第58回とまりぎインタビュー:芥川 美沙希さん【次世代の私たちが日本をもっと世界と勝負できるように】
みなさん、こんにちは。トビタテ高校生コース3期生の積千夏です。今回はアカデミックロングコースでカナダに10ヶ月間留学していた芥川美沙希さんにインタビューにしました!
目次
トビタテ留学JAPANでの留学
積)今日はよろしくお願いします!ロングの方とお話できる機会が少ないので嬉しいです!
芥川)ロング少ないですもんね!よろしくお願いします!
積)留学のきっかけを教えてください!
「なにか」いいところを発信したい
芥川)将来何をしたいか考えた時に日本の「なにか」いいところを発信したいと思ったんです。でも、その「なにか」がわからなくて。それを見つけるには海外に留学したら良いんじゃないかと思ったのがきっかけです。
積)10ヶ月間って長いですよね。長い期間留学することにためらわなかったんですか?
芥川)初めての海外がこの留学だったので、まず海外がどういうものか知らなかったんです。だから自分の中で怖いとかはなくて、行っちゃおう!って感じでした。今は、どのくらい大変か分かっているから、この状態で前に戻ったら少しためらうかもしれない。やっぱり無知だったので勢いだけで行っちゃいました。
積)逆に、知らないからこそ怖いではなかったんですね!
芥川)行きたい!やりたい!っていう気持ちの方が強くて。
積)現地ではどんなことをしていましたか?
芥川)現地校に通っていました。毎月アンバサダー活動の報告があったので、月に1回はアンバサダー活動をしていました。みんな日本のことをよく知っていると思っていたので、みんなの知らない日本を紹介しようと最初は思っていたんですけど、あまり知られていなくて。まずベーシックなところからやっていました。
避難訓練をしたときにカナダ人の地震への知識のなさに驚き、日本の避難方法についてプレゼンもしたそうです!
積)毎月違うアンバサダー活動をしていたんですか!ベーシックな活動ってどんなことをしていたんですか?
芥川)全然違う活動していました。日本食を一緒に作ったり、折り紙とか浴衣とか。本当はみんながやっていることはやりたくなかったんですけど、それが1番大事なのかもしれないと思って活動しました。
積)1番心に残ったアンバサダー活動はありますか?
枝豆の紹介
芥川)あります!これが今の大学の進学先と、今から行こうとしている留学先と、これからの目標に全て繋がっています。
カナダにいたメキシコ人の友達に枝豆を紹介したときに、美味しいって食べてくれたんです。枝豆は、カナダでも広まっていなかったんですけど、メキシコでも広まっていなかったみたいで、大人はお酒を飲む時に枝豆も一緒に食べるんだよって話しました。そしたら、その友達がメキシコに帰国した時に通っていたビジネススクールの文化祭で枝豆とビールを一緒に売ってくれたんです。
積)え!すごい。
芥川)初めて自分のアンバサダー活動をしたことが目に見えたんです。そのときに日本の食品をこういう風に伝えられたらいいなって思ったところから、自分の目標が「日本の食品で海外に勝負する」に切り替わったんです。
日本の食品をより流通させるには
積)その出来事が、大学選びをするときとかにどんな風に活かされたんですか?
芥川)メキシコ人の友達から、枝豆を売ったときの活動へのアドバイスが欲しいって言われたんです。自分がアドバイスしていくうちに、ビジネスで日本の食品をより流通させるにはどうしたらいいのか、国独自のマーケティングがあるから、他の国はどんなマーケティングなんだろうって思って、国際経営学部に進学しました。
それぞれの国の人と触れ合うこともすごく大事だなと思って。今は半数が留学生の立命館アジア太平洋大学に通っています。
積)もう次の留学は決まっているんですか?
芥川)メキシコの大学に交換留学で行こうと思っています。今、申し込んでいるので通れば次の留学はメキシコですね。
積)本当に全部繋がっているんですね!メキシコでやりたいことはありますか?
芥川)国際経営を日本で学んでも、それぞれの国にビジネスの特徴があるから、それをしっかり学ぶには現地の大学で学ぶことが大切だなと思って。交換留学でインターンもできるので、それもいいなと思っています。
積)今後の目標はありますか?
芥川)メキシコのビジネスを現実化したいです。そのためには解決しなきゃいけない問題がたくさんあって。例えば、運送するくらいだったら現地で物作った方がいいのか、貧困層と富裕層の差が激しいメキシコでどちらをターゲットにすればいいのか実際に行かないとわからないし、留学に行ったり自分で勉強することで見つけ出して行きたいなと思っています。中南米でビジネスをするので言語も勉強したいなと思っています。
AUA(学生団体)で活動中の1枚
編集後記
大学で、AUA(APU United Ambassadors)という学生団体のなかでConnect the Worldをモットーに国際生と国内生を繋げたり、企業とAPU(芥川さんの在学されている大学)の学生を繋げる団体に所属し、将来の世界と日本の食品を繋げるための経験も積んでいるそうです!様々な活動に参加されている芥川さん。心の底から応援しています!