第36回とまりぎインタビュー:宮嵜 太樹さん【テンペ職人誕生。夢を語る。】(後編)
今回はインドネシアへ留学していた宮嵜くんの帰国後の活動と今後の夢について語ってもらいました!
目次
現在の活動
遠藤)帰国してからすぐテンペ作りをしていたの?
宮嵜)実は帰国後すぐはテンペ作りしてないんですよ。日本に帰ってからはせっかく2年もインドネシアに留学していたのに、インドネシアと関わらないのはもったいないって思って翻訳や通訳の仕事とかで三陸横断などしていました。けれども社会問題に貢献したいとsいう気持ちや、生まれ育った地元・相模原のために恩返ししたいなあ〜という気持ちを抱えたままモヤモヤしたまま仕事をしていたんですよね。ある時、地元の商工会で「津久井在来大豆」を普及させたいっていうプロジェクトを聞いた時に、「僕インドネシアのテンペっていう大豆で作られた食材知ってますよ〜」っていうところから始まったんです。
高齢化社会と言われる日本でお年寄りの方に健康に必要なタンパク質を摂ってもらうことと、地元の大豆を使った僕にしか出来ないテンペ作りによって、お年寄りの健康を支えなおかつ地域振興や地元に貢献できると思って「テンペ職人になろう!」って決意しました!
遠藤)たしかに、宮嵜くんにしか出来ないことだね!!!具体的にテンペのどんなところが高齢者の健康に良い影響を及ぼしているの?
宮嵜)介護センターの人曰く、高齢者の方はタンパク質が不足がちで筋力が衰えていくので、少しつまづいたりするだけで寝たきりになってしまうかたも少なくはないそうなんです。筋力の維持に必要なタンパク質は肉や納豆から摂取することができるけど、お肉は高齢者の方にとって食べにくいし消化しにくい。納豆だと食べ方が限られてしまいますよね。
遠藤)たしかに!
宮嵜)だけどテンペは揚げてもいい、煮ていい、焼いていいんです!調理しやすい食品なんですよ。揚げるとフライドポテトみたいってよく言われます!
(実際に宮嵜くんの実家の飲食店でも出しているテンペフリット)
今後やりたいこと
遠藤)今後はどんなことやっていきたいって思ってる?
宮嵜)僕はテンペ作りを通して社会貢献をしたいって思ってます!将来的には僕が作っているテンペ工場を障害のある方の研修の場にしたいんですよ。今そういった人たちが働く前に研修できるような場所が少ないっていう現状があります。今までは自分がトビタっていたけど、今度は誰かがトビタテる場を作りたいんです!!あとは面白いことを始めたり、手伝えたらいいなって思ってますね!
遠藤)すごくいい夢だね!これからもテンペ作り頑張って!応援してます!これでインタビューは終わりです。ありがとう!
宮嵜)ありがとうございます!頑張ります!
編集後記
インドネシアにゴミ問題で留学していた宮嵜くんが帰国後テンペ職人になっていたのは、個人的にすごく驚きました。しかし留学やテンペの話を聞いていると、常に熱い想いを持って物事に取り組んでいるんだなと思いました。テンペで社会貢献、頑張ってください!
これを読んでいるみなさんもテンペを食べてみたいと思った方もいるのでは??
宮嵜くんが作るテンペ食べたい方はこちらから!