第99回:植月和輝さん【誰もが安心と安全を。快適に過ごせる空間の創造!~社会人2年目としての決意~】

2021年10月27日

皆さん、こんにちは😉
トビタテ事務局インターン生の梅木太郎です!
今回は、現在ゼネコンの建築事業部で働かれている植月和輝さんにインタビューさせていただきました!

近年、木材の有効利用の担い手として注目されているCLT(Cross Laminated Timber)の利用実態調査や耐震強度の調査などフィールドワークを行っていた植月さん。

現在のお仕事や今後のお仕事の展望などをお聞きしました!

木材に惹かれてイタリアへ立つ!

梅木:久しぶり!今日はよろしくね!

植月:久しぶり!こちらこそよろしく!

梅木:今はゼネコンの建築事業部で働いているんだっけ?

植月:うん。建築の設計・構造計算や設計監理者として現場の検査や施工状況を確認してるよ!

梅木:なるほど!昔から建築には興味があったの?

植月うん!建築の中でも特に木材を利用した建築が好きで大学院では木造建築の知見を深めるために毎日研究に没頭してたな(笑)
留学も木材の有効利用の担い手として注目を集めているCLT(cross laminated Timber)の利用の実施調査や技術交流を主に、大分県におけるCLTの活用方法や課題を見つけにイタリアに留学したんだ!

現地で、建築のヒアリング調査を実施(右:植月さん)

 

梅木:そうなんだ!環境問題への関心が高まりから木造建築のニーズって増えているの??

植月:世界的に見ても省エネ低廃棄の建築ニーズの需要は増えていると思う。まぁ一概に木造建築の大型化が可能になったとしても、他の構造から木造の方がいい!とは言えないんだけどね。
その土地の性質や求められる性能などにもよるから。

 

社会人2年目!!”教えられる”立場から”教える”立場に

梅木:現在のお仕事はどう?

植月:ゼネコンなので、木材だけに限らず色んな構造の建築を扱う設計部で働かせてもらっているんだけど仕事は充実してるよ!仕事も2年目だから段々と業務内容も頭に入ってきて仕事がどんどん楽しくなってきてる!

梅木:おぉ、楽しそう!気になったんだけど、最近、気候変動や震災が頻繁に起きていると思うんだけど、建設の設計をする際すごく大変じゃない?

植月:そうだね。日本は他の国よりも地震が多いから「耐震強度」等については厳格で仕様や計算方法であったりと色々規定されてるんだ。
それに加えて、規準や求められるものも変わっていくしね汗。
あと少しで設計が完成する!そんな時に要望が変わって設計を見直し、、、なんてことも時にはあるし。


梅木:一から作り直しってキツイね。

植月:まぁ、そんな時もあるさ!
今は仕事の範囲以外にも法律改正の動向や最近の建築業界に関する知識を取り入れるようにしている。
設計は一生勉強だと言われるし、新しい知識を常に取り入れて行かないといけないと。
あと、入社1年目の後輩ができてから自分が教える立場にもなってるしね。

梅木:「教わる立場」と「教える立場」ではかなり違うもの?

植月:だいぶ違う気がしてる。教える立場だからこそ、人に分かりやすく伝える伝達力も必要になるからね。幸いなことに僕の後輩はすごくしっかりしていて、知識をいち早く覚えようとしてくれているし、話に少しでも疑問を感じたら積極的に質問や自分の意見を伝えてくれるんだ。だから、自分の知識が正しいと過信していけないな、、、!!ってすごく勉強になってるんだ

梅木:仕事に対して誠実な姿勢が伝わってくるよ!

設計の仕事風景

貪欲な建築欲求が技術革新を生む!?

梅木:今の仕事が充実してるんだなって、よくわかった!仕事、プライベート問わず今後やってみたいことってある?

植月:さっきも話したように自分の建築に関する知識をもっと深めたいと思ってる!
建築と言っても色んな構造があって種類が分かれているし、それぞれにメリットデメリットがあるんだ。だから、設計者によって異なるんだよね。
社内外での勉強会でも、設計者の建築へのこだわりを感じることができるし、自分一人では思いつかなかった角度から建築を視ることができるしね。

梅木:建築へのこだわりかぁ。すごく熱い話が聞けそう!

植月:いつか建築に興味がある人に対して勉強会とかも開催したいとも考えているんだ。
色んな視点から建築や街について考える事で、新しい発想、技術を生み出すために貪欲に知識を吸収する力や、批判的に物事を捉える力を高めあうことができたらいいなと思ってる!

梅木:それもいいね!

植月:留学後に大学や市、様々な方のおかげで色々な場で報告会をさせていただく機会があって。
それをきっかけに建築家として活躍されておられる方々と出会い、彼らと共にフィールドワークをすることによって自分の建築家としての将来像を描くことができたんだ。
だから、自分が成長すると同時に下の世代の成長に繋がる機会を提供する事も少しずつ考えたいって思ってる!

梅木:素敵な展望だね!今日はありがとう!今後の活動応援してる。

植月:こちらこそ!またね!


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