第28回:松岡 佑磨さん(理系、複合・融合系人材コース 7期生)

2021年10月26日

こんにちは!トビタテ7期の川口佑磨です。
今回は、同じ7期で同じ名前の松岡佑磨さんにインタビューしました!
画像認識・人工知能で世界トップレベルの研究室での研究留学についてお話しを聞きました。
近畿大学附属広島高等学校・中学校 福山校出身
法政大学 理工学部 応用情報工学科 卒業

 

トビタテ!留学JAPANの留学について

場所:アメリカ メリーランド州
大学:ジョンズホプキンス大学
期間:2017年9月~2018月10月
研究テーマ:世界トップの環境でAI・顔認識技術を研究

 

 

留学のきっかけ

(留学中の写真)

 

口)やっと話が聞ける!(笑)Facebook見てて、留学中、楽しそうだったから早く話したいと思ってたんだよ~。今日は忙しい中ありがとう!

松岡)いえいえ!

川口)まずは、留学しようと思ったきっかけがあったら教えて。

松岡)大学2年の時に、トビタテのことを知って、海外で学ぶ「研究留学」という言葉を知ったから。

初めは漠然と海外に行きたいと思っていて、理系人材の武器として英語力と専門性が欲しいと思った。英語を話せれば、自分自身の可能性も広がると思ったし。

川口)俺も最初、とにかく海外に行きたいと思っていて、語学留学やワーキングホリデーを調べてたなぁ。

松岡)教授に研究留学したいと言いに行ったんだけど、無理だと言われた。

受け入れられるためには、研究における最低限の力が必要だと言われて、研究者としての力が欲しいと思って、プログラミングスキルとか身に着けないといけないって感じた。

 川口)確かに。研究室側も、足を引っ張ってしまうような学生では受け入れずらいよね。即戦力にならなくても、最低限の知識は必要なのは間違いないな。

 

 

 

トビタテ留学JAPANの留学について

川口)留学の内容について詳しく聞かせて!

松岡)目的は、世界トップレベルの環境でAI技術を学ぶこと。大学での講義は受けずに、自分のアイデアを実装するために研究していた。内容は、顔認識についての研究で、精度を向上させるために研究を進めていた。

川口)なんでその研究を始めようと思ったの?

松岡)人工知能に興味を持ったのは、将棋AIが人間に勝った時に可能性感じた。その後、人工知能に詳しい人に出会う機会があって、それがきっかけで人工知能の勉強を始めた。人が見つけられない答えをビックデータを使って答えを見つけたいと思った。

 川口)できていなかったことができるようになったら、いろんな可能性広がるよね。将棋の話、すごく話題になったよね。

留学中、印象的だったことは何?

松岡)中国人の方が日本人よりまじめだったことかな。日本人は真面目だと言われているけど、研究室の中国人はめちゃくちゃ努力して、研究にかなりの時間を費やしていて、しっかり結果も出していた。

川口)俺もニューヨークにいた時、中国人の学生めちゃ優秀だったな。ちょっと危機感感じた。

松岡)留学中、日本人や日本企業をみることはほとんどなくて、現地では存在感のなさを感じた。愛国心が生まれて、日本の文化・政治・経済を変えたいと思った。

日本の教育や経済を変えたいと思って、日本の教育の出口である企業を変えることで、社会の制度や社会全体が変えたいと思った。

 川口)どこの大学行っても中国人いるし、能力も高いからこのままじゃ日本やばいって思った。日本で生活している日本人学生って「やばい」って感覚あんまりないよね。

俺は自分が海外に行って、まずは自分の能力を上げたいと思っているけど、日本に残る人材として、これからの日本社会を変えていってほしい!

そういえば、アウトドア結構いってたよね?

(留学中の写真)

 

松岡)よく知ってるね(笑)友達を作りたいと思っていて、ジムやボルダリングジムが無料で使えたから、スポーツを通じて友達を作っていた。アメリカでは外国人って扱いは全然されなくて、知らない人に普通に道端で話しかけられたり、日本との違いを感じたね。

川口)研究以外で繋がるのに、スポーツいいよね。俺はハイキングに行って、友達作ってたな。俺もニューヨークで歩いてたら、I like your T-shirt!って言われて、全く知らない人にTシャツ褒められたの思い出した(笑)

松岡)そうそう、そんな感じ(笑) 

川口)あのフレンドリーさは、日本じゃありえないよね(笑)

 

 

 

留学を終えて

川口)留学を終えて、半年以上経つけど、これからの活動について聞いていい?

松岡)一人ひとりがやりたいことをやれるような雰囲気を作りたい。人の話を聞くように心がけていて、共感から人の考えや想いを引き出していきたい。今は企業に勤めているけど、子育てとか教育にも興味があって、のちのち起業したいと思っている。自分が不自由に思っていることを変えていって、「勿体ない」を無くしていきたい。

川口)一人ひとりがやりたいことをやれる雰囲気づくりは、特に日本ではめちゃくちゃ重要だと思う。どうしても、同調圧力が強く感じる。俺もちょっと起業考えているから、一緒に夢を実現しよう!

今日は時間作ってくれて、ありがとう!またゆっくり話そう(笑)

 

インタビューアー:川口 佑磨

佐世保工業高等専門学校 電気・電子工学科 卒業
豊橋技術科学大学大学院 電気・電子情報工学専攻 卒業
City College of New York, Electrical Engineering PhD
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