第60回とまりぎインタビュー:佐藤 優樹さん【世界で弱い立場にある人の手助けをする】
みなさんこんにちは、高校生コース3期生の積千夏です。同じ3期生でアイルランドに3週間留学していた佐藤優樹さんにお話を伺いました!
目次
トビタテ!留学JAPANでの留学
積)よろしくお願いします!留学のきっかけを教えてください!
インドでの研修がきっかけで
佐藤)高校1年生の夏にインドに研修に行ったんです。ハンセン病の家族や親を持つ子どもが通っている学校を訪問しました。その人たちと交流した時に、すごく明るくて、簡単に言うと、すごく良い人達だったんですね。それでも、その人たちがハンセン病の親族がいるっていうだけで、社会から迫害されていると言う事実を知って、偏見による迫害を無くしていけたらいいなって思ったんです。
積)高校1年生の時からインドに行って、色々なことを思ったんですね。
佐藤)そこで、ジャーナリストとして活動していくことが一番いいかなと思ったんです。じゃあ、ジャーナリストになるためには何をすればいいかなって考えた時に、英語だ!と思ったんです。単純なんですけど(笑)今はジャーナリストを目指しているかというと、変わってきているんですけど。
積)インドでの研修が大きなきっかけだったんですね。現地では語学学校に通っていたんですか?
佐藤)語学研修だったので午前中は授業受けて、午後はアクティビティーでした。
積)どんなアクティビティーでしたか?
佐藤)色々な国から英語を勉強しにきている学生、イタリア人とかスペイン人とかとPVを作ってみたり、美術館や博物館に行きました。
MV撮影中の仮装、イタリア人の友達との1枚
空港のロビー出たら誰もいない!
積)大変だったことはありますか?
佐藤)飛行機の乗り継ぎの時間が短くて、荷物がアイルランドに届かなかったんですよ。それで、書類を書かされて1時間かかったんです。その書類を書いている間に迎えにきていたドライバーが帰っちゃって、空港のロビー出たら誰もいなかった(笑)電話も使えなくて、空港の案内所で電話を借りて、ドライバーに電話かけたら「1時間も待ってたんだぞ」ってキレられて(笑)それで、受け入れ先に電話したら、別の方が迎えにきてくれました(笑)
積)初日で…(笑)大変すぎる。
佐藤)初日が1番大変でしたね。死ぬかと思いました(笑)
積)現地での活動が今に活かされているなと思うことはありますか?
佐藤)3週間で英語が伸びると思っていなかったんですけど、帰ってきたらそれなりに話せるようになっていて。僕自身にとって、この留学は大きいイベントではなくて、高校の時の留学は、もう一度また留学したり、これから職業に就くための1つの段階に過ぎないので。1つの階段のステップとして今も活きているなと思っていますね。
積)3週間で結構英語って伸びるんですね!
佐藤)そうですね、僕も親に3週間で伸びる訳ないって言われてんですけど、ドライバーのおっちゃんに電話かけた時と、帰国する時にホストファミリーにお別れを言っている時とでは、英語のスピードもコミュニケーションの取れる範囲も広がっていて、確実に英語の力はついたと思います。
途上国の経済発展の手助けをする
積)今後の目標はありますか?
佐藤)留学を終えた時に色々な職業を見て、夢も変わっていて。今目指しているのは、JICAの職員としてどこかに駐在して、途上国の経済発展の手助けをすることです。大学では国際政治学と国際経済学とかを組み合わせて、世界の出来るだけ多くの人にとってプラスの政策とは何かを研究していく学部で勉強しています。自分が東南アジアとかアフリカに行った時に何をするべきかというのも学んでいます。
積)JICAを目指そうと思ったきっかけはあるんですか?
佐藤)元々、僕自身の根底にあるのがジャーナリストを目指していた時も今も変わらなくて。世界で弱い立場にある人の手助けをする。自分の力で生きていけるような手助けをしたいっていうのは根底にあって。
積)色々な手段がありますもんね。
佐藤)勉強すればするほど、選択肢が増えていく感じですね。
トリニティ・カレッジ前にて友人との一枚
積)大学でも留学を考えてますか?
佐藤)フランスに行きたいと思っています。留学先に、モンテスキューの出身校のボルドー大学があるんですよ。フランスって色々な思想が生まれた場所じゃないですか。そういうところで生活するというのは、僕が将来働いていく上でプラスになるんじゃないかなと思っています。
積)いい経験になりそう!ありがとうございました!
編集後記
インタビュー後に自分の話で大丈夫かと心配されていましたが、とても良い話が聞けました。目指していることは変わらず、自分の軸がしっかりしていて、とても尊敬しています。これからも応援しています!