第93回トビタテ!起業家インタビュー第4弾:大槻祐依さん 【全てのことは繋がるからチャレンジしてほしい】
みなさんこんにちは!トビタテ10期の内木です!
今回は、トビタテでシンガポールに行き、現在は20代女性向けライフスタイルメディア「Sucle(シュクレ)」やInstagramやTwitterをはじめとするアカウント運用に不可欠な企画・クリエイティブ制作・効果測定などのサポートを行う「SNSマーケティング支援サービス」を行う株式会社FinTを経営する大槻祐依さんに取材させて頂きました!
目次
トビタテ留学JAPANでの留学
所属:株式会社FinT
代表取締役 CEO
国:シンガポール
期間:1年
テーマ:将来起業し日本を盛り上げるためのビジネスを学ぶ
内木:初めまして!本日はよろしくお願いいたします。
大槻:よろしくお願い致します。
自己紹介
内木:まずはじめに自己紹介をお願いいたします。
大槻:はい、トビタテ2期でシンガポールのナンヤン工科大学に1年間将来的に日本を世界に広めるためのビジネスを学ぶために行って参りました大槻祐依です。
現在の所属は株式会社FinT 代表取締役です。大学3年の時の2017年3月に会社を起業しましたので4期目に入ったところです。昨年大学は卒業しました。
起業のきっかけ
内木:ありがとうございます!2017年3月に起業されて今期で4年目とお伺いしましたが、起業されたきっかけはなんだったでしょうか?
大槻:留学行く前の3年生の3月までインターンを3つ経験した関係で、私にとって起業が当たり前で、起業が環境的にやりやすいのはありました。
また、前インターンしていた会社がエグジットしてそれに刺激を受け起業を決意しました。
起業して辛かったこと
内木:元々色々インターンされていたのがきっかけだったんですね。そんな大槻さんが起業されてから一番何が辛かったですか、、?
大槻:最初は金融関係で起業しましたが、方向転換してサービスをやめました。そしてそのタイミングで共同創業者と解散して、一人になりました。この一人になって、サービスを考えている状態が一番辛かったです。
内木:一人になった事ってよりはサービスを考えている状態が辛かったんですか?
大槻:そうですね。一人でもやりたいサービスがあったらよかったです。
サービスを閉じて、どんなサービスをしたらいいのかわからない。この状態になっているのが一人の孤独感より辛かったです。。
サービスが決まり立ち上げているときは走っている途中なので一人だろうと辛くありません。
どのように乗り越えたか
内木:確かにそうですよね、目的がなく、走る事さえ出来ないのは辛いですよね。
そんな辛い状況をどうやって乗り越えたんですか?
大槻:ひたすら頑張るしかなく、頑張れるよう自分をマネジメントするよう取り組みました。具体的には自分はどういうことにストレスがたまるかなどを確認しました。
また、毎日出社して夜遅くまで仕事をしていました。何がやりたいかわからなくても、やりたい事を見つけるまで自分が大切にしたい事や、やりたい事をリスト化したり、市場規模調べたり、競合調査をしました。また、自分のメンターを見つけ、良くフィードバックをもらっていました。出社せずに家にいるとダラダラしてしまい、サボってしまうため意識して出社しました。
内木:自己コントロールは大事ですよね!自分もトビタテの事前研修で習った覚えがあります。大槻さんは実際にどのように把握されたんですか?
大槻:ちっちゃいことでもいいので、自分が喜ぶポイント、失敗するポイントを発見する度にメモしました。例えば、ストレスが溜まったら友達とご飯行く事で解消できる。などです。そして書いた事をその日の夜や次の日の朝に振り返りをしていました。これをする事で自分の精神状況を整えることができ、冷静に仕事を集中して取り組むことができました。
辛い経験から1番学んだこと
内木:なるほど、特に経営者など責任が伴うポジションは常に心を冷静にしておく必要がありますよね。その辛い経験から一番学んだ事ってどんな事でしたか?
大槻:辛いのを乗り越える力だと思います。
事業を作ることは思っている以上に大変な事です。特に事業を生み出す事より事業を伸ばす事が大変です。そして、事業を伸ばすという大変な事を乗り越えるためには、人のためになるプロダクトかどうかというのはとても意識しました。
(事業内容)
トビタテ留学で起業に活きた事
内木:事業を伸ばす事の方が大変なんですね、事業を作り出すことは無知なのでタメになりました・・!
その事業を伸ばす上でトビタテの留学経験が活きた点とかありましたか?
大槻:あります!留学では一番「孤独」を学びました。そしてその経験が今の自己コントロールする事に活きています。当時、留学行く前に日本人とあまり絡まないという事は決めていましたが、私はずっと東京生まれ、東京育ちで大学も東京だったので、ずっと家族や友達がいて、一人になった事はありませんでした。
そのため、留学で初めて一人になって、今ほどオンラインが主流になっておらず、話したい時に誰とも話せず、この孤独がすごく辛かったです。
しかしその時に、辛さから逃げず、自分は友達作ることが楽しいから、友達作ろうと努力したり、悲しかったり辛かったりしたら、決まった公園に行く。などして自己をコントロールする方法を学びました。
最終的には楽しめて良かったですが、本当に辛かったです(笑)
ただ、逃げずに自分に負荷をかけて乗り越えれたのは本当に良かったです!
(留学時の写真)
将来のビジョン
内木:留学中の孤独は辛いですよね、ただそこを乗り越えれたら自信になるのもめっちゃわかります!
そんな色々経験されてる大槻さんの将来のビジョンはなんですか?人生を通じての長期的なビジョンをお聞きしたいです!
大槻:たくさんの側面で、たくさんの人のロールモデルになりたいです。
例えば、知り合いの男の子に、私が載っていたトビタテのポスターを見て、ゆいが行けるんだったらと思い、自分もトビタテを応募した。と言われた事がありました。このように、自分が行動した姿を見て何か新しいチャレンジを生み出していきたいです。
そのためには、自分の会社を大きくしたり、人のために何かしていく事が必要だと思います。そして、自分も起業してみようとか、女性だけど家で何か頑張ろうだったりと、大きさはなんでも良いので、色々な人のロールモデルになっていきたいです。
トビタテ生へのメッセージ
内木:様々なことにチャレンジし、行動される姿がとてもかっこよく、自分も刺激を受けました!ありがとうございます。最後に何かトビタテ生へのメッセージをお願い致します!
大槻:起業も含めて色々なことにチャレンジしてください。
私はスティーブ・ジョブスさんの Connecting the dotsという言葉が好きで、全ての行動に無駄な事はないと思います。興味ある事には全てチャレンジしてください!
そして、起業したい子だったら、最低限インターンなどの働く経験をしていたら起業しちゃって良いと思います。もし起業したいけど、どの分野で行ったら良いかわからない子がいたら、起業するために興味ある事を探し続けるか、会社員になるのも良いと思います。
ただいずれにしても、常に自分が何に興味あるかは探し続ける事は大切だと思います!
編集後記
色々な辛い経験を乗り越えられ、様々な挑戦をされている大槻さんの姿に刺激を受け、
新たな挑戦をしようとする人は多いのではないでしょうか?自分もその一人です!
これからも様々な挑戦をされていく大槻さんに目が離せません。
会社が気になった方がいたらぜひこちらもご覧ください。
今回はインタビューを受けて頂き本当にありがとうございました!