第28回:松岡 佑磨さん(理系、複合・融合系人材コース 7期生)
目次
インタビュイー:松岡 佑磨
トビタテ!留学JAPANの留学について
留学のきっかけ
(留学中の写真)
川口)やっと話が聞ける!(笑)Facebook見てて、留学中、楽しそうだったから早く話したいと思ってたんだよ~。今日は忙しい中ありがとう!
松岡)いえいえ!
川口)まずは、留学しようと思ったきっかけがあったら教えて。
松岡)大学2年の時に、トビタテのことを知って、海外で学ぶ「研究留学」という言葉を知ったから。
初めは漠然と海外に行きたいと思っていて、理系人材の武器として英語力と専門性が欲しいと思った。英語を話せれば、自分自身の可能性も広がると思ったし。
川口)俺も最初、とにかく海外に行きたいと思っていて、語学留学やワーキングホリデーを調べてたなぁ。
松岡)教授に研究留学したいと言いに行ったんだけど、無理だと言われた。
受け入れられるためには、研究における最低限の力が必要だと言われて、研究者としての力が欲しいと思って、プログラミングスキルとか身に着けないといけないって感じた。
川口)確かに。研究室側も、足を引っ張ってしまうような学生では受け入れずらいよね。即戦力にならなくても、最低限の知識は必要なのは間違いないな。
トビタテ留学JAPANの留学について
川口)留学の内容について詳しく聞かせて!
松岡)目的は、世界トップレベルの環境でAI技術を学ぶこと。大学での講義は受けずに、自分のアイデアを実装するために研究していた。内容は、顔認識についての研究で、精度を向上させるために研究を進めていた。
川口)なんでその研究を始めようと思ったの?
松岡)人工知能に興味を持ったのは、将棋AIが人間に勝った時に可能性感じた。その後、人工知能に詳しい人に出会う機会があって、それがきっかけで人工知能の勉強を始めた。人が見つけられない答えをビックデータを使って答えを見つけたいと思った。
川口)できていなかったことができるようになったら、いろんな可能性広がるよね。将棋の話、すごく話題になったよね。
留学中、印象的だったことは何?
松岡)中国人の方が日本人よりまじめだったことかな。日本人は真面目だと言われているけど、研究室の中国人はめちゃくちゃ努力して、研究にかなりの時間を費やしていて、しっかり結果も出していた。
川口)俺もニューヨークにいた時、中国人の学生めちゃ優秀だったな。ちょっと危機感感じた。
松岡)留学中、日本人や日本企業をみることはほとんどなくて、現地では存在感のなさを感じた。愛国心が生まれて、日本の文化・政治・経済を変えたいと思った。
日本の教育や経済を変えたいと思って、日本の教育の出口である企業を変えることで、社会の制度や社会全体が変えたいと思った。
川口)どこの大学行っても中国人いるし、能力も高いからこのままじゃ日本やばいって思った。日本で生活している日本人学生って「やばい」って感覚あんまりないよね。
俺は自分が海外に行って、まずは自分の能力を上げたいと思っているけど、日本に残る人材として、これからの日本社会を変えていってほしい!
そういえば、アウトドア結構いってたよね?
(留学中の写真)
松岡)よく知ってるね(笑)友達を作りたいと思っていて、ジムやボルダリングジムが無料で使えたから、スポーツを通じて友達を作っていた。アメリカでは外国人って扱いは全然されなくて、知らない人に普通に道端で話しかけられたり、日本との違いを感じたね。
川口)研究以外で繋がるのに、スポーツいいよね。俺はハイキングに行って、友達作ってたな。俺もニューヨークで歩いてたら、I like your T-shirt!って言われて、全く知らない人にTシャツ褒められたの思い出した(笑)
松岡)そうそう、そんな感じ(笑)
川口)あのフレンドリーさは、日本じゃありえないよね(笑)
留学を終えて
川口)留学を終えて、半年以上経つけど、これからの活動について聞いていい?
松岡)一人ひとりがやりたいことをやれるような雰囲気を作りたい。人の話を聞くように心がけていて、共感から人の考えや想いを引き出していきたい。今は企業に勤めているけど、子育てとか教育にも興味があって、のちのち起業したいと思っている。自分が不自由に思っていることを変えていって、「勿体ない」を無くしていきたい。
川口)一人ひとりがやりたいことをやれる雰囲気づくりは、特に日本ではめちゃくちゃ重要だと思う。どうしても、同調圧力が強く感じる。俺もちょっと起業考えているから、一緒に夢を実現しよう!
今日は時間作ってくれて、ありがとう!またゆっくり話そう(笑)