかで誰かの何かのきっかけになれてるんじゃないかって信じてるので、帰国から四年経ってるけど、これからもエヴァ活は続けていきたいです!
編集後記
こんなにも現地で幅広い活動をしている方に会ったのは初めてで、とても羨ましく思いました!そして、本当に経験が活かされているのだなと感じました。ありがとうございました!