第17回:栗田 真由子さん(多様性人材コース、7期生)
皆さん、こんにちは!トビタテ7期生の梅木です!!
今回は”YOSAKOIを日本と世界を繋ぐための共通語にする!”をテーマにバスク(スペイン)に6か月留学していた栗田真由子さんをインタビューさせていただきました!!
よさこいを通じて同じ時間・空間を共有すれば人種、ジェンダー関係なく繋がれるはず。そんな強い想いが栗田さんをバスクの地へ駆り立てました。栗田さんのよさこいにかける熱い想い、今後の展望をお話していただきます!
目次
可能性を感じた、よさこいに
(梅木):はじめまして!今日、お会いできるのを楽しみにしておりました!どうぞよろしくお願いします。
(栗田):こちらこそ、よろしくお願いします!!
(梅木):栗田さんは”YOSAKOIを日本と世界を繋ぐための共通語にする!”をテーマにバスクに留学されていたと思うのですが、よさこいに興味を持ったきっかけを教えていただけますか?
(栗田):はい。小さい頃はかなり消極的な性格だったんです。クラスでも手を挙げて発信することができなくて…でもそんな自分を変えたい!と思ってヒップホップやフラメンコなどダンスを通じて自分を表現することを始めました。大学では学生団体に入ってよさこい踊りを始めました。
(梅木):自分を変えたいが始まりだったんですね。数あるダンスの中でどうしてよさこいを選んだのですか?
(栗田):よさこいって伝統的な日本の踊り例えば盆踊などと違って、宗教的な意味合いは全く含まれていないんですよね。だから国を超えて、年齢、性別問わず誰でも楽しむことができるんです。よさこいを通じてさっきまで全く知らなかった人が一緒に踊りながらその空間を楽しんでる、この光景って本当にすごい事なんですよ。よさこいで誰もが対話と交流を通して繋がることのできる場を創りたい、この想いがあるからよさこいを心から楽しんでる自分がいるんだと思います。
踊り子としてステージで踊る栗田さん
(梅木):偶然出会った人と仲良くなれる空間、言語じゃなくて踊りを通じて繋がることってすごく素敵ですね。 栗田さんのお話をお聞きしていると、よさこいにすごい可能性を感じます!
(栗田):ありがとうございます!
(梅木):どうして留学先はバスクだったのですか?
(栗田):歴史的な背景からバスクはスペインとは異なった文化を育んでいるんですよ。バスクのことを調べていたら外の文化に排他的であると聞いたりしました。そんな土地でよさこいを通じて誰もが繋がる空間を創れたら素敵じゃん!って思ったんですよ(笑)
(梅木):行動力がすごい(笑)よさこいで誰もが楽しめる空間を演出すれば更によさこいの可能性が広がりますもんね!
バスクで夢を叶える
(梅木):留学ではどのような活動をしていましたか?
(栗田):交換留学先でスペイン語やバスク語はもちろん、メディア学やバスク文化を中心に学びました。その中でもメインの活動はよさこい文化を発信して交流の場を創ったことでした。
(梅木):何かイベントを開催されたのですか?
(栗田):はい。JAPAN WEEKENDという日本のコンテンツを発信するイベントの中でよさこいを発信する企画をしました。1万人来場者規模の会場で自分の企画を実現することができました。
(梅木):規模がすごい..!! イベント当日はどんな様子でしたか?
(栗田):繰り返しになるのですが、私は誰もが交流できる空間をよさこいで創りたいという想いがあったので、来場者もみんなが一緒になって踊りに参加できる”総踊り”を企画しました。また、講演以外の時間はYOSAKOIブースを設けてよさこいに関する展示、衣装の試着や鳴子体験をできる場を創ったりなど、直接来場者の方と交流できるセッティングもしました。
(梅木):総踊り、すごく活気がありそうですね。
(栗田):すごかったですよ!ブースには総勢でも100人以上参加して、みんながよさこいの掛け声を言ってくれたり、今までよさこいを知らなかった人が、よさこいを通じて繋がる空間が今、目の前にあることに感動しました。演舞後の鳴りやまない拍手と歓声は鮮明に覚えています。
JAPAN WEEKENDでよさこいの”総踊り”を開催
https://www.youtube.com/watch?v=PU4NK5eNmgw&t=1s
総踊りの時の様子
(梅木):まさに、栗田さんの目標としていたよさこい文化を「交流のきっかけ」として発信することができましたね!!
(栗田):はい!イベントを終えて諦めずにやってよかったです。正直、このイベントが成功するかすごく不安だったんです。私以外の踊り子がわざわざ日本からバスクまで来てくれるのか、イベント当日は来場者が総踊りに参加してくれるかとか、挙げたしたらきりがないんですけど。
ただ、「やりたい」気持ちを信じて「行動に移す」、くじけそうになっても「やり続ける力」があれば夢が叶うことを実感しました。
そして、私の夢のために時間や労力を惜しまず助けてくださった方々に本当に感謝しています。自分ひとりで抱え込まないで誰かに相談することで道が切り拓くのだと留学を通して学びました。
衣装衣装を着た来場者の人たちと記念撮影
1人ひとりが繋がる場を
(梅木):留学を終えて現在はどんな活動をしていますか?
(栗田):昨年の夏に、大学生活の全てをささげた学生よさこいチームを引退して就職活動をしていました。無事に就職活動を終え、高知県よさこいアンバサダー絆国際チームというよさこいチームで世界18カ国総勢105名の踊り子と共に高知のよさこい祭り出場に向けて練習をしています!!私は踊り子のほかにも、東京支部の運営と原宿スーパーよさこいの担当も務めています。絶対に楽しいので是非、来てください!
(梅木):帰国後もよさこいに関わっているのですね!
(栗田):はい!お祭りという誰もが参加できて、出会って、踊って、繋がり分かち合える文化をよさこいを通じて世界に発信し続け、一人1人が繋がりを感じることができる場を広げていきたいですね。
(梅木):素敵な夢ですね、応援しています。栗田さんは人と人が出会い繋がる場を創造することに重きを置いておられると思うのですが、入社した企業ではどんな活動をする予定ですか?
(栗田):私が入社する企業は、歴史的建造物の利活用と運営により日本の価値のある文化を紡ぎ、地域創生に本気で取り組んでいるベンチャー企業です。なので、国内外から沢山の人が地域に人が訪れ、暮らし、働き、交流が生まれる町の仕組みづくりに関わっていきます。
(梅木):日本の建造物をリノベーションして、人が集まる仕組みを創るって面白いですね。
(栗田):もともと留学する前から日本の文化を世界に発信したいという想いは強くあったんですよね。だからすごく働くことにワクワクしています。
(梅木):こっちまでワクワクしますね(笑)よさこいもお仕事も応援しています!!
では、最後に先程お話していたイベントについて詳しく教えてください。
(栗田):はい!8/10(土).11(日).12)(月)は高知の「よさこい祭り」で踊り子として参加します。
8/24(土),25(日)は原宿表参道元氣祭でよさこいを踊ります!誰もが楽しめるイベントなので是非、足を運んでみてください!!
(梅木):私事ですが祖母の家が徳島なので、「よさこい祭り」に参加します!本日はお忙しい中ありがとうございました。
(栗田):こちらこそお話ができて楽しかったです。ありがとうございました!
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