【実施報告】トビタテ学習PFイベント「プチ留学報告会 No.1」をオンラインで開催しました。

トビタテ11期生の重政海都と申します。”日本のエネルギーの将来を考える”という留学テーマで、ドイツの国立研究所でインターンシップを経験しておりました。

今回は、6/5(金)に開催されましたトビタテ学習PF勉強会「プチオンライン留学報告会」第一弾の実施報告をさせていただきます。

新型コロナウイルスの猛威により、留学への思いや計画が頓挫している方が多いと思われる昨今、リアルな留学体験をお届けすることで、留学や海外への思いを再度奮い立たせようではないか、という想いからトビタテ11期生有志によってこの企画が立ち上がりました。

第一弾は30名近くの方々にご参加いただき、共に登壇者である田内大輝くんのリアルな留学体験談を聞き、海外への思いを高めました。

目次

留学の目的
全米1住みたいまち、ポートランドへの留学
「余白の概念」と「日本への想い」
日本の将来、「トビタテ→TOBITATE」の真意とは

1.留学の目的

英語力のアップ、専門性の拡張。

彼の留学の目的はそこにありました。
大学時代で培った”海外インターンシップ運営団体AIESEC”での経験。世界中のトップリーダーに育っていくであろう若者との交流の中で、”こいつらスゴイこと言っているけど、英語が早すぎて全然理解できん…”という思いがあったそうです。そんな挫折が、今回彼を留学へと導くことになりました。

また、中学2年生のときのカリフォルニア州への短期滞在の経験も、大きく後押ししてくれたようです。そのときにできた友人と再会を果たし、刺激を受けたという話は後ほど触れます。

現地でマーケティングを専攻し、また全米一住みたい街でのまちづくりについて学ぶことになります。

2.全米1住みたいまち、ポートランドへの留学

現在まちづくりにおいてまずモデルとして真っ先に名前が出てくるのが、田内くんの留学先であった”ポートランド”。

60万人程度の小さな街ですが、その魅力は多岐に渡るものでした。

住民主体のまちづくり。車なしで移動が可能なコンパクトシティ。消費税がなんと0(驚き!!)。CO2排出量は全米のトレンドに反してマイナス傾向。だけど経済活動も活発で、NikeやIntelといった超グローバル企業の本社を構えるほど。ビール美味しい。

街の魅力はざっとこんなところでしょうか。

経済活動と環境保全の両立って本当に難しいところですが、ポートランドは住民が主体となってそれを実現している。素晴らしい街だと思いました。

ただ、住民主体という自由度の高さはデメリットもあり、その一つにホームレスの多さが挙げられるようです。リベラルな州と街の特徴から周囲からたくさんのホームレスが流入してくるみたい、、、

田内くん自身も怖い思いをしたみたいでした。チェーンソー男に襲われそうになったり、突然足首を掴まれたりと、想像するだけで恐ろしい…大麻が合法等の様々な理由から、アグレッシブなホームレスも多いようです。

これは余談ですが、必ずしもポートランド留学者全員がこのような思いをすることはないようです笑。田内君は特に運が悪かったみたいですね💦
街全体の印象としてとても明るいみたいですので、くれぐれも誤解のないように、ここで断りをいれさせていただきます。笑

3.「余白の概念」と「日本への想い」

そんな環境で彼が手にして帰ってきた重要な気づきとして、「余白の概念」と「日本への想い」があったそうです。

どちらの言葉も看過できない、意味の深い言葉のように聞こえるのは僕だけではないと思います。

まず、「余白の概念」とは、ここでは人との心理的距離を指す、と僕は理解しました。自分の考えや価値観と一致しない人とは上手く付き合うことができなかった留学前の田内くん。”俺には俺の考えがある”と少し突っ張ってしまう人はもしかしたらこの読者の中にも一定数いるかもしれません。

しかし、留学を経験し、多様な考えに触れ、また実力不足を思い知る中で、少し考えは柔和な方向に変化していったんでしょう。

そして前述しました、サンフランシスコにいる友人との中2振りの再会。彼の家はなんとも豪華なおうちで、聞けば父親がお医者さんだとのことでした。

友人は大学を卒業し、就職活動の中で自分と世界の将来について真剣に考えていたそうです。そして田内くんに尋ねました。”日本はどうしてしまったのか”、と。

世界の将来に関して、日本の若者とアメリカの若者が真剣に議論を交わし、その議論は一晩中続いたそうです(少し誇張した表現に関してはご容赦ください笑)。

4.日本の将来、「トビタテ→TOBITATE」の真意とは

ポートランドへの留学、サンフランシスコでの旧友との再会、様々な経験を日本に持ち帰った田内くん。彼の日本への熱い思いは冷めるところを知らず、益々熱くなっていました。

”僕は日本人として必死に足掻いてみたい。健全に競争することが世界社会を成長させると思うから”

この言葉に全てが象徴されていると思います。そしてその思いが今回実際に企画となって動き出しました。その一環が全5回で構成されている”プチ留学報告会”。

多様な留学経験を持ったメンバーで構成されたトビタテ生。その経験は十人十色は勿論、一万人一万色といったところでしょう。そしてこれからもその数は増えていくことでしょう。

しかし、コロナがそれを邪魔する。12期生の方の苦難を想像することは最早僕には出来ないと思います。

留学に行きたくても行けなかった人、海外への渡航を考えていたけどこのコロナで中断になった人、留学を終えてどこか海外への想いが色褪せて閉まってきている人。

様々な人に話を聞いてもらって、海外への想いを高めてもらうことがこの”プチ留学報告会”の目的です。

そして、このプチ留学報告会は、真の目的である”トビタテ→TOBITATE”を達成するための第一段階に過ぎません。

トビタテコミュニティを更に活性化させ、globalな組織へと成長させること。真の目的はここにあります。

海外への想いをより一層高めて、トビタテを世界に通用する組織へと成長させることで、日本社会に貢献していく。

この理念に共感してくれる人が増えると嬉しいな、と願ってやみません。

まとめ

今回は田内くんの留学報告会から始まり、このプロジェクトの真意まで説明してもらう会となりました。 この文章でなるべくこの会の良さが伝わるように努力しましたが、少しでも伝わっていると嬉しいです。

全5回に渡って企画されております、プチ留学報告会。次の登壇者の留学体験も本当に興味深いものですので、関心を持っていただけた方は、是非いらしてください。

そして、少しでも内容に共感いただけた方には、是非とも共にこのトビタテコミュニティを盛り上げてほしいなと思います。連絡ください!!

本イベントは、トビタテ11期有志4名、及びトビタテ事務局の七條晶子さんのご協力の下、企画運営を行いました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

最後に

トビタテ学習プラットフォームでは、今後も随時、企画を実施予定です。
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※トビタテ学習プラットフォーム(PF)とは・・・
トビタテ生の留学後の継続的な成長促進と支援企業等との接点、コラボレーションの創出と同時にトビタテ生コミュニティの活性化を目指すものです。

司会を務めた重政海都がお送りしました〜。

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Posted by tomarigi_kanto