第3回:橋本工(たくみ)さん(新興国コース 1期生) 後編

2021年10月26日

留学と社会人生活

齋藤)留学経験が今の社会人生活にいい影響を与えたなと思う瞬間はあるかな?

橋本)最初の3年間を振り返ると、人間関係の構築と語学力といったところでいい経験を詰めたなと思う。特に、人間関係という点では、インターン時に上司との人間関係構築に苦労したことが今の職場でとても活きていると思う。

写真:インターン先での同僚と

齋藤)もしトビタテで東ティモールに行かずに、4年間社会人をしていたら、どういった社会人生活を営んでいたと思う?

橋本)少なくとも、もうちょっとしんどいなぁと思っていたかもしれない。留学していなかったら、自分の状況を客観視できなかったかなと。それとトビタテのコミュニティを通して、人と繋がりができたかなと思う。弊社のコーヒーと焙煎機械を導入してくれる業者があるんだけれど、そこにトビタテ生がいたりね。

齋藤)そういえば、コーヒーの取引先にも他のトビタテ生で共通の友人がいるね。

橋本)そうそう。僕らもやっと社会人生活が始まって3・4年が経つんだけれど、雑務が終わる段階に入っていて、外に飛び出す機会が増える中、徐々にトビタテ生との連鎖反応がビジネスでも出てきている気がするよ。

齋藤)それは私も思う。このコミュニティが社会人生活にもどんどん良い影響を与えてくるといいね。最後に留学を迷っている学生にメッセージはないかな?

橋本)「知らない世界に飛び立つことは楽しい」っていうことを伝えたいな。先週、東ティモールで会った韓国人に会いにいったんだけれど、留学の経験があるからこそこういった再会ができるし、それに日本社会にずっと残っているより、自分の考えが凝り固まらなくなったと思うなぁ。

写真:同僚との食事

編集後記

同窓会で初めて会う人はどういった留学経験を積んでいるのかは良く知らないのですが、インタビューを通してそれぞれの経験を聞くと、非常にユニークな留学をしているなと思います。

特に橋本さんの場合、国連開発計画に受け入れてもらい、貴重な経験を積んできており羨ましく感じる時がありました。こういったトビタテ生と、3・4年経ってビジネスで関わってくることがあるというのもこのコミュニティのいいところだなと実感するインタビューとなりました。今後の橋本さんの活躍に期待したいです!

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