第97回トビタテ!起業家インタビュー第7弾:星野雄三さん 【経営者は〇〇が命です】
みなさんこんにちは!トビタテ10期の内木です!
起業家インタビュー第7弾として、株式会社ふんどし部の代表取締役であるトビタテ1期生の星野雄三さんにインタビューしてきました!
ヘルスケア、ふんどし、フィットネス業界の興味あるトビタテ生には特にオススメです!
目次
トビタテ留学JAPANの留学内容
所属:株式会社ふんどし部 代表
国:イタリア
期間:
2016年10月〜 2017年6月
テーマ:イタリアスーツ留学
自己紹介
内木:星野さん、本日はよろしくお願いします。
星野:よろしくお願いします!
内木:早速ですが、簡単に自己紹介をして頂いてもよろしいでしょうか?
星野:はい、トビタテ1期でイタリアに行き、現在は株式会社ふんどし部の代表取締役をしております、星野雄三と申します。
事業概要
内木:早速ですが、星野さんの事業概要を教えてもらってもいいでしょうか?
ふんどし事業などをやっているとお聞きしたのですが。
星野:はい、メイン事業は、ふんどしの製造販売、ふんどしイベント、フィットネス事業のバディトレをしております。
立ち上げた当初はふんどしの方にも力入れておりましたが、最近はふんどしは現状維持という感じで、フィットネス事業の方に力を入れております!
起業の経緯
内木:色々手広くされていてさすがです!さすがです。
星野さんはまず何がきっかけでふんどし事業をやろうと思ったんですか?
星野:トビタテ留学でイタリアに行った時の経験がきっかけとなりました。
当初、スーツのビジネスがしたくて、伝統的なイタリアンなスーツを学ぶために留学に行きました。
しかし、新参者が相手にされるわけもなくて、様々な苦労をしました。
その中で、日本古来の伝統的な下着であるふんどしを紹介した時に唯一高い評価を受けました。
この経験から、ふんどしをイタリアのスーツのように、海外の人が日本に来た時に記念のプロダクトなるような存在にしたいなと考えました。
(留学時の写真)
内木:トビタテでスーツ留学された時が原体験となったんですね!
次にその中でも、ふんどしファッションショーはどのような流れで始まったのですか?
星野:ファッションショーはクラウドファンディングで資金を募り、行いました!
そして、目標の180万を超え、最終的には200万円以上集まり、渋谷で世界初のふんどしファッションショーを行いました。
当日はクラウドファンディングの支援者の方も含めて、200人以上の観衆が集まりました。
様々なふんどしを身につけた、総勢14名のモデルがランウェイを歩いたり、ふんどし脱ぎ方コンテストを行いました。脱ぎ捨てコンテストは総勢9名の屈強な(一部そうでもない)男たちが、いかに華麗に、そして素早く、さらには面白く、ふんどしを脱ぐことをできるかを競い合いました。
(ふんどし祭の写真)
内木:世界初ってすごすぎます!ふんどしの脱ぎ捨てコンテストは個人的にツボでめっちゃみてみたかったです。笑
最後にフィットネスのバディトレについてお伺いしていいですか?
星野:フィットネスは自体は、元々靭帯を切った20歳の時からトレーナーもやっており、フリーランスとして活動していました。
その経験を活かして、最近は人が続けていくための筋トレコミュニティー形成を考えており、平日の朝から筋トレをライン登録者と行う【 おはようバディトレ】や新たに高いパフォーマンスで「あり続ける」ためのフィットネス、「続けるジム」のサービスを開始したりしています。
事業展開の流れ
内木:なるほど!自分は筋トレしても続かないタイプなので、筋トレが続くようなサービスとても気になりました。使ってみたいです!そこから今まででどのように事業を展開されてきたんですか?
星野:これまでの三年間は先ほど言った、世界初のふんどしファッションショーを行ったり、ふんどしを東急ハンズで販促などをしてきました。しかし、僕は物を売りたいわけではなく、日本といえばふんどしだよねというカルチャーを作りたかったんです。
一方で、事業を続けていく上で、ふんどしが求められているわけでないと気づき、ふんどしよりフィットネスの方に今は力を入れています。
事業を運営する上で一番苦労したこと
内木:ふんどしというカルチャー広めたいというのはとても共感しました。質の高い伝統工芸品はいっぱいありますが、日本といえばこれ、という物は今存在しないですよね。
次に質問の角度は少し変わりますが、星野さんが事業を運営する中で一番苦労したことを教えて頂きたいです!
星野:コロナの影響を受けている今はやっぱり苦労していますね。
インバウンド、アウトバウンドのそれぞれが低下している状態で、今力入れているフィットネス事業のジム運営は直接会わないと価値が発生しないので。
オンラインで指導するとなると、筋肉の動きなどはなかなか二次元じゃ見れないため、受けての価値が下がってしまいます。
内木:たしかに、オンラインだと受けての筋肉の動きはオンライン上じゃなかなか見えなさそうですよね。。。
今は売り上げとかは大丈夫なんですか?
星野:正直、売上は10%くらいになってしまっており、現在は、既存顧客は会えますが、新規の顧客はなかなか会えないのが現状です。一方で、自分たちはまだ、中小企業のため、給付金と融資により、とりあえず問題ないです。
内木:なるほど、給付金や融資でなんとかなっているならよかったです。
(バディトレの写真)
どのようにそれを乗り越えたか
内木:このようなコロナ危機をどのように乗り越えようと考えられているのでしょうか?
コロナ事態は長続きしそうでオフラインで商売していた企業にはほんと厳しいですよね。。。
星野:そうですね、一言で言うとオンライン移行を図り乗り越えようと考えています!
内木:オンライン移行はめっちゃ重要ですよね。
具体き的にどのように移行しようと考えているのでしょうか、、、?
先ほど、オンラインだと筋肉の動きがみづらいとお聞きしたので気になります!
星野:筋トレのコミュニティ作りを考えています。
大学で、人間の行動変容を学び、人間はただしいことだけじゃ変わらないことを学びました。筋トレは体に良いとわかっていても体が動かないように。
また、起業して、バディトレを運営して、実際に事業を回す上でもすごく感じました。
具体的には、コミュニティ形成をして、行動変容をコントロールしていきたいと考えております。
人間というのは強くはないので、大体の行動は何気ない価値観に由来しています。
そのため、コミュニティを形成し、筋トレが楽しいものだと認識してもらうことによって、行動が移しやすいようにサポートしていきたいと考えております。
内木:間違い無いです。。僕もあの人が良いと言っていたからなど、常に誰かの何気ない価値観に影響を受け行動しています。
そのため、コミュニティとして筋トレをサポートしてもうことはとても助かるなと思いました。
星野:ありがとうございます!
この一年で自分たちの価値を高め、筋肉のノーマライゼーション(みんなが同様の生活ができるように支援すること)をしていきたいです。
ガリガリにはガリの筋トレ、マッチョにはマッチョの筋トレがあると思います。
筋トレは15分以内で終わり、効率のいい健康維持方法なので色々な人に届けれるようにがんばっていきたいです。
内木:僕自身は筋肉がなくガリガリで、すこしだけ筋トレしたいとおもっていましたが、筋トレ指導はマッチョの人専用と思い、ハードルが高かったので痩せ体質にも指導しもらえるコミュニティがあったら嬉しいです!
将来のビジョン
内木:ここまでで、どのような事業展開、最近の取り組みをお聞きすることができました!
ありがとうございます。
筋トレのコミュニティ形成を目指す星野さんの将来のビジョンをお聞きしたいです!
星野:僕は人生100年時代において、人生はマラソンみたいなものだと思っています。
これからの時代は、単純にメンタルも含め、身体全て鍛えないと生きていけないと思います。また、人は1人では生きていけず、問題解決は1人でできないとも考えております。
そのため、ヘルスケアに関する問題を解決できるようなコミュニティを作り、人として豊かになれるようなヘルスケアを提供していきます!
内木:確かに、人生100年時代と言われているこの世の中では、メンタルも含めた身体全てを鍛えていけないなといけないですよね。
トビタテ生へのメッセージ
内木:最後に将来起業したいトビタテ生などにメッセージをください!
星野:起業したいなら『「やめる力」を鍛えないといけないと思います。』
トビタテ生は建設的な方も多いと思いますし、多方面に活動されていると思いますが、一つずつしっかり片付け、取り組んでいく、時には明確に捨てる・やめる、こう言うことができるようなるのが経営者の一つのスキルだと思ってます。時に、やめる決断を遅れてしまうことで経営をしていくのに命取りとなることがあります。
ぜひ、「やめる力」を磨いてください!
内木:確かに、経営するにあたって、やめる決断の速さはなによりも重要と他の方からお聞きしたことがあります。
将来起業するなら時にはやめるという決断をしながら、常に最善の選択を取れるようにしていかないといけないということですね。
本日は取材をさせていただきありがとうございました!
編集後記
本日はふんどし関連やオンラインでのフィットネス事業をされている株式会社ふんどし部の代表取締役である大学1期の星野雄三さんに取材させていただきました!
星野さんはコロナの状況下でも経営者として事業の方向性を変えながらも常に前向きに事業を回されている印象を受けました。
新事業を立ち上げた星野さんに今後も目が離せませんね!
(僕も筋肉コミュニティに入り、筋トレしてみたいと思いました。笑)