第21回:渡邉 洸さん(理系、融合・複合系コース 8期生)

2019年8月26日

渡邉 洸さん(理系、融合・複合系コース 8期生)

友達に会いにスペインへ!グラナダでの一枚

こんにちは!トビタテ9期、事務局インターンの若林里咲です!今回は今年から社会人としてDeNAで働き始めたトビタテ8期生の渡邉洸(わたなべこう)さんの留学ストーリー。理系としてPhDに行くか、企業で働くかという迷いがあった中、留学経験は今の洸さんにどんな影響を与えたのでしょうか?

インタビュイー

渡邉 洸(わたなべ こう)さん
出身校:奈良先端科学技術大学院大学・情報科学研究科
留学先:ドイツ・カイザースラウテルン(ドイツ人工知能研究所)
留学期間:6ヶ月間(2018年4月〜2018年10月)

楽しみながら、ドイツで研究留学

若林)こんにちは!お仕事おつかれさまです!もうすっかり社会人として活躍されていますが、トビタテではどんな留学をしていたんですか?また、留学の理由も教えてください!!

渡邉)昨年、ドイツ人工知能研究所に半年間留学していました。動機は大きく3つあって、 アジア以外の国に行って現地に住み価値観や経験を広げること、海外就職か日本就職か最初の社会人キャリアを決めに行くこと、そして 最先端の研究に携わることを目的としていました。

若林)人工知能の研究ですか!面白そう!どんな思いで留学に行っていたんですか?

渡邉)研究成果は必ず持ち帰る意識で留学してました。成果としてはUbiCompっていうUbiquitous Computingの分野のトップ会議に参加できたってところが大きかったかな。一方で、留学中はとにかく毎日楽しむことを一番にしていて、友達からの誘いは一度も断らなかったです。そのお陰でたくさんチャンスが生まれたと思います。

若林)楽しむことは大切ですよね!そこから見えてくることも沢山あるし。留学中、何か衝撃を受けた印象的なエピソードとかありますか?

渡邉)スペイン人の友達の家に行った時、友達に空港で会った瞬間、「家が3つあるんだけど、プールのある家、海の近くの家、街中の家、どの家に今日は遊びに行く?」って聞かれた時に世界違うなと思っててビビッ!てきましたね。人間、常識に囚われる生き物だなと思って、もっと欲張りに夢を描いても良いのだなと感じてから、沢山叶えたいリスト作ったりしてます。

若林)家が3つかぁ…それは衝撃的(笑)。確かに人って自分の周りの環境が常識って思っちゃいがちかもですね。

渡邉)そうそう!あとこのドイツ留学がきっかけでスペイン語の勉強も始めたんだよね!スペインに行った時、英語が全然通じなくて、やばいなって思って(笑)。

若林)すごい!洸さんは英語も中国語もできるし、スペイン語も話せたらもうほぼ世界制覇できますね。

ドイツの留学先の友達との集合写真

PhD?就職??DeNAのエネルギーに惹かれて

若林)留学話を聞く限り、在学中にかなり研究を成果を上げていたようですが、博士に行こうとか思わなかったんですか?理系研究者なら多くの人が迷うところだと思いますけど…。

渡邉)実はお世話になった先生方や先輩、沢山の人からドイツに行くことを勧められてドイツでPhDに行く気になってました。ドイツだとPhDも給与それなりにもらえるし(笑)。ただ、立ち止まって、自分の現状を把握した時に、PhDに進む道も面白いけど、生活の大変さや、どんな毎日が続くか、例えば食事が偏ったり、研究へのフルコミットしなきゃいけなかったりが想像がついて、まずは日本で形に捉われない経済基盤を作って、海外にどんどんチャレンジにしていくことに決めました。

若林)なるほど、より自由にチャレンジできる道を選びたいと思ったわけですね!そんな中で今のお仕事を選んだ経緯を教えてください!

渡邉)DeNAに就職したのは、最初に会った人事の方が魅力的で、「日本から世界を盛り上げたい」って気持ちを真摯に聞いてくれたのが惹かれた理由です。その後、会社説明会でDeNAの南場に会って、なんだこのエネルギーって思って入りました!今はエンジニアですけど、技術とかどうでもよくて、社長やそこで働く人のエネルギーで入社を決めました。さらに、DeNAは副業オッケーで、外でのチャレンジも支持してくれています。会社に興味があれば僕に連絡ください(笑)。

若林)周りの人や環境はほんと大事ですよね!刺激を受けられる環境にいることが、自分の成長に繋がる感覚、わかります。

 

「高い視座」に「人脈」… 留学から得られること

日本の教授とドイツ人工知能研究所の所長と

若林)では、洸さんにとって留学の価値ってなんだと思いますか?

渡邉) 選択の質が研磨されることですね。留学は「目的」を持ってそれを達成しに「慣れない地」で「挑戦すること」です。この経験で新しい挑戦への恐怖がなくなり、社会人でもチャレンジ出来る人になれると思っています。それを意識して留学すれば、だけど。それと、人間の決定はすべて過去の経験に基づいて決まってて、留学の経験は視座を高めてくれると思います。「日本ではこうだから」から「世界ではこうだから」と考え方が大きく広がるんだよね。 そういう意味では宇宙にも行きたい(笑)。

若林)確かに留学それ自体が大きなチャレンジだから、どんな留学であれ終えるとちょっと自信がつきますよね。そして次は宇宙進出ですか!いいですね!!未知の世界を見るのってワクワクするし。因みに社会人になったからこそ感じるようになった留学の価値ってありますか?

渡邉) 人脈が広がることは留学の価値だと思っていて、社会人になってからはその繋がりが想像以上に大事だなって感じる。他にも、初めて合う人の心の窓を「留学行ってました」っていう言葉で簡単に開けたりするのも留学ありがたいなって思う!

若林)確かに「留学に行っていた」は強いアイデンティティになりますよね!

 

「トビタテは、価値だらけ」

若林)社会人になっても、トビタテに関わっていきたい!って思ったりしますか?

渡邉)トビタテは間違いなくいいコミュニティだと思う。みんなポジティブだし、積極性があるから。そういう意味で、トビタテは価値だらけです。そしてこのコミュニティを機能させるためにはトビタテ内から「行動する人」を増やすことが大切だと思っていて、世界に影響を与えていく人を沢山出していくために、ガンガン挑戦して、背中で見せて、一緒に踊ってくれる人を増やし、貢献します!

若林)さすが!私も洸さんを応援していますし、自分も頑張らないとって思います!!それでは最後に、これから留学に行く後輩たちにメッセージがあればどうぞ!

渡邉)まず、目的はしっかり持ちましょう。ピンと来ないかもしれないですけど、目的を持っていつまでにそれを達成するかを決めていく人と、そうでない人では留学の価値が大きく違います。よく分からなくて良いので、友達は10人作るとか、近隣国4カ国行くとか、小さな目的を持って一個一個達成していくと現地で新しい目的・目標が出来てその毎日がどんどん夢に近づく自信になります。

若林)目的意識は大切ですよね。特に数字の入った目標はすごくパワーがあると思います。

 渡邉)あとは、必ず自分と向き合う時間を作ってください。僕の場合黙ってても向き合う時間ができてました。向き合ってたのは「日本で働くか・・・ドイツで働くか・・・」何が正解かは分からないけど、ここで向き合ってた時間が今の自分に「決断したんだからやり抜きなさい」「お世話になった人に、めっちゃ成長したなって言われなきゃ恥ずかしいし、失礼だぞ」と思わせてくれます。この意思は何事にも変えられない経験や価値になってます。色々言いましたが、とにかく楽しんで!全部を楽しむことが、自分の力になります!

若林)力強いメッセージ、ありがとうございました!!

 

インタビュアー

若林 里咲(わかばやし りさ)
トビタテ!留学JAPAN 9期生