第95回とまりぎインタビュー:三次 伶奈さん【ニュージーランドで「ものづくり」留学】

2021年10月25日

 

こんにちは、高校生コース3期の積千夏です。今日は高校生コース4期で留学をし、大学生コース11期で留学する三次伶奈さんにお話を伺いました。

トビタテ!留学JAPANでの留学

三次伶奈さん
高校4期(大学11期)
未来テクノロジー人材枠

ものづくりが学べる!

積)留学をしたきっかけと、ニュージーランドを選んだ理由を教えてください!

三次)小さい頃からずっと留学するのが夢だったんです。一昨年から、留学先のオタゴ・ポリテクニック専門学校と私が通っている高専のプログラムがスタートして。ものづくりを学べる!と思って、やりたいこととビタテが組み合わさって、応募しました!

積)ものづくりって、現地ではどんなことをしていましたか?

三次)パソコンで3D CADっていう設計システムを使ったり、コンクリート造りをしたり、企業訪問をしたりしました。企業訪問では、企業の実際にある問題を解決するにはどうしたらいいか、課題が与えられて、それを自分達の力で考えて最後に、英語でプレゼンをしました。そのプロセスはとても楽しかったです。

積)でも難しそう!どんな課題でしたか?

三次)色々な工場の機械を作っている会社だったんですけど、精肉工場で使う機械も作っていて、バラバラに吊るされた肉の塊(カーカス)を同じ向きに揃えるにはどうしたらいいのか。レールを曲げるわけにもいかない。だから、みんなで磁石の力を使って回転させる、とか考えて。

積)難しい…。

三次)現地校が高専よりも設備が整っていたので、実践的なこともできました。先生に協力してもらって試作品を作成したり、考えたことを実際に形にできる学校でした。ものづくりが成功したという体験が楽しかったです。

「三次」企業課題のカーカスを抱えている三次さん

企業課題のカーカスを抱えている三次さん

積)それは何日間かかりましたか?

三次)それは最後の3日間で仕上げました!

積)え!すごい!

三次)コンクリート造りでも、ただ作るだけではなく、学校の機械で強度を測定しながら作業しました。IT分野も工業分野も実際にものづくりをする、という総合的な視点で幅広く学べました。

積)本当に幅広いですね。辛くはありませんでしたか?

三次)専門分野を他の国の言葉で学ぶのが嬉しかったので、辛くはなかったです。ホームステイだったので、家族もいるし英語も、ものづくりも大好きなので、ホームシックにもならなかったです。もう一回行きたいなと思って、大学生コースで応募しました。

「三次」カーカスの課題解決のプレゼントをしている時の様子カーカスの課題解決のプレゼントをしている時の様子

大学生コース11期生

積)大学生コースではどんな留学をするんですか?

三次)またオタゴ・ポリテクニックに留学します。そこでIT専門の半年で資格が取れるコースで最初に資格を取ります!

積)この留学が今に繋がっているんですね!

三次)フィリピンのウェブ開発の会社で2週間のインターンもしたことがあり、現地のエンジニアの方々の技術力に刺激を受けて帰ってきました。

積)どんなことをされていましたか?

三次)現地のエンジニアの方に教えていただきながら活動していました。実際にどんな感じで仕事しているのか、ランチミーティングにも参加しました。

将来の夢に向かって

積)これからの目標はありますか?

三次)医療関係のエンジニアになりたいです。高校生コースもその夢がメインで留学していました。大学生コースも変わらずに、その夢がメインで留学します。将来、人を幸せにできる医療システムを作りたいと思っています。

積)夢は変わらず、ずっと一緒なんですね!だんだん近づいてきていますね。

三次)夢は変わっていません!

留学した時には、現地の子ども達に化学実験をする、わくわく実験講座を開きました。スライム作りや簡単なことから子ども達に教えました。次の大学生コースの留学でもニュージランドで子ども達とできたらいいなと思っています!今年の3月にシンガポールの高校生にプログラミングを教えるボランティアにも参加してきました。

「三次」ニュージーランドでのワクワク実験講座の様子

ニュージーランドでのワクワク実験講座の様子

 

積)すごく難しそう!

三次)それがすごく難しかったんです。思ったより英語を話せなくて。だからニュージーランドでもっとITの専門知識と英語も勉強したいと思っています!トビタテ生が活躍する姿を見て頑張らなきゃなと思って頑張っています。

積)トビタテで留学してから、シンガポールにも行ってフィリピンにも行って、すごいですね!大学生コースの留学も応援しています。

編集後記

トビタテ生に刺激を受けているとお話しされていた三次さんでしたが、私自身もインタビューを通して、三次さんからたくさんの刺激を受けました。大学生コースでの留学も応援しています。